下町情緒と水の潤いに恵まれた江東区。再開発で大きく発展した南砂エリア

都心近接で水と緑が寄り添う江東区

東京都の東南端に位置する江東区は西に隅田川、東に荒川が流れ、南は東京湾に面しており、水の潤いに恵まれている。1947(昭和22)年に深川区と城東区が合併、隅田川の東に位置するという立地に由来し、江東区と名付けられた。

明治時代の総武鉄道(現・JR総武線)開通をきっかけに鉄道の開通が相次ぎ、住宅の開発が進んだ。現在は10本の路線が区内を通過しており、都心へのアクセスに恵まれている。江東区は公共施設が充実していることも特徴だ。また、江東区の人口1人あたりの公園面積は9.8平方メートルで、東京23区では千代田区、江戸川区に次いで3番目に広い。

江東区内では「南砂区民館・江東区役所南砂出張所」など公共施設も充実
江東区内では「南砂区民館・江東区役所南砂出張所」など公共施設も充実

都心に近い立地と恵まれた生活利便、豊かな自然から暮らしやすい街として注目されており、江東区の人口は2023(令和5)年1月1日現在の532,882人で、増加が続いている。

独自の子育て支援も豊富な江東区

江東区では『子育てが楽しい「江東区」』をキャッチフレーズに掲げ、子育て支援に力を入れてきた。保育施設の整備も進め、2021(令和3)年に4人だった保育所等待機児童数は、2022(令和4)年にゼロを達成、2023(令和5)年もゼロを維持している。

また、2023(令和5)年4月から子ども医療費助成の対象が高校生まで拡大された。2023(令和5)年10月からは区立の小学校、中学校などの、義務教育学校の学校給食費無償化と認可外保育施設利用者の保育料補助額の拡大も行われ、子育て支援がさらに充実した。

「江東区立第三砂町小学校」でも給食費が無償に
「江東区立第三砂町小学校」でも給食費が無償に

荒川の自然と下町情緒が身近な城東南部地区の拠点、南砂エリア

江東区では区内を7地区に分け、行政事務を進めている。城東南部地区は区域の中央東側、荒川に面した場所に位置し「仙台堀川公園」や「横十間川親水公園」など水と緑に恵まれた街だ。下町情緒漂う「砂町銀座商店街」が広がることでも知られる。

活気あふれる「砂町銀座商店街」
活気あふれる「砂町銀座商店街」

「南砂町」駅周辺に広がる南砂エリアは城東地区のなかで「南砂都市核」に位置づけられている。江東区では「南砂都市核」の拠点機能を高めるため、再開発などに合わせて商業・業務・居住・物流などの多様な都市機能をバランスよく誘導することにしている。さらに、「南砂町」駅周辺の緑の活用、快適で安全な歩行者・自転車空間の整備も目指す。

実際に南砂エリアでは再開発により、大規模ショッピング施設や公園などが整備されてきた。現在も「南砂町」駅ではホーム増設など大規模な改良工事が進行中で、さらなる利便性向上が期待されている。

「南砂町」駅
「南砂町」駅

恵まれた生活利便と豊かな自然をともに享受できる街

南砂エリア周辺は「南砂町ショッピングセンターSUNAMO」や「トピレックプラザ」などショッピングモールが複数あり、買い物の利便性が高い。「順天堂大学 東京江東高齢者医療センター」など大規模病院も近いのも安心だ。近隣には「南砂区民館・江東区役所南砂出張所」や「江東区立江東図書館」など公共施設が充実するほか、「江東区役所」も徒歩圏内にある。

「南砂町ショッピングセンター SUNAMO」などショッピングモールも近い
「南砂町ショッピングセンター SUNAMO」などショッピングモールも近い

南砂エリア周辺は「南砂三丁目公園」や「仙台堀川公園」など緑豊かな公園も多い。荒川沿いには「荒川・砂町水辺公園」も広がり、身近で自然を感じられる。

生活利便に恵まれた江東区内でも水と緑が寄り添う南砂エリアは、穏やかな住環境も併せ持つ稀有な街と言えよう。

下町情緒と水の潤いに恵まれた江東区。再開発で大きく発展した南砂エリア
所在地:東京都江東区 

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