下北沢で進む再開発と街の様子をご紹介します!
様々なカルチャーが交差する下北沢。今、その街並みに新たな施設が続々と誕生しています。2019(平成31)年3月、「下北沢」駅を中心に隣の「世田谷代田」駅から「東北沢」駅までが地下化。それによって出来た全長約1.7kmの線路跡地では、「下北線路街」の再開発が進行。さらに京王井の頭線の高架下にも新施設が生まれ、ますます賑わいが増しています。今回は現地を歩いてみて、再開発や街の様子をレポートします!
小田急線の新駅舎には複合商業施設が完成!
小田急線「下北沢」駅ホームから地上に上がると、さっそく新駅舎内の複合商業施設「シモキタエキウエ」がお出迎えです。2019(令和元)年11月に開業し、コンセプトは「UP!(シモキタアガル)」。楽しさや利便性だけでなく、駅を訪れた方の気分がアガることを目指していて、駅2階を中心に飲食店や雑貨店などが並んでいます。
さっそく歩いてみると「タイ料理研究所 下北沢店」は、タイ人シェフが作る本場の味が楽しめるとあって大盛況。「コーヒースタイルUCC 下北沢店」は、UCCによる新業態のカフェで、自分用やプレゼントにもピッタリの品も並んでいます。「SOCO thinking GORILLA」には雑貨から飲食物まで、珍しい輸入品がズラリ。施設内は駅構内から吹き抜けとなっているので、とっても開放的♪
ポップなイラストが
たくさん!
タイ人シェフによる
本場の味!
まずは駅南西口から散策してみました
「下北沢」駅を出ると、元は線路だった土地に「下北線路街」が整備されており、両隣の駅まで続いています。まずは駅南西口に出て、「世田谷代田」駅方面にのびるエリア「NANSEI PLUS(ナンセイプラス)」を歩いてみましょう。こちらは「下北線路街」の最終開発エリアとなっており、駅を出た目の前には食をテーマにした店舗が軒を連ねています。
「BONABONAPETIT」は、下北沢の名店「打心蕎庵」のオーナーが営む洋食店。「適温」は食事やお酒、コーヒーブレイクを楽しめるお店で、料理だけでなく家具やお皿などにもこだわりがあります。
2022年1月に
完成したばかり
下北沢の名店「打心蕎庵」がオーナー
カフェやミニシアターがある複合施設「(tefu) lounge 下北沢」
駅南西口を出た左手には建っているのは、2022(令和4)年1月にオープンしたばかりの複合施設「(tefu) lounge 下北沢」です。まちのラウンジをコンセプトに、仕事や勉強、お茶など様々なシーンで利用できます。たとえばカフェ&ラウンジ「(tefu) lounge by KITASANDO COFFEE」には、デスクやソファ、シェアテーブル、ブースなどが用意されており、気分や用途に合わせて使用可能。
また、ミニシアター「シモキタ-エキマエ-シネマ K2」では、オンラインとオフラインの共存という新しい映画館の形を模索。新たなカルチャーの発信地として、期待されています。
2階部分は
駅舎と直結
ミニシアターも
あります
街路は緑が溢れていて気持ちがいい♪
そのまま「NANSEI PLUS(ナンセイプラス)」を「世田谷代田」駅方面に歩くと、緑豊かな街路が続きます。そう、この「下北線路街」は木々や花にあふれているのも特徴。2022(令和4)年4月には園芸ショップ「下北園藝部 ののこや」がオープン。さらに土づくりや苗木の育成をする圃場や、木々を育てるスペース、自由に過ごせる原っぱも作られています。
また、駅2階部分からはデッキが続いており、ベンチではテイクアウトしたドリンクを飲む人や、読書を楽しむ人で賑わっています。
気持ちいい街並み
散策中にベンチで
のんびり♪
新スタイルの商店街「BONUS TRUCK(ボーナストラック)」
「NANSEI PLUS(ナンセイプラス)」を進むと、新スタイルの商店街「BONUS TRUCK(ボーナストラック)」が続いています。本とビールが楽しめる「本屋 B&B」や、本を読むためのカフェ「フヅクエ 下北沢」、コールドプレスジュースやスムージーが楽しめる「Why_?下北沢店」など、15店舗で構成。さらにコワーキングスペースやシェアキッチン、住居などもあり、様々な人が行き交うスポットとなっています。
その先には、地域とつながる保育施設「世田谷代田 仁慈保幼園」や、箱根からお湯を運ぶ「温泉旅館 由縁別邸 代田」などがあり、隣の「世田谷代田」駅の向こうまで街路は続いています。このように「下北線路街」には飲食店やショップだけでなく、様々な施設が点在しています。“住む”と“学ぶ”を一体化した移住型教育施設「SHIMOKITA COLLEGE」や、2022(令和4)年5月にはアートギャラリー「SRR Projects」も開業。ますます新たな魅力が増す予感です。
オシャレなカフェや
本屋さんが並ぶ
全102室で
構成
駅東口側には芝生広場や個店街がテーマの商業施設が!
