「笹塚」駅から生活圏として使いこなせる下北沢・代々木上原エリアの、通いたくなるお洒落スポットをレポート
「笹塚」駅から少し南へ下っていくと、「下北沢」駅や「代々木上原」駅があり、どちらも自転車で約10分ほどの距離感。再開発で生まれ変わりつつもカルチャータウンとして人気の下北沢と、お洒落なグルメ店が集まる代々木上原の街並みを、気軽に楽しむことができます。
今回は「下北沢」駅と「代々木上原」駅、それぞれの駅へ実際に足を運んでみて、どんなスポットがあるのかをレポートします!
新旧入り混じるアーティスティックな街・下北沢エリア
「笹塚」駅から小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅へは、自転車で住宅街を抜けた先の8分ほどの距離。もちろん電車でもアクセス可能で、「明大前」駅で京王井の頭線に乗り換えれば、10分ほどです。下北沢エリアは、昭和時代から劇場やライブハウスが多くあったことから、若者が集まるカルチャータウンとして発展。古着店が多く点在することでも知られています。また、近年は再開発により新たなスポットが続々と誕生しており、さらににぎわいを見せています。
古着店であれば、20以上のショップが集まる「東洋百貨店」のほか、最近の古着ブームもあって新しいショップが数多くオープンしています。劇場は「本多劇場」や「ザ・スズナリ」などが、小劇団の聖地として有名。ライブハウスなら「下北沢SHELTER(シェルター)」や「下北沢CLUB Que(クラブ キュー)」などで、日夜ライブが行われています。また、関東初出店の店舗として1998(平成10)年にオープンした複合型書店「ヴィレッジヴァンガード 下北沢店」は、サブカルの聖地として多くの若者が集います。
20以上のショップが
並んでいます
サブカルの聖地
再開発で構内と高架下にニュースポットが誕生
再開発により、街並みも大きく生まれ変わりました。2019(平成31)年に、小田急線の駅が地下化したことにより、新たな駅舎に複合商業施設「シモキタエキウエ」が誕生。駅2階を中心に、本場シェフの味が楽しめる「タイ料理研究所 下北沢店」や、雑貨から飲食物など珍しい輸入品が並ぶ「SOCO thinking GORILLA(ソコ シンキング ゴリラ)」など、下北沢らしいショップが並んでいます。
さらに2022(令和4)年には、京王井の頭線の高架下に商業施設「ミカン下北」も開業。名称は未完に由来しており、絶えず自由に実験や挑戦を促す想いが込められています。前述の古着店「東洋百貨店」の別館をはじめ、ベーカリー・カフェ「THE STANDARD BAKERS(ザ スタンダード ベイカーズ)」やベトナム食堂「チョップスティック」、本・雑貨店・ラウンジカフェ「TSUTAYA BOOKSTORE(ツタヤ ブックストア)」などが並んでおり、早くもランドマーク的な存在になっています。
駅と直結し吹き抜けに
なっています
新たな街のランドマーク
線路跡地は多くのショップ並ぶ「下北線路街」に
駅の地下化によって、両隣の駅間にできた全長約1.7kmの線路跡地は、「下北線路街」として生まれ変わりました。駅南西口から隣の「世田谷代田」駅方面には、「NANSEI PLUS(ナンセイ プラス)」というエリアが誕生。ミニシアターもある複合施設「(tefu) lounge(テフ ラウンジ) 下北沢」をはじめ、洋食店「BONA-BONA-PETIT(ボナボナペティ)」やカフェ「料理と暮らし 適温」、メキシコ料理店「Kitade Tacos(キタデ タコス) 下北沢店」などが軒を連ね、2階部分は緑豊かなスカイデッキが設けられています。
