今回内見にお邪魔したのは、JR横浜線「成瀬」駅から南に徒歩10分ほど、「町田市小川2丁目」エリアにあるふたつの物件。ここは成瀬駅からそれほど遠くない地域なのですが、けっこう畑が残っていたりして、ほのぼのした雰囲気があります。家族でゆったりと住まうには最適だと、定評のある地域のひとつです。
今回ご紹介するふたつの物件はどちらも、小川エリアが住宅地として開発されてまだ間もないころ、1970年代に建てられた建物で、ここ数年以内にリフォームしたというお部屋です。「見た目は古めかしいけれど、中はすごくキレイ」という、“ギャップに萌える”というタイプのお部屋ですね。家賃も面積のわりにかなりお手頃なので、新婚さんや子ども一人世帯にフィットしそうです。では、さっそく見てみましょう!
格安プライスが魅力の「サンホワイトA205号棟」
入ってビックリ!明るく綺麗な部屋
まず最初に訪れたのは、1978年築の2階建てアパート「サンホワイトA205号棟」。こちらは「1DK、44平米、家賃6万円台」という格安プライスが第一の魅力です。外見を見ただけだと「あ、家賃なりかな…」と思うのですが、中に入ってビックリ、すごくきれいなお部屋が広がっていました。見てください、この明るくて広いリビングルーム!!
12.7帖の明るいリビング
クロスもぴかぴか
こちらのリビングルームは12.7帖。もともと2部屋だったものをひとつに合体させたものだと思いますが、窓も大きくて、隣に建物もないので日当たり良好。壁にも床にも新品のクロスが貼られていて、すごく居心地の良いお部屋でした。アクセントペーパーを使った壁紙もオシャレですね。内装だけ見れば、とても42年前の物件とは思えません。
快適にすごせます
細かいところも綺麗
リビングに新品のエアコンが設置されているのも嬉しいポイント。今年も酷暑でしたが、これなら夏に引っ越しをしても初日から快適です。スイッチ類やドアなど、普通のリフォームでは交換しない部分にも手が入っていて、大家さんの思いやりが感じられました。キッチンはお料理上手の方にうれしい都市ガスタイプ。水栓は新品に交換されていました。
寝室によさそうな洋室
追い炊き機能付き
もうひとつの洋室は6帖。収納は小さめなので、寝室向きのお部屋だと思います。こちらはエアコン未設置なので、欲しい人は買い足しが必要です。お風呂は追い炊き機能付きのタイプですが、水栓は温冷別々の旧タイプ。ここは家賃なりで、ちょっと我慢のしどころですね。しかし全体的に見れば、すごくお得感の高い物件だと感じました。
「サンホワイトA205-22号室」
「サンホワイトA205-22号室」の物件情報は<こちら>
「PC工法」が魅力「町田コープタウン」
開閉もスムーズ
続いて訪れたのは、同じ2丁目内にある4階建ての集合住宅群「町田コープタウン」の、4号棟の2階のお部屋。こちらは1973年築と、間もなく半世紀を迎えようという建物ですが、「PC工法」という頑丈な造りになっているのが魅力のひとつ。ドアの開閉もスムーズで、床のきしみもありません。室内に入った瞬間にすっと静かになり、安心感を覚えます。
2つの窓があり広々と感じる
11帖の明るいリビング
こちらの物件は2LDK。先ほどよりも1部屋多く、面積も広いので家賃は約8万円とややアップします。リビングは11帖と、先ほどよりもコンパクトですが、窓がふたつあるためか同じくらいの広さに感じられます。窓際から反対側を見れば、仕切りの向こうに6帖洋室がチラリ。この仕切りを取り外せば、なんと17帖のお部屋に早変わりです!
驚きの収納スペース!
ベランダからの景色も開放感あり
こちらの6帖洋室に入って驚くのは、「ものすごく収納が充実している」ということ。壁の一面がほぼ全部クローゼットになっています。これなら家族全員の荷物が収まってしまいますね。窓も広く採られているので、リビング側も同時に開放すれば、見事なくらいに風が通り抜けていきます。ベランダから見える景色も、なかなかの開放感でしたよ!
5帖の洋室にも収納あり
玄関の収納はコンパクト
もうひとつの洋室は5帖。こちらは小さめなので、子ども部屋かリビングにすると良さそうです。小さいながらクローゼットも備わっていました。玄関のドアも鉄製のしっかりしたもの。金庫のドアのように重いのですが、安心感は高いです。玄関収納は時代相応のコンパクトなタイプ。靴をたくさん持つ人は、別途収納場所が必要かもしれません。
モニター付きドアホンも装備
清潔感あるトイレ
お風呂も時代相応の狭さでしたが、きれいに使われていて、気持ちよく使い始められそうな感じでした。追い炊き付きの給湯システム、モニター付きドアホン、シャワー付きの洗面台など今時の設備も一式備えていて、リビングのエアコンも入居時には付けてもらえるそうです。別途契約になりますが、駐車場もすぐ目の前にあり、広々としていました。
町田コープタウン4号棟203号室」
「町田コープタウン4号棟203号室」の物件情報は<こちら>
今回ご紹介したのは、1972年築の4階建て鉄筋コンクリート集合住宅(いわゆる団地)と、1978年築の2階建て軽量鉄骨集合住宅(いわゆるアパート)のお部屋をご紹介しましたが、一言で総括するなら「安心感では団地、コスパではアパート」という印象でした。ただ、内装のリフォーム度合いはお部屋ごとに違うので、しっかりと内見をして、細かな部分もチェックしてみてください。
外見はレトロ、中は新築気分
今回ご紹介した以外にも、JA町田市では「1970年リフォーム済み物件」をたくさん取り扱っています。この時代の建物は意外としっかりしているので、「外見はレトロでも中に入れば新築気分」という物件は、探してみるとけっこう多いはず。何かと不確定要素が多いこんな時代ですから、見栄は張らずに、こういった良質物件に住まいながら、しっかり蓄財するというのも賢明な判断ではないでしょうか。
とにかく、物件情報は「足で稼ぐ」ということが大切。何度も通っていろいろ内見して、住まいに対する熱意を伝えれば、JAの担当者も血の通った人間ですから、「この人には未公開のとっておきを紹介しちゃおう」となるはず。「これくらいでいいや」とすぐに諦めず、情熱をもって物件探しに挑戦してみてください!
「きれい・広い・安い」の3拍子が揃った、ワガママさん向け物件を内見しました!
所在地:東京都町田市