豊かな自然の中、ありのままの姿を楽しめる動物園
多摩動物公園
1958(昭和33)年に開園した「多摩動物公園」は、50ヘクタールを超える大きな動物園。当時、人気だった「上野動物園」では手狭になったため、別の動物園を作ることになり誕生したのがここ、「多摩動物公園」だという。2021(令和3)年現在、飼育している動物の数は約300種。アジア園、オーストラリア園、アフリカ園、昆虫園などの施設があり、動物をできるだけ自由な姿で見せるような工夫が施されている。
エリアの1つ『アジア園』の人気者といえばオランウータンだろう。地上15mの高さに張られたロープ、「スカイウォーク」を渡るオラウータンたちの空中散歩は見どころのひとつ。その先にある森へと渡っていくのだが、寒さが厳しくなると中止となるので、春頃から晩秋くらいに訪れたら、是非、上を眺めてみて欲しい。概ね、晴れた日の開園から午後1時半頃まで観ることができる。
『アジア園』では、いろんな角度からワシやコンドルを観察することができる「フライングゲージ」もおすすめ。大型の施設で、大きな羽を広げたワシの飛ぶ姿は迫力いっぱいだ。
『アフリカ園』では、キリンやライオン、チンパンジー、アフリカゾウなどを見ることができる。ここでの人気は、約1ヘクタールの「ライオン園」の中を走る「ライオンバス」。1964(昭和39)年に世界初の試みとして運行開始、以来人気を博している。2021(令和3)年7月からはバスステーションが新しくなり、ライオンのくらしを紹介する展示コーナーや、ライオン園を見渡すことができる観覧エリアも用意されている。
より動物たちを楽しく観察するために、毎月1日に発行される『多摩動物公園 動物新聞』を是非手に入れて欲しい。赤ちゃん誕生、季節の見どころ、そのほかタイムリーな話題などニュースがいっぱい。
また、自然豊かな園内の自然を楽しむためのガイドとして『たまたま発見!カード』もお勧め。毎月発行されるカードには、その月を代表する植物や小動物の情報と観察ポイントが紹介されている。展示動物を見る合間に、園内の自然にふれて季節の変化を感じることができる。
多彩なイベントも随時開催されている。例えば「動物のからだふしぎクイズ」。動物舎前に掲示された問題の答えを考えながら、実際に目の前にいる動物を観察すると好奇心が倍増。二次元バーコードを読み取れば、解説をすぐに見ることもできる。また、「子供写生画コンクール」は毎年恒例のイベント。動物のいきいきとした表情を描いて応募すれば、入選作品が園内で展示される。
園内をじっくり見るなら半日以上の余裕をもって訪れたい。授乳室も整備され、ベビーカーの貸し出しも行うなど小さな子連れファミリーに優しいサービスも揃っている。
※この情報は2021(令和3)年8月時点のものです。
多摩動物公園
所在地:東京都日野市程久保7-1-1
電話番号:042-591-1611
開園時間:9:30~17:00(最終入園16:00)
休園日:水曜日(祝日・都民の日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/1) ※一部、水曜日を開園する場合あり
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/
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