小金井公園

1954（昭和29）年1月14日、玉川上水沿いに開園した「小金井公園」。約80ヘクタールという広大な敷地面積であり、その広さは日比谷公園の5倍、上野恩賜公園の1.5倍となっている。1940（昭和15）年に実施された紀元2600年記念事業が同園の前身で、戦後は東宮仮御所に使用されていた。

たくさんの見所、楽しみ方がある中で、「桜の園」はその代表と言っても過言ではない。ヤマザクラ、サトザクラ、オオシマザクラといった約50種類、約1,400本のサクラが園内を彩っている。中でも、「桜の園」には約400本が植えられている。ピンク色に染まった美しい情景を求め、毎年春には花見客で賑わいを見せる。

約16ヘクタールにわたりコナラ、クヌギ、アカマツなどの樹木が生い茂る雑木林は、当時の武蔵野の姿を彷彿とさせる。大部分は「バードサンクチュアリ」となっており人の立ち入りは禁止されているが、野鳥たちの憩いの棲家となっている。そのため、一年を通して、シジュウカラ、コゲラ、コジュケイ、カワラヒワ、イカル、ジョウビタキなど40種類以上の野鳥の姿を愛でることができる。

愛犬との共生社会を目指して作られた「ドッグラン」、友人や家族と、アウトドアが満喫できる「バーベキュー広場」などの施設も充実している。バーベキュー場は事前予約制となっているので注意が必要。手ぶらでBBQが楽しめるショップも併設されている。

野球場やテニスコート、サイクリングセンターも備えられており、休日に家族そろってスポーツを楽しむのもいいだろう。有料で自転車の貸し出しも行っている。多くの子どもたちを魅了する「ふわふわドーム」や「ソリゲレンデ」、「SL展示場」といった施設もそろっていて、一日ゆっくりと過ごせる環境となっている。

小金井公園
所在地：東京都小金井市桜町3、小平市花小金井南町3 ほか
電話番号：042-385-5611
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format..