町田市の南部、jr横浜線「成瀬」駅を中心に広がる丘陵地帯の住宅地。そこには1970年代、開発の波が一気に押し寄せ、団地、戸建て、アパートなどが数多く建てられました。2020年代、当時ここに住み始めた人々は子育てを終え、または仕事を引退し、ほかに移り住むなどしてファミリー向けサイズの賃貸物件は増え続けています。
とはいえ、この時代の建物はとても頑丈で、リフォームを施して現代化すれば、十分にまだ使えるのが実情。ところが「築年数」に過剰に注目する人が多いため、これらの物件の人気は低調気味で、供給過多な状態が続いています。
これは裏を返せば、「この綺麗さ、広さでこの家賃?」という穴場物件がそのへんにゴロゴロしているということ。今回はそんな物件から2件をピックアップして、内見に行ってみました。さらに後半部分では、「町田の公園」シリーズの第4弾、忠生公園をご紹介します!
町田市の南部、jr横浜線「成瀬」駅を中心に広がる丘陵地帯の住宅地。そこには1970年代、開発の波が一気に押し寄せ、団地、戸建て、アパートなどが数多く建てられました。2020年代、当時ここに住み始めた人々は子育てを終え、または仕事を引退し、ほかに移り住むなどしてファミリー向けサイズの賃貸物件は増え続けています。まず訪れたのは、「成瀬」駅から北へ徒歩約25分、通称「ポプラヶ丘」と呼ばれる地区にある「サンホワイトB101」から2階のお部屋。こちらは1978年築の44歳、それなりに年齢を重ねた物件ですが、2DK、約39平米という十分な広さがありつつも、家賃5.8万、管理費を入れても6万という格安家賃です。「安くても広々した家がいい」というシングルの方向けですね。
外見はややレトロですが、内装は壁、床ともに新品のクロスに交換されていて快適。ダイニングは8帖、隣にある和室は6帖で、境目の引き戸は取り外しもできるので、広々使うことができます。バスとトイレは一体化していて不便そうですが、これは部屋の広さとのトレードオフ。5万円台でこの広さにはそうそうお目にかかれません!
続いて訪れたのは、「成瀬」駅と「つくし野」駅がほぼ等距離にある団地群「町田コープタウン」から、11号棟4階のお部屋。ここは成瀬エリアの開発初期段階に造られた団地なので、見晴らしの良い高台の一等地にあります。その中でも4階はちょっと魅力的ですよね。但し建て替えが決まっているそうで、2年間の定期借家での契約になるそうです。
1973年築の約50歳、賃貸の建物としては最高齢の部類だと思いますが、建物自体は頑丈でしっかりしています。このお部屋に関しては内装も完全にリフォームされているので、中に入ってしまえば古さを感じさせません。リビングは11帖、2つある洋室は6帖と5帖。クローゼットも広いし、バストイレも別々だし、なんら不自由なく暮らせそうな感じです!
こちらも家賃の安さが最大の魅力。2LDK、約53平米という広さでありながら、家賃は管理費込みで7万円台前半。平米あたりの家賃なら先ほどの物件以下の安さです!眺望も良く、風通しも良く、駐車場も建物前にあり、周辺も静か。ただひとつの難点は「階段の登り下りが大変」ということだけ。体力に自信がある方、体力づくりをしたい方にオススメです!
さて、続いては「町田の公園」シリーズの第4回。今回ご紹介するのは、町田市忠生、淵野辺駅が最寄の場所にある「忠生公園」です。この公園はこれまで紹介した中では最小の公園になりますが、自然の濃さ、豊かさに関してはナンバーワン。水辺、森、田んぼなど、「これがほんとに東京都?」と思えるような濃密な自然に出会えます。
平日は無料で利用できる駐車場を完備。見どころは駐車場から「忠生がにやら自然館」の脇を通って森を降りた一帯。傾斜の急な森の歩道を抜けると、飛び石のある小さな池と田んぼがありました。谷状の地形になっているので、左右には濃密な森があり別世界に来たよう。一帯は「自然観察園」と呼ばれていて、たくさんの昆虫たちにも出会えます。
田んぼの辺りから少し奥に進むと、湿地の植物を目の前で観察できる「湿生池」と、緑色の水をたたえたように見える「源流の池」がありました。ここはその名のとおり、川の源流になっている池で、鶴見川水系の「山崎川」の源流だそうです。よくよく観察すると、池の周りに幾つかの湧き水が発見できて、ダイナミックな自然の営みを感じられます。
さらに先に進むと、谷の最上流部に「展望広場」があり、ベンチで一休みできます。その上を回るように歩いていくと駐車場方面。駐車場の辺りには芝生広場や子ども向けの遊具広場があります。また、この辺りは、春先には「ロウバイ」が咲く花の名所になるとか。最後に「がにやら自然館」で復習をすれば「また違う季節にも来てみたい」と思うはずです。
まとめ
今回は成瀬駅最寄の2DK激安物件、成瀬・つきみ野両駅が使える広々格安団地物件の2件をご紹介しましたが、こういった築40~50年のリフォーム済み物件が数多くあるのが、成瀬エリアの特徴です。しかもJA町田市が管理する物件は多くの場合礼金がゼロ。初期費用を抑えて入居することができます。「家賃を下げたいけれど引っ越し費用が…」という方は、ぜひJAで検討してみてください!
また、今回ご紹介した「忠生公園」は、目立った見どころこそ無いものの、「手付かずの自然」という素晴らしい資産がある公園でした。20分くらいあれば一周できる小さな公園なので、季節ごとに変わる自然の風景、虫たちの営みなどが気軽に観察できてしまいます。武蔵野のおもかげを感じさせてくれる、なかなk素敵な公園でした。
もちろん、今回ご紹介した物件情報は数あるうちのほんの一部。町田・成瀬エリアにはまだたくさんの空室があるので、今回の記事が気になった方はぜひ、「JA町田市」の賃貸窓口に行ってみてください。親切なJAスタッフが、あなたのお部屋探しを力強くサポートしてくれるはずです!