武蔵小金井に暮らすMUSASHI-KOGANEI

「教育芸術家」園長が見守るのびのび幼稚園

こどものくに幼稚園

こどものくに幼稚園
こどものくに幼稚園

1956(昭和31)年に開園し、約70年に亘り武蔵野エリアで独自の教育を実践し続けている私立幼稚園。JR中央線「武蔵小金井」駅から徒歩10分ほどの住宅地にあり、園内は武蔵野の面影を残す豊かな自然を感じることができる。現在の園長は2代目で音楽家、”教育芸術家”としての一面をもつ曽根基氏が務めている。

こどものくに幼稚園
こどものくに幼稚園

初代園長で曽根氏の父は牧師で当時はキリスト教の教えを柱にした保育を行っていた。現在は、宗教的な教えは大切にしながらも特定の宗教にこだわらない保育を実践している。園内に入ると手作りの遊具に囲まれている。これらは先生と子どもたちの共同作業で作られているのだとか。子どもたちがノコギリで木を切ったり、かなづちで釘を打ったりしながら、毎年遊具のどこかが変わっているのだとういう。

「こどものくに幼稚園」園庭
「こどものくに幼稚園」園庭

園庭と同様に園舎も特徴的な作りになっている。設計に携わったのは建築家の池田武邦氏。園舎は四角ではなく弓のような形をしている。室内は扉の形が一枚一枚異なっていたり、天窓に和紙を貼って優しい光が入るようにしたりと、子どもたちの感性をくすぐる工夫が随所に盛り込まれている。

縦割りクラスでの保育を実施
縦割りクラスでの保育を実施

曽根氏は「教育は最高に神秘的な芸術である」と語る。ていねいな教育を突き詰め芸術と呼べるまでに昇華する。無限大の可能性を持つ子どもたちのクリエイティブで無限の未来を「教育芸術」により伝えていくことを信条としている。

園を「大きなおうち」と呼び、家庭的な雰囲気も大切にしている。ひとりっ子が多い時代であるからこそ、園で過ごす時間は『お世話をされて、お世話をする』兄弟のような関係をつくって欲しいという思いからクラスは3~6歳までの縦割りとしている。

こどものくに幼稚園
こどものくに幼稚園

デジタル化が進み、いろいろな物事の仕組みや過程が見えなくなっている時代。人間生活の原点により近い環境を子どもたちに用意し、子どもたちに「生きる」実感や勘を養える教育を実践している。日常に溢れる生の楽器を用いた音楽、工具を使った物づくりや薪割り、羊毛から糸を紡いでつくる織りきや、質の良い画材・粘土等を用いたあそびなど幅広い。

同じ部屋でも明るい場所と暗い場所がある
同じ部屋でも明るい場所と暗い場所がある

また、自然とのつながりも大切にしている。年間を通し、日常のなかで小金井ならではの自然のある所へ散歩に出かけたり、時には電車に乗って東京近郊に出かけることもあるという。「プレ幼稚園」や「入園説明会」も開催しているそうなので、このエリアに暮らし始めた子育て世代は一度門を叩いてみてはいかがだろうか。

こどものくに幼稚園
所在地:東京都小金井市前原町3-35-11 
電話番号:050-1086-4827
https://www.kodomokoganei.com/

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