最初に訪れたのは、つくし野駅から徒歩10分にある「サンホワイトA-211」の2階のお部屋。成瀬駅へも徒歩15分なので、田園都市線とJR横浜線をダブルで活用には理想的な立地です。ちなみに、つくし野駅のひとつ渋谷側が長津田駅です。外観はなかなかレトロですが、家賃6.7万で約44平米という条件は、町田でもかなりレアですよ！

中に入ってみるとびっくり！見てください、家賃の安さをまったく感じさせないこのリビング！！ツヤツヤのフローリングに、いい匂いのする新品の壁紙。エアコンも新品設置済みでした。もうひとつは6帖洋室で、寝室にピッタリの静かなお部屋でした。お一人様から新婚カップル、小さな子ども一人くらいは快適に暮らせてしまうと思います。

水回りもびっくりするほどキレイでした。45年前の建物なのでお風呂の狭さはどうにもなりませんが、お風呂が小さければ水道代もガス代も浮くので、これはこれで良し。電気代が高騰している昨今、狭さは逆にメリットかもしれません。間取りの割にキッチンは広いので、自炊生活でガッツリ貯蓄したい方におすすめです！

「サンホワイト A211号棟 22号室」の物件情報はこちら

続いて訪れたのは、この連載でも常連の「しあわせ野」のファミリー向け物件群から、47号棟の2階のお部屋。ここの魅力は県境ならではの「静かさ」です。交通の便はイマイチですが、目の前に駐車場があるので安心。成瀬駅2キロ、長津田駅3キロありますが、どちらも「行きは下り、帰りは上り」なので、自転車ならちょうどいいエクササイズになりそうです。

室内に入ると、クルマの音が一切聞こえないくらいの静かさに驚かされます。建物の前の道はほぼ住民だけの道、反対側は山と森なので、窓を開けると聞こえてくるのは鳥のさえずりだけ。「ここは本当に東京？」と耳を疑ってしまいます。14帖の広いリビングには島式のキッチンがあり、森を眺めながら料理ができちゃいますよ！

その他には洋室が2部屋。片方は南向きの8帖で、子供部屋か仕事部屋に良さそうな感じでした。もう一部屋は廊下側の5帖。これは寝室の一択でしょう。水回りもキレイで、エアコンも設置済み。これだけの内容の2LDK・64平米が8万円台というのは、かなり魅力的です。管理費と駐車場を入れても10万にいかないので、静かに暮らしたい方に超おすすめ！

「しあわせ野47号棟 202号室」の物件情報はこちら

続いては町田の神社仏閣を紹介するシリーズ。これまで「町田三天神」のうち「菅原神社」と「町田天満宮」をご紹介しましたが、一つ残しているのが気がかりだったので、今回は残りのもう一つ、「南大谷天神社」に行ってきました。この神社があるのは小田急線玉川学園駅から線路沿いに南下したあたり。近くにある「スーパー三和」が目印です。

南大谷天神社は江戸時代初期の1645年に創建された神社で、1615年の町田天満宮、1630年の菅原神社に比べると少しだけ後輩です。参道入口には石造りの立派な鳥居があり、その先に、しっとりした石段が続いていました。階段の途中にはかつて神社に隣接していた「虚無僧寺南松寺」の本尊を納めた観音堂。さらに階段を上ると本殿が見えてきます。

本殿は「一間社流造」という様式で、手前側に伸びた屋根が優雅で、小さな社殿ながら不思議と身が引き締まります。社務所は通常閉じていますが、その分、人がいることは稀なので静かな時を過ごせます。注目すべきは、石段下と本殿前に鎮座している2対の狛犬。特に本殿前の狛犬は江戸時代の作で、凛々しいシルエットに見惚れてしまいます。

本務社の菅原神社にて拝受しました。

まとめ

今回は2路線利用可能な「成瀬駅東側エリア」にある格安物件を2件、内見してみました。片方は駅徒歩圏で、狭小ながら快適に暮らせる1LDK、もう一方は駅への距離を無視して、静かさ、快適さ、広さ、安さの総取りを目指した2LDKでしたが、それぞれの魅力があり、甲乙付けがたい感じでした。

今回のように、第一最寄り駅だけではなく、第二最寄り駅にも注目してみると、「この辺りって実は、けっこう便利なんじゃない？」という未開拓エリアが見つかると思います。皆さんもぜひ、「見方を変えて探す」ということにチャレンジしてみてください。

とはいえ忙しい一般サラリーマンに、物件情報の海に飛び込めというのは酷な話。そんな時にはプロに頼りましょう。「JA町田市」の賃貸窓口にいるスタッフは、お部屋探しのプロフェッショナル。ご自身の希望を伝えれば、穴場エリアも見逃さず提案してくれるはずです。効率的なお部屋探しのために、ぜひJAの窓口へお出かけください！