スペシャルインタビュー

“何かなくても”利用できる身近な子育て支援スポット「港区立芝浦アイランド 児童高齢者交流プラザ(あいぷら)」(東京都)

開発によって、周辺にマンションなどが増え、子育て世帯が多く暮らす港区芝浦エリア。芝浦4丁目にある『港区立芝浦アイランド 児童高齢者交流プラザ(愛称:あいぷら)』は、そうした子育て世帯の支援のための、乳幼児親子向けの広場や学童クラブの運営から、高齢者の交流の場まで備えた多世代向けのコミュニティ施設です。今回は、施設スタッフの東京YMCA・吉田さんに、同施設の特色や利用方法、運営を通して感じる芝浦エリアの魅力などについてお話を伺いました。

「港区立芝浦アイランド 児童高齢者交流プラザ」外観(施設提供写真)
「港区立芝浦アイランド 児童高齢者交流プラザ」外観(施設提供写真)

乳幼児親子・小学生・中高生・高齢者、“一人ひとりが主役になれる”場所を提供。

――まずは施設の概要や、利用方法を教えていただけますか?

吉田さん:『芝浦アイランド児童高齢者交流プラザ』は、子育て世代の方から高齢者の方までの“共生の場”として、 2007年に開設しました。利用者の方々には「あいぷら」という愛称で親しまれています(以下、「あいぷら」)。港区立の施設を、公益財団法人東京YMCAが指定管理者として運営しています。当施設は、乳幼児向けの子育て広場、学童クラブ児童の生活の場、小学生の遊びの場、中高生の活躍の場、高齢者の生きがいの場として、 午前・午後・夜間で違った表情をもった施設です。スポーツ・健康系、文化・芸術系、行事・イベント系など、多様なプログラムを年間を通じて体験できます。『一人ひとりが主役になれる、一人ひとりを大切にする、一人ひとりが熱くなる広場<プラザ>』をコンセプトとしています。

施設の利用には登録(無料)が必要ですが、0~18歳の乳幼児・児童とその保護者は港区外の方でも利用していただけて(乳幼児は保護者の付き添いが必要)、60歳以上は港区在住の方が対象となります。なお、学童クラブ(有料)については132名と定員が決まっており、港区在住、または港区内小学校に在籍する小学生が対象で、入会にあたっていくつかの要件がありますので、詳細は学童クラブの担当職員にお問い合わせください。

お話を伺った東京YMCA・吉田さん
お話を伺った東京YMCA・吉田さん

スポーツ、文化活動、ほっとくつろぐ…多用途に対応したスペースを設置。

――施設の構成や、利用できるスペースの特色などをご紹介いただけますでしょうか?

吉田さん:当施設は、1・2階は東京YMCAが運営する『こども園(保育所型認定こども園)』となっており、3・4階が「あいぷら」のフロアです。

施設の3階に上がっていただくと、まずフロント・スタッフルームがあり、こちらで登録や入館、各種プログラムの申し込み受付などを行っています。WEBでも閲覧できますが、『あいらんばん』をはじめ当施設のお知らせの配布なども行っています。その奥に、高齢者向けの『憩いの部屋』や『集いの部屋』、多世代交流スペースとして飲食・歓談ができる『ふれあいラウンジ』、乳幼児と保護者専用スペースで授乳やおむつ替えもできる『キッズルーム』 、陶芸窯を備えた『アートルーム』などがあります。現在は感染症防止対策のため、ご利用者の交代制や人数制限、ご飲食禁止など、通常時と異なる運営を行っていますのでご了承ください。

開放感のある3階「キッズルーム」
開放感のある3階「キッズルーム」

工作・絵画・陶芸などに利用される3階「アートルーム」
工作・絵画・陶芸などに利用される3階「アートルーム」

4階には、卓球・サッカーなどの各種スポーツができる 『体育室』、ステージや鏡、通信カラオケなどがあり、 発表会やダンスの練習などに使用する『ミニホール』があります。『体育室』は現在、感染症防止対策のため同フロアの学童ルームの代わりに使用していますが、 普段は多人数が集まるイベントなどにも利用できます。

広々とした4階「体育室」(※現在感染症防止のため学童ルームとして使用)
広々とした4階「体育室」(※現在感染症防止のため学童ルームとして使用)

利用者の声を取り入れ、子どもの成長や目的に応じた多彩なプログラムを開催。

――「あいぷら」はプログラムが多彩ですね?定番のものや特に好評なものを教えていただけますか?