次は「下北沢」駅から「東北沢」駅方面へ歩いてみましょう!小田急線の駅東口から先へ進むと、「下北線路街空き地」が広がっています。土管がある芝生広場を中心に、オーナーが定期的に入れ替わるPOPUPキッチンなどで構成されており、音楽ライブや演劇など様々なジャンルのイベントも開催されます。
そこから茶沢通りを渡ると、商業施設「reload(リロード)」へと続きます。こちらは店主の顔が見える個店街をテーマにしており、低層分棟形式なので路地を散策している気分でショッピングできます。輸入文房具・雑貨の専門「DESK LABO(デスクラボ)」や、焙煎から抽出まで体験できるビーンズストア「OGAWA COFFEE LABORATORY」、日本に15名しかいない茶師十段が営む「しもきた茶苑大山」など、全24店舗が並んでいます。
土管は
子連れに大人気♪
店主の顔が見える
個店街がテーマ
イベントやライブが開催されるスペースやホテルも♪
「reload(リロード)」の先にあるのは、多目的エンターテイメントスペース「ADRIFT」です。キッチン、音響・照明機材、配信設備を含むネットワーク環境が完備しており、様々なイベントやライブなどを開催。訪れた時は屋外スペースでビールの販売が行われており、その味を楽しむ人で賑わっていました♪その先には宿泊施設とカフェバー「MUSTARD HOTEL SHIMOKITAZAWA」があり、隣の「東北沢」駅となっています。
様々なイベントや
ライブを開催
散策時にカフェで
のんびり
京王井の頭線の高架下には商業施設「ミカン下北」が開業!
「下北沢」駅には、小田急線と交差するように、京王井の頭線がはしっています。2022(令和4)年3月30日には、その高架下に新たな商業施設「ミカン下北」も開業!「ミカン」の名称は「未完」に由来しており、絶えず自由に実験や挑戦を促す想いが込められています。5つの街区で構成されており、同年夏には全20店舗が揃う予定。タイや台湾、ベトナムなどの料理店が多国籍に揃うとともに、ワークプレイス「SYCL by KEIO」、図書館カウンターなどもあり、早くも街の新たなスポットとして賑わっています。
いかがだったでしょう。もともとカルチャーの発信地として知られる下北沢ですが、ますます魅力が増していましたね!
2022年3月30日に
開業!
飲食店が
多国籍に揃う
発見ポイント!
- (1)再開発された街路には、オシャレなグルメスポットやショップがズラリ!
- (2)街路は歩行者専用で緑豊かなので、楽しく散策できる♪
- (3)京王井の頭線の高架下にも商業施設が開業し、ますます街が賑わっている!
下北沢で進む再開発と街の様子をご紹介します!
所在地:東京都世田谷区