東洋学の貴重書を展示

東洋文庫ミュージアム

「東洋文庫ミュージアム」外観(画像提供:東洋文庫ミュージアム)
「東洋文庫ミュージアム」外観(画像提供:東洋文庫ミュージアム)

東京メトロ南北線「駒込」駅から徒歩8分のところにある東洋文庫は、東洋学の研究図書館。三菱第三代当主岩崎久彌氏が1924年に設立した、東洋学分野での日本最古・最大の研究図書館であり、世界5大東洋学研究図書館の一つに数えられている。

1Fオリエント・ホール(画像提供:東洋文庫ミュージアム)
1Fオリエント・ホール(画像提供:東洋文庫ミュージアム)

 2011(平成23)年に建替が実施され、より魅力的なミュージアムを併設した。「オリエント・ホール」は東洋文庫の誕生からの歩みを知れる場所。100万冊に及ぶ東洋文庫の蔵書の全容が映像で紹介される。世界中の言語で記された貴重な古書をはじめ、『広開土王碑文拓本』、『江戸大絵図』の原寸大レプリカなどが展示されている。

モリソン書庫(画像提供:東洋文庫ミュージアム)
モリソン書庫(画像提供:東洋文庫ミュージアム)

「モリソン書庫」は岩崎久彌氏がオーストラリア人G. E. モリソン博士から購入した、約2万4千点の東アジアに関する欧文の書籍・絵画・冊子が蔵書されている。「岩崎文庫」は国宝・重要文化財と最高級の浮世絵などの名品が展示されている。

知恵の小径(画像提供:東洋文庫ミュージアム)
知恵の小径(画像提供:東洋文庫ミュージアム)

蔵書を展示物として、年3回の企画展を行っている。そのほかにもミュージアムショップ「マルコ・ポーロ」やシーボルトの植物誌からアレンジした、中庭「シーボルト・ガルテン」など見どころは多い。

オリエント・カフェ(画像提供:東洋文庫ミュージアム)
オリエント・カフェ(画像提供:東洋文庫ミュージアム)

「オリエント・カフェ」では東洋文庫と小岩井農場がプロデュースする多彩な洋食をいただくことができる。110食限定「マリーアントワネットのお重」は、特注の重箱に新鮮な食材を使った彩り豊かな料理が詰まっている。重箱のデザインは東洋文庫に所蔵されているマリー・アントワネットの旧蔵書を模している。「東洋文庫ミュージアム」は、世界的に貴重な資料や書籍に出会える希少なミュージアム。3回の企画展で展示替えも行われるので定期的に足を運びたい。

東洋文庫ミュージアム
所在地:東京都文京区本駒込2-28-21 
電話番号:03-3942-0280(ミュージアム)
開館時間:ミュージアム 10:00~17:00(入館は16:30まで)、オリエント・カフェ 11:30~21:30
休館日:火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始 ほか
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/museu..

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