躍進し続ける港区でも一際注目される白金高輪エリアの未来をレポート

白金高輪エリアは、多くの人を惹きつける品がある街並が広がっており、人情味にあふれる様相も見られる。そのうえ再開発も進んでおり、ますますその居住性が増す予感だ。また、近辺の品川・高輪ゲートウェイ・田町エリアで大規模開発が進んでおり、歴史ある街ながら先進的な手も加わる稀有な存在となっていくだろう。「住」を中心として考えられた進化の先に何が見えるのかーーその様子をレポートする。

白金高輪周辺の再開発情報
白金高輪周辺の再開発情報

まずはアクセス環境に関わる再開発をみてみよう。白金高輪エリアには「白金高輪」駅を中心に、東に「泉岳寺」駅、西に「白金台」駅がある。注目なのは2016(平成28)年に、国土交通省の資料「東京圏における今後の都市鉄道のあり方 について」において、「都心部・品川地下鉄構想」が取り上げられたことだ。これは都営三田線・東京メトロ南北線が合流する「白金高輪」駅から、「品川」駅方面へ地下鉄路線を延伸して、直接乗り入れさせるもの。構想段階ではあるが、周辺での大規模な再開発も計画されており、エリアの重要性が高まることは間違いないだろう。

「白金高輪」駅
「白金高輪」駅

「品川」駅
「品川」駅


「羽田空港」までのアクセスも変わろうとしている。JR東日本は「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」によって、3ルートの建設を予定。「田町」駅への「東山手ルート」、「大井町」駅への「西山手ルート」、「東京テレポート」駅への「臨海部ルート」だ。これによって「羽田空港」までのアクセスが多様化し、グローバルな人の流れも変化し、都市発展の四大要素であるヒト・モノ・カネ・情報が集まるエリアとなって、居住性がアップすることが期待される。また、「泉岳寺」駅は「羽田空港」へのアクセスなど広域的な結節機能を担っているが、空港需要の増大に伴って重要性が高まっており、同駅に直結する再開発ビルの建設計画も進んでいる。

「羽田空港 第2旅客ターミナル」
「羽田空港 第2旅客ターミナル」

「田町」駅方向を望む航空写真
「田町」駅方向を望む航空写真


次に再開発によって街並はどのように変化していくのか見てみよう。「白金高輪」駅近隣では、「白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業」が進められている。計3棟のビルが建設され、総延床面積は約13万4,600平米となる大規模プロジェクトだ。“白金コミュニティの再編”を目標としており、良好な都心居住の推進、既存都市機能の維持・更新、安全で快適な都市基盤の形成、ゆとりと潤いのある水辺空間の創出などの、まちづくりが掲げられている。2023(令和5)年の完成を目指し、地域の特色を生かした住・商・工一体の複合市街地が形成される予定だ。

「白金高輪」駅周辺の街並み
「白金高輪」駅周辺の街並み
「白金一丁目東部北地区市街地再開発」イメージ
「白金一丁目東部北地区市街地再開発」イメージ


同じく「白金高輪」駅近隣では、「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」も進行中だ。対象区域は「郵政宿舎」を含む約1.6ヘクタールとなっており、総延床面積は高さ約140mの住宅棟を中心に約10万平米、総事業費は700億円と見込まれている。地元の町工場が入居する工場棟2棟の建設、「白金商店街」に面した広場空間の整備が盛り込まれるなど、地域のコミュニティに配慮した計画内容となっている。

白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業 完成予想図
白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業 完成予想図

白金商店会の街並み
白金商店会の街並み


エリア周辺でも再開発が行われており、相乗効果でますます利便性が高まるだろう。「泉岳寺」駅から300mほど南東の場所では、「高輪ゲートウェイ」駅が大きな話題を呼んでいる。40年ぶりのJR山手線新駅となり、2020(令和2)年春に暫定開業。2024(令和6)年から本開業され、京浜東北線および山手線が停車する予定だ。同時に「品川」駅〜「高輪ゲートウエイ」駅〜「田町」駅間においては、“グローバルゲートウェイ品川”をコンセプトに「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」が進行中。新しい街の玄関口の誕生と共に、周辺地域と連携した魅力あるまちが形成される予定だ。

「高輪ゲートウェイ」駅 ホーム内観イメージ
「高輪ゲートウェイ」駅 ホーム内観イメージ

港南側から4街区(南棟および北棟)を望む イメージ
港南側から4街区(南棟および北棟)を望む イメージ


「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」について、もう少し詳しく見てみよう。大きく4街区建物によってつくり出される“360度の広場空間”となり、文化創造施設、生活支援施設、ビジネス支援施設、インターナショナルスクール、街区公園などで構成される予定だ。前出のように「泉岳寺」駅からほど近いため、完成すれば人の動きに変化をもたらし、白金高輪エリアも活性化されるだろう。さらに突飛つすべき点は、2027(令和9)年に品川から名古屋にかけてリニア中央新幹線が開業予定ということだ。それによって東海道新幹線「品川」駅の直下、地下約40mの大深度地下駅が誕生する。東京・名古屋間を最速40分、東京・大阪間を最速67分で結ぶことになり、ビジネス、余暇の過ごし方、ライフスタイルをも大きく様変わりするだろう。

 港南側から高輪ゲートウェイ駅・4街区および3街区建物を望む イメージ
港南側から高輪ゲートウェイ駅・4街区および3街区建物を望む イメージ
品川開発プロジェクト(第I期)概要
品川開発プロジェクト(第I期)概要

 


「田町」駅周辺では、駅を囲むように再開発が進んでいる。2018(平成30)年には、複合施設『msb Tamachi(ムスブ タマチ)』が誕生。2023(令和5)年の完成を目指す「(仮称)TTMプロジェクト」では、オフィスビルの中に商業施設も入居する。同じ年には「三田三・四丁目地区再開発」も完成予定。高さ215mからなる複合棟を含む、4棟が整備される。

(仮称)TTMプロジェクト イメージ
(仮称)TTMプロジェクト イメージ

「田町」駅周辺
「田町」駅周辺

 


このように白金高輪エリアは、近隣の品川・高輪ゲートウエイ・田町エリアと共に、ますます魅力ある街並が形成されていく予定だ。白金高輪エリアならではの落ち着きや住み心地を享受できるうえ、商業的にもアクセス的にも利便性が向上するため、ますます居住性が増していくだろう。

白金高輪の街並み
白金高輪の街並み

「白金高輪」駅周辺の様子
「白金高輪」駅周辺の様子

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