実際の車両を利用した東村山50景に選定される図書館

くめがわ電車図書館

くめがわ電車図書館
くめがわ電車図書館

西武新宿線「久米川駅」南口から徒歩15分、「グリーンタウン美住一番街」の一角に西武鉄道の車体を利用した子どものための図書館がある。開館は1967(昭和42)年。当時、エリアには図書館がなく、夏休みなど長期休暇に入ると学校の図書室も利用できなくなってしまう。そんな地域の子どもたちの図書文化を守りたい、そんな思いからこれまで300人を超える地域住民のボランティアによって運営され続けてきた図書館だ。これまでに数千人の子どもが利用し、開館日には子どもたちの元気な声が弾ける。

つり革や座席はすべて本物
つり革や座席はすべて本物

この図書館の特徴はなんと言ってもその外観。実際に利用されていた本物の電車を採用している点だ。1989(平成元)年、久米川公団の建替に合わせて初代の車体も撤去されたが2001(平成13)年4月、2000(平成12)年2月まで現役で使用されていた車体「旧101系クハ1150」で新たな活動が始まった。座席やつり革は本物で臨場感のある雰囲気は電車ファンにとってはたまらない。また、運転席に実際に入ることもできる。

くめがわ電車図書館 内観
くめがわ電車図書館 内観

全長20メートルの施設内には絵本や外国の読みもの、詩や昔話など児童書を中心に5,000冊の蔵書があり、座席に座りながら読書を楽しめる。1人1回3冊まで、2週間の貸し出しも行っている。

図書館をモデルにした絵本も刊行されている
図書館をモデルにした絵本も刊行されている

春には脇に植えられた桜が電車を鮮やかに彩る。その景色は東村山50景にも選定されるほど。映画の撮影地として利用されたり、「くめがわ電車図書館」をモデルとした絵本も刊行されたりと、エリアを代表する施設となっている。

運転席に入ることもできる
運転席に入ることもできる

現在は新型コロナウイルス感染症の影響で休止しているが、土曜日には絵本や紙芝居の読み聞かせも行われている。子どもからシニアまで誰でも気軽に本を借りることができる図書館。子育て世代はぜひとも利用したい。

くめがわ電車図書館
所在地:東京都東村山市美住町1-4-1 
電話番号: 042-394-2900(東村山市立中央図書館)
開館日:水曜日、土曜日午後(祝日の場合は休館)
開館時間:10:00~12:00、14:00~16:30
※夏・冬休み休館あり。現在、水曜日午前は休館中
https://www.city.higashimurayama.tokyo.j..

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