「京王あそびの森 ハグハグ」に足を踏み入れると、木の温もりに包まれた楽しそうな空間が広がっている。「思う存分に遊んでもらいたい。そこから何かを学んでもらいたい」という理念から、子どもを「育む」にちなんで「ハグハグ」と名付けたそうだ。

施設内はいくつかのエリアに分けられている。「もりのあそびば」には大きなすべり台がある。「最初は怖くて滑られなかった子供が、帰るころには一人で遊んでいる」と、子どもの成長を嬉しそうに語ってくれたのは副館長の阿川さん。施設内にはユニフォームを着たスタッフがいて、子どもたちの楽しい時間をサポートしてくれる。

木の温もりは玩具にもあらわれる。一つ一つが丁寧に作られた玩具や積み木がところどころに置かれており、子どもたちは自由な発想で使いこなしている。幼児と乳児を対象にしたエリアもある。幼児対象の「きりかぶハウス」には、多摩産のスギやヒノキを使用した滑り台や玩具が置かれている。乳児対象の「はいはいパーク」には、木でできたボールがたくさん置かれたボールプールや、ジャングルジムがある。

日本最大級のネット遊具「ハグハグのき」は高さ12m・直径15m。圧巻のスケールに驚かされる。2階からネットの中に入り、バランスボールで飛び跳ねたり、チューブの中をジグザグに進んだりと冒険心いっぱいの遊び場だ。お父さんも子どもと一緒に中へ入れる。

2階ではミニSL「ハグハグトレイン」が走っている。全周200m、館内を2周する。鉄橋やトンネル、光と音の演出などで子どもたちを十分に楽しませてくれる。出発を控えた子どもたちを撮影できる場所もあるので素敵な思い出になるだろう。

たっぷり遊んだらお腹がすいてきた。そんな家族にはハグハグカフェがお勧め。施設の中にあるので気軽に寄ることができ、カフェの大きな窓からは施設内を見渡す事もできる。

赤ちゃん連れのファミリーが楽しく遊べる工夫は盛りだくさん。ベビー休憩室や授乳室もある。電車の外観をしたキッズトイレは行列ができるほど人気。ハグハグカフェでは離乳食を、 1階エントランス前のハグハグショップではオムツも販売されている。施設を訪れて気がつくことは、親と子どもが一緒に楽しんでいること。ゆったりスペースに充実した玩具が用意されているので、親子の楽しい時間が過ごせる。

京王あそびの森 ハグハグ
所在地：東京都日野市程久保3-36-60 
電話番号：042-591-8989
営業時間：9：30～17：30 ※最終入館17：00
休館日：水曜日（祝日の場合は翌日休館）、1/1
https://www.keio-hughug.jp/