自然が息づく風の路

旧呑川緑地・呑川緑道

旧呑川緑地
旧呑川緑地

「旧呑川緑地」は、1941(昭和16)年に水を統治するために整備され、地域住民に癒しを与える憩いの場として活用されている。東蒲田2丁目の区立東蒲中学校付近から、京浜運河の呑川水門付近までの約1.8キロメートル。目的地にたどり着くまでに、多少遠回りになってもこの緑地の自然に触れたいと思う人がいるという。

道の途中には所々に休憩できるベンチやブランコなどの遊具を備えた児童公園も存在する。小さな子を連れて散歩を楽しむのもいいだろう。

旧呑川緑地
旧呑川緑地

「呑川緑道」は大田区中央部を東西に横断する「呑川」に沿って、目黒区工大橋付近から呑川河口まで約9キロメートル続く散策路。都会にありながら水や緑、自然に触れることができる貴重な存在である。「呑川」を吹き抜ける風はヒートアイランドを緩和する風の道を創出する。人間の目には見えない風は、何も言わず何も求めず、快適な日常を我々に提供してくれている。

「呑川緑道」には随所に桜が植樹されており、毎年春には緑道ではなく桃色の道へと姿を変える。綺麗に咲き乱れる桜が美しいのはもちろん、呑川に映る桜や水面に浮かぶ花びらは幻想的という形容詞がよく似合う。春には花見と散歩を楽しむ人でにぎわいを見せる。

春が過ぎても季節の草花により「呑川緑道」はまた違った表情を見せてくれる。ゆっくり散歩するのも、ジョギングコースにするのもいいだろう。カルガモやボラ、コサギにカワウなど水棲生物も見られる。道の途中には“案内サイン”が設置されており、経路の案内や植栽、生息する生物について知ることができる。

旧呑川緑地・呑川緑道
所在地:東京都大田区大森南五丁目6番先 

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