全国の同業者が研究に訪れるという手打ち蕎麦は絶品!

手打蕎麦処 蕎酔庵 いっこう

閑静な住宅街に佇む一軒家を改装したお店
閑静な住宅街に佇む一軒家を改装したお店

JR中央本線「西八王子」駅北口から徒歩9分、「手打蕎麦処 蕎酔庵 いっこう」は店主こだわりの手打ち蕎麦をいただける。閑静な住宅街に軒を構え、一軒家の一部を改装した店舗は6人掛けのテーブルと2人掛けのテーブルが2卓、まさに隠れ家のような雰囲気は落ち着いて食事をしたい人にオススメだ。店内に入り、座席に着くとまず目に入るのは「いっこう」と書かれた分厚いバインダー。お品書きだ。これだけ分厚いということはさぞ多彩なメニューがあるのかと思いきやそうではない。バインダーに記されているほとんどが蕎麦の科学的データ、店主の蕎麦への想い、お店のコンセプトで埋め尽くされている。店主の蕎麦理論を聞くために全国から同業者が訪れるというから驚きだ。

店主のこだわりが詰まったお品書き
店主のこだわりが詰まったお品書き

蕎麦は10割、せいろ、手挽きの3種類があり、それぞれに特徴的な味わいを楽しめる。この日は「かき揚げ 天せいろ」1,300円(税込)をいただいた。摩周湖の新蕎麦はそのまま食べても香り豊かで美味しい。かき揚げは大きくボリュームたっぷり。サクサクの衣の中から野菜の甘み、魚介の旨味がにじみ出て至福のひと時を味わえる。

一番人気の「かき揚げ 天せいろ」
一番人気の「かき揚げ 天せいろ」

蕎麦創りのコンセプトは既存の老舗や手打ち蕎麦屋にはない「差別化」を図ること。手刈り、天日干しの限られた蕎麦が美味いのは当たり前。誰でも手に入る蕎麦を材料に、自信の持てる技術・技能を駆使し、「オンリーワンの蕎麦」を創ることを真の目的としている。香り味に強烈なインパクトを与えるため、「いっこう」では粗びき粉を採用。その分、高い蕎麦打ち技術が要求されるが、店主の腕によって見事に具現化されている。使用されるそば粉はその日によって異なり、軒先の看板で確認できる。いつ訪れても新鮮な味に出会えるのは、蕎麦好きにはうれしい限りだ。

お店で使用される器は全て店主の手作り
お店で使用される器は全て店主の手作り

店主が探しあてた自慢の地酒は、どれも普通の居酒屋では見かけないものばかり。西京粒味噌を使った「焼き味噌」や、京風の味が特徴の「にしんの昔煮」、をお供に、昼間から楽しく呑むのも贅沢でおすすめ。商品の独自性、差別化を図るための工夫の一つとして、お蕎麦が盛り付けられる器や箸置きなども店主の手作り。お店を訪れた際は、蕎麦の味はもちろん食器の美しさ、趣も感じてもらいたい。店内では、器の一部を販売もしている。ほんのりと赤みを帯びた桜色の器はとても可愛らしい。

店主いわく「地元の人が気軽に利用できるお店が理想」とのこと
店主いわく「地元の人が気軽に利用できるお店が理想」とのこと

多数のメディアで紹介され、様々なお客様が来てくれるようになったが、店主が本当に目指しているのは「地元の人が気軽に利用できる蕎麦屋さん」とのこと。手打ち蕎麦の名店が生活圏内にあるのは、このエリアに暮らす特権と言えるだろう。

手打蕎麦処 蕎酔庵 いっこう
所在地:東京都八王子市日吉町8-16
電話番号:042-622-0792
営業時間:11:30~14:30、17:30~20:30※夜は要予約(3〜4名より)
定休日:火~木曜日

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