吉田さん:プログラムの企画はスタッフが行っています。利用者の方々の「こういうのあったら嬉しいな」という声を参考にしたり、好評だったものは継続して開いたりしています。講師はスタッフの知り合いにお願いしたり、歌や楽器など多才なスタッフもいますので、得意分野を活かしてプログラムを企画したりしています。

乳幼児向けですと、まず港区主催で毎月1回開催している『子育てあんしんプロジェクト』は利用される方が多いですね。お子さんの身長・体重の計測や、保健師・栄養士・助産師・心理相談員に子育て相談などができます。

多彩なプログラムを開催
多彩なプログラムを開催

また「あいぷら」では、お子さんの年齢ごとに「よちよちタイム(首すわり~1歳未満)」「ぴよぴよタイム(1か月~首すわり)」「わいわいタイム(1歳以上)」「うきうきタイム(2歳以上)」とプログラムを定期開催しているので、同年齢のお子さんやその保護者の方とで交流していただけます。「こども園」と連携して行っている育児相談会「ふれあい相談」も当施設ならではだと思います。

小学生の児童向けプログラムでは、「アートルーム」で行う工作関連のプログラムや、スポーツなど身体を動かすものが人気ですね。最近は「体育室」が利用できない代わりに、近隣の公園にスタッフ引率で出かけて外遊びをしたりもしています。

「アートルーム」に飾られている陶芸作品
「アートルーム」に飾られている陶芸作品

地域の人々のあたたかな交流が魅力、子育てもしやすい街・芝浦。

――「あいぷら」ならではの取り組みなどはありますか?

吉田さん:ひとつは、世代間交流ができるということですね。高齢者と子どもが一緒にコマ遊びをしたり、日常のなかで自然に対話が生まれたり、そうした光景がみられるのが「あいぷら」ならではだと感じます。高齢者の方々が近くの「芝浦小学校」に行って、昔遊びや給食を食べたり一緒に過ごす取り組みなども行っています。

「キッズルーム」のおもちゃ
「キッズルーム」のおもちゃ

また、毎年11月に「あいぷらまつり」という大きなイベントを開いています。2020(令和2)年は規模を縮小して開かざるを得ませんでしたが、例年ですと町会・PTA・近隣の方など200名程のボランティアにもご参加いただき、児童たちが企画したお店などが並び大変盛り上がります。そのほか、「芝浦運河まつり」などの地域のイベントにも積極的に協力しています。

――「あいぷら」の運営を通じて感じる芝浦エリアの魅力とはどんなところでしょうか?

吉田さん:子育てする人にやさしい街だと感じます。 「田町」駅周辺のオフィス街の印象とは異なり、芝浦エリアは公園や保育園なども多く子育てしやすい環境です。街中で「あいぷら」で顔見知りになった高齢者さんと児童が挨拶を交わす姿を見かけることなどもあり、街で子育てをしている感があるのもいいな、と思います。

また、こちらで働いている身ではありますが、「あいぷら」のような施設が身近にあるのは羨ましいな、と思います。子育ては孤独になりがちなものですが、ここにくれば同じように子育てをするママたちに会えますし、私も含めスタッフも子育て経験者が多いので、ちょっとした雑談ベースで悩みや不安なことを聞いてお話したりしています。利用者さんには、何かなくても顔を出せる場、として気軽に「あいぷら」に来ていただければと思います!

「港区立芝浦アイランド児童高齢者交流プラザ(あいぷら)」
「港区立芝浦アイランド児童高齢者交流プラザ(あいぷら)」

吉田梢さん
吉田梢さん

港区立芝浦アイランド児童高齢者交流プラザ(あいぷら)

吉田梢さん
所在地:東京都港区芝浦4-20-1
URL:https://www.tokyoymca.org/childcare/aipla/
※この情報は2021(令和3)年4月時点のものです。

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