そのまま進むと、新スタイルの商店街「BONUS TRACK(ボーナス トラック)」へと続きます。本とビールが楽しめる「本屋B&B(ビーアンドビー)」や、読書カフェ「フヅクエ 下北沢」、日記に関する雑貨が並ぶカフェ「日記屋 月日」などが並んでおり、コワーキングスペースやシェアキッチンもあります。さらに反対側の「東北沢」駅までは、商業施設「reload(リロード)」が続いています。店主の顔が見える個店街をテーマに、輸入文房具・雑貨の専門店「DESK LABO(デスクラボ)」や、焙煎や抽出も体験できるビーンズストア「OGAWA COFFEE LABORATORY(オガワ コーヒー ラボラトリー)」などが並んでいます。
駅南西口から
隣駅方面に続きます
各種イベントも
人気です
高級住宅が並ぶ中に名店が集まる街・代々木上原エリア
では続いて、「代々木上原」駅へ行ってみましょう。「笹塚」駅から自転車で南東へ進んで8分ほどの距離。前述の「下北沢」駅からの移動であれば小田急線でたったの2駅。電車に乗り換えての移動も可能です。この一帯は高級住宅街として知られ、都会に隣接していながらも静かな街並みが広がっています。そんな中に隠れた名店が多くあり、グルメ通が足しげく通うエリアでもあります。
たとえば「日々の中華食堂」は、ビブグルマンに選出されたお店ながら、リーズナブルにランチを堪能できると評判。ビストロ「MAISON CINQUANTECINQ(メゾン サンカントサンク)」では、旬の食材を使った料理と自然派ワインに舌鼓を打てます。「セドミクラースキー」では、チェコの料理と共にチェコのビールやワインが用意されており、食後のデザートも本場の味を楽しめます。「ルヴァン」は、ハード系のパンが並ぶベーカリー。駅から少し離れているものの、多くの人を魅了するほどの人気店です。
ビブグルマン選出店
ビールやデザートも
本場の味
人気コーヒースタンドやこだわりのセレクトショップも
「Little Nap COFFEE ROASTERS(リトルナップ コーヒー ロースターズ)」は、「代々木公園」近くにある人気コーヒースタンドのバリスタが手がけるお店で、絶品のコーヒーが味わえます。「ファイヤーキングカフェ」は駅近くの人気店で、その店名の通りアメリカのブランド・ファイヤーキングの食器を使用しており、ランチからディナーまで楽しめます。「ASTERISQUE(アステリスク)」は、国際コンクール受賞のパティシエがオーナーを務める人気店。モンブランシャルムなど、ハイレベルなスイーツがズラリと並んでいます。
お洒落な雑貨店が点在しているのも魅力。「Roundabout & OUTBOUND(ラウンダバウト アンド アウトバウンド)」は、見た目も機能性も光る生活雑貨や道具をセレクトするショップ。自分用に欲しい時はもちろん、プレゼントを選ぶ際などにも利用できそうなショップです。「ARCHWAY(アーチウェイ)」にも、こだわりの生活雑貨や古着が並んでおり、店内を見ているだけでもワクワクします。
ファイヤーキングの
食器を使用するカフェ
季節で変わる
美しいケーキ
新たに誕生した複合施設を訪れてみる
2023(令和5)年には、駅近くに複合施設「CABO(カボ)」が誕生。「職・住・遊の融合」をテーマにしており、建物の中にはカフェ&バー「No.(ナンバー)」や、レストラン&ワインバー「Ukiyo(ウキヨ)」などと共に、階上にはオフィスや住居も入っていて、新たな交流が生まれるスポットとなっています。
「職・住・遊の融合」
がテーマ
さまざまな要素で
構成されている
発見ポイント!
- (1)下北沢エリアではカルチャーを感じながらの散策が楽しい
- (2)線路跡地や高架下のニュースポットが新たなにぎわいを生み出している
- (3)代々木上原エリアでは、大人な時間を堪能できる
「笹塚」駅から生活圏として使いこなせる下北沢・代々木上原エリアの、通いたくなるお洒落スポットをレポート
所在地:東京都渋谷区