エリアコラム

「住み続けたい」人が約9割を占める、豊かな自然と駅周辺の利便性のバランスが取れた八王子市の中心地、横山町エリア

緑豊かな多摩地域の拠点都市、八王子市

八王子市は東京多摩地域の西、東京都心から約40kmに位置する。東側以外が丘陵や山地となる盆地状の地形で、高尾山など自然も豊かだ。市域中心部は台地や平野となり、東は関東平野に続いている。

八王子市の位置
八王子市の位置

戦国時代に「八王子城」が築かれると城下町が形成され、江戸時代には甲州街道の宿場町として栄えた。幕末から明治時代には日本の主要な輸出品であった絹の集散地になり、桑都とも呼ばれるようになっている。古くから多摩地域の拠点として発展し、1917(大正6)年には多摩地域初の市制を施行した。

戦後は大学の進出が相次ぎ、現在は21校の大学、短期大学、高等専門学校が立地。約9万5千人が学ぶ全国でも有数の学園都市になった。八王子市と市内の各大学は連携して、誰でも学べる八王子学園都市大学「いちょう塾」の運営や、産学連携を推進するなど学園都市ならではの街づくりを進めている。

暮らしやすさと豊かな自然で人気を集める

交通アクセスや買い物環境など生活利便に恵まれた八王子市は、住まいの場としても人気が高い。2023(令和5)年12月31日現在、八王子市の人口は560,692人で、都内の市町村の中では最も多くなっている。

実際に住民に対して調査を行った『第55回 令和5年(2023年)市政世論調査結果報告書』によると、八王子市に「住み続けたい」という回答は9割弱だった。住み続けたい理由としては「緑が多く自然に恵まれている」「交通の便が良い」「買い物に便利」が多かった。とくに18~29歳の男性のうち5割近くが「買い物に便利」と回答している。この結果から、恵まれた生活利便と豊かな自然を併せ持つ環境で暮らしやすい街と評価されていると考えられる。

八王子市に住み続けたい主な理由への回答(引用:「第55回 令和5年(2023年)市政世論調査結果報告書」)
八王子市に住み続けたい主な理由への回答(引用:「第55回 令和5年(2023年)市政世論調査結果報告書」)

また、八王子市は2022(令和4)年には日本子育て支援協会が主催する「第3回 日本子育て支援大賞2022」の自治体部門で都内の自治体初、中核市としても全国初となる受賞に輝くなど、子育て支援が充実していることでも知られる。

八王子市の中心として発展を続ける「中央地域」

八王子市では市域を「中央地域」「北部地域」「西部地域」「西南部地域」「東南部地域」「東部地域」に分け、それぞれの地域ごとに街づくり方針を決めるとともに、公共施設を整備している。

 6 地域に区分される「八王子ビジョン 2022」(引用:「都市づくりビジョン八王子(第2次八王子市都市計画マスタープラン)」
6 地域に区分される「八王子ビジョン 2022」(引用:「都市づくりビジョン八王子(第2次八王子市都市計画マスタープラン)」

このうち「中央地域」は「八王子」駅周辺に広がる八王子市の中心地で、江戸時代には「八王子宿」が設けられるなど古くから発展してきた。鉄道はJR中央線、JR横浜線、JR八高線、京王線が集まり、道路も国道20号や国道16号が交わる交通の要衝だ。「八王子」駅周辺を中心に大規模ショッピング施設や公共施設も集まり、暮らしの利便性が高い。「中央地域」の北側には浅川が流れ、自然の潤いも感じられる。

「八王子市役所」も「中央地域」にある
「八王子市役所」も「中央地域」にある

「中央地域」では2022(令和4)年に「東京都立多摩産業交流センター(東京たま未来メッセ)」がオープン。今後は「八王子」駅の南側で「八王子駅南口集いの拠点整備」も進められるほか、八王子I.C.近くではイオンモールの次世代型複合ショッピング施設「(仮称)イオンモール八王子インターチェンジ北」が整備される予定で、さらなる発展も期待されている。

「八王子」駅前の利便性を享受

「八王子」駅北口から桑並木通りを北へ進み、国道20号との交差点付近に位置する横山町エリアは、「中央地域」に含まれている。「八王子」駅に加え「京王八王子」駅も徒歩圏内となり、「セレオ八王子」や「八王子オクトーレ」など大規模ショッピング施設も使いやすい。「八王子ユーロード」の「都まんじゅう(つるや製菓)」や「パーク壱番街商店会」入口にある「ガトーショコラ専門店fam 八王子駅前店」など周辺の商店街には人気の店も多い。

飲食店も集まる「パーク壱番街商店会」
飲食店も集まる「パーク壱番街商店会」

図書館やホールが入る「八王子市生涯学習センター(クリエイトホール)」、「J:COMホール八王子」や「八王子市役所 八王子駅南口総合事務所」がある「サザンスカイタワー八王子」も身近で、公共サービスも気軽に活用できる。

多摩地域の交通拠点「八王子」駅

横山町エリアは優れた交通アクセスも魅力だ。最寄りとなる「八王子」駅にはJR中央線、JR横浜線、JR八高線が乗り入れる。JR中央線の中央特快利用で「新宿」駅に36分、「東京」駅には50分でダイレクトアクセスできる。JR横浜線快速に乗れば「横浜」駅に52分、東海道新幹線接続の「新横浜」駅には40分で到着する。「八王子」駅からは「甲府」駅、「松本」駅、「富士山」駅、「河口湖」駅方面の特急あずさ号、特急かいじ号、特急富士回遊号が利用できるほか、「八王子」駅北口からは「羽田空港」行きの直通バスもあり、旅行へのアクセスも良い。

3路線が集まるターミナル「八王子」駅
3路線が集まるターミナル「八王子」駅

横山町エリアから東へ向かえば京王線「京王八王子」駅もある。京王線は「京王八王子」駅が始発で座って移動できるのもうれしい。特急を使えば「新宿」駅までの所要時間は39分だ。

「京王八王子」駅も徒歩圏内
「京王八王子」駅も徒歩圏内

「八王子」駅には北口、南口それぞれにバスターミナルがある。八王子市郊外に向かう路線に加え、京王相模原線の「南大沢」駅、京王高尾線の「めじろ台」駅、JR五日市線の「武蔵五日市」駅など電車では乗り換えが必要となるエリアへの路線もある。目的地によってはバスの利用も便利だろう。

横山町エリア周辺には国道20号、国道16号、国道16号八王子バイパスなど幹線道路も多い。国道16号を北に向かえば中央自動車道の八王子I.C.もある。圏央道の八王子西I.C.や高尾山I.C.へもアクセスしやすく、車での移動もスムーズだ。

多摩地域の拠点ならではの恵まれた生活利便に恵まれた横山町エリアは、八王子市の魅力を余すところなく享受できる街と言えよう。

「住み続けたい」人が約9割を占める、豊かな自然と駅周辺の利便性のバランスが取れた八王子市の中心地、横山町エリア
所在地:東京都八王子市 

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