京浜東北線「大森」駅が生活圏の利便性と「池上本門寺」の静謐を併せ持つ中央エリア

「羽田空港」を擁し、東京23区最大の面積を持つ大田区

東京23区の南部に広がる大田区は田園調布エリアや山王エリアなど閑静な住宅街が多いことで知られる。一方で東京湾沿いには「羽田空港」や「大井コンテナふ頭」などが広がり、交通・物流の拠点にもなっている。

区の南側を流れる多摩川、多くの種類の野鳥が羽を休める「東京港野鳥公園」といった自然も豊か。日蓮宗の大本山でお会式などの行事に多くの人が訪れる「池上本門寺」、江戸時代創建とされ、現在は航空安全の神としても崇拝される「穴守稲荷神社」など歴史の薫りも濃い。

大田区は東京23区最大の面積を誇り、人口は3番目に多い。区名は1947(昭和22)年に旧大森区と旧蒲田区が合併して誕生した際に、大森区の「大」と蒲田区の「田」を組み合わせて付けられたものだ。

大田区役所
大田区役所

大田区の行政の中心から文化の中心に生まれ変わった中央エリア

中央エリアはその名の通り、大田区のほぼ中心に位置し、東京都心へ直結するJR京浜東北線「大森」駅をはじめ、都営地下鉄浅草線「西馬込」駅、東急池上線「池上」駅の3駅を利用できる点が特徴だ。一方で、エリア西側には「池上本門寺」や「本門寺公園」、「池上梅園」が広がり、豊かな自然と歴史が息づく穏やかな住環境も魅力といえる。

「池上本門寺」お会式の様子
「池上本門寺」お会式の様子

かつては「大田区役所」がエリア内にあり、大田区の行政の中心地としても機能していた。「大田区役所」の跡地は現在、コンサートなどに使われる「大田文化の森」となり、文化の中心地に生まれ変わった。

エリア内には医療施設「大森赤十字病院」があるほか、スーパーマーケットなどショッピング施設も充実する。「大森」駅周辺には「アトレ大森」や「大森ララ」、「西友大森店」、「イトーヨーカドー 大森店」と大規模ショッピング施設が集まり、生活利便性も高い。

発展が続く「広域品川圏」にも京浜東北線で好アクセス

交通アクセスの利便性も高い中央エリア。「大森」駅からJR京浜東北線に乗ることで「品川」駅や「東京」駅にダイレクトアクセス可能だ。「成田空港」への直通電車も発着する「西馬込」駅は、都営浅草線の始発駅。各地へ座って移動できるのもうれしい。

にぎわう「大森」駅周辺
にぎわう「大森」駅周辺

「品川」駅は「羽田