てんぷら 近藤

「お客さまに天ぷらの本当のおいしさを知っていただくその思いをただひたすらに追求し続ける「てんぷら 近藤」。同店を紹介する上で近藤 文夫氏の存在は欠かせない。高校卒業後、てんぷらの名門「てんぷらと和食 山の上」で研鑽を積み、23歳の若さで料理長に抜擢された同氏は1991（平成3）年に独立、「てんぷら 近藤」をオープンする。

「天ぷらは、料理人がゲストをお招きする料理」という信念を50余年に亘り貫き通している。各分野で卓越した技能を持つ者に与えられる名誉賞「現代の名工」に、天ぷら料理人として初受賞したのはあまりにも有名だ。

「てんぷら近藤」の天ぷらは小麦粉で作る天ぷらの衣が油を吸い過ぎないため、非常に軽いのだという。天ぷら＝分厚い衣という概念を同店は持たない。ぎりぎりまで薄くすることで、食材の色や香りまでを楽しめる、それが「てんぷら 近藤」の天ぷらなのである。

同店の代表作と言えば「さつま芋」の天ぷらだ。見た目はまるで切り株のように太い。油の中で約30分かけてじっくり揚げることで、さつまいもの水分と甘味を封じ込める。主役である魚介は言うまでもないが、天ぷらという料理をより高みへと導くのは「野菜」だという。そんな野菜の天ぷらに使う食材は必ず現地で試食してから契約するというから驚きだ。

ランチは「菫 8,800円(税込)」、「椿 12,100円(税込)」2つのコースが用意されている。 昼は12時からと13時30分からの2部制となっている。 ディナーは内容と価格の異なる「藤 14,300円(税込)」、「楓 18,700円(税込)」、「蓬 23,100円(税込)」の3コースから選択できる。全てのコースが2時間制となっている。 日本最高峰の天ぷら料理店、それは世界最高峰の店と同義だ。そんな料理が味わえる名店が生活圏内にある。それが「月島3丁目」というエリアなのだ。

 

てんぷら 近藤
所在地：東京都中央区銀座5-5-13 坂口ビル9F
電話番号：03-5568-0923
営業時間：12:00～15:00（12:00～、13:30～、の2部制）、17:00～20:30（17:00～、18:00～、19:00～、20:00～、の2時間制）
定休日：日曜日（月曜日が祝日の場合は休み）
https://tempura-kondo.com/