海鮮料理が美味しい広東料理店

なかの中華！Sai

JR中央線「中野」駅の北口から徒歩12分、野方警察署の近くにある「なかの中華！Sai」。レンガの素敵な外観を入ると店内への通路があり、まるで海外の路地裏を進んでいくような設えに、ワクワクとした楽しい気持ちになる。ここは、海鮮料理を中心に、焼き物や点心などが幅広く味わえる広東料理の店だ。

店内に入ると、白を基調としたシンプルながらオシャレな空間が広がる。席はカウンター、テーブル、半個室、個室があり、さまざまな用途で使える。都内の中華レストランなどで研鑽を積んだオーナーシェフの宮田さんは、気軽に広東料理を楽しんでもらえるようにと、2013（平成25）年にこの店をオープンした。

オススメは、各地から厳選して取り寄せた海鮮の料理。長崎の五島列島や宮崎などから取り寄せた鮮魚を、魚それぞれの個体によって、1週間から最長は1か月まで熟成させてから調理する。これにより旨みや香りがアップし、食材が持つポテンシャルを最大限に引き出すことができると言う。

「中華は足し算の料理と言われますが、ていねいに締めた良い魚を仕入れているので、なるべくシンプルに、よりストレートに調理した料理を提供しています」と話す宮田さん。個体に合わせてしっかりと熟成具合を見極め、刺身や姿蒸しなど素材を生かした料理を提供している。料理と向き合うその姿勢が高い評価を得て、ミシュランのビブグルマンにも選出されている。