地域に開かれ、みんなで使える学校

江戸川区立第三松江小学校

2017(平成29)年に新しくなった校舎
2017(平成29)年に新しくなった校舎

1955(昭和30)年に大杉小学校の分校として開校、2023(令和5)年には開校65年を迎える「江戸川区立第三松江小学校」。周辺には江戸川区役所や中央図書館、総合文化センターなどがあり、区の中心となる施設に隣接する。かつての用水路を整備した親水公園もすぐ近く、整った環境の中にある。学校経営方針は、「子供の笑顔が輝きあふれる楽しい学校」、「教職員が教えることの喜びに満ちた学校」、「保護者、地域から信頼され愛される学校」の3つを掲げている。

都内では貴重な広い校庭を持つ
都内では貴重な広い校庭を持つ

新しくなった校舎は、これからの時代の多様な教育ニーズに応えられるように、さまざまな工夫が盛り込まれている。普通教室は廊下と教室の間の壁を取り払い、オープンスペースが広く設けられている。スライド式の扉もあり、必要に応じて開け閉めも可能。また、「地域に開かれた地域交流の場、地域のみんなで使える学校」をテーマに、職員室や教室を通らずに施設を利用できる「地域開放玄関」を設置。これにより一般でも、体育館や音楽室、家庭科室に直接アクセスできる造りになっている。

太陽光発電を校内に完備
太陽光発電を校内に完備

さらに、災害時における地域の避難施設として、太陽光発電やマンホールトイレといった機能を備えている。実際に台風の避難所としても活用され、「地域開放玄関」から直接体育館への導線で、個人情報を扱う職員室や、子どもたちのいる教室を通らずに利用できたと評価も高い。ほかにも屋上緑化や雨水利用など、環境に配慮したエコな建物であることもポイントだ。歴史ある小学校は、教育施設としてこれからの時代の多様な教育ニーズに応えていくように、革新的で時代に合わせた取り組みをおこなっている。

江戸川区立第三松江小学校
所在地:東京都江戸川区中央4-13-1 
電話番号:03-3653-5348
https://edogawa.schoolweb.ne.jp/matsue3-..

詳細地図

読み込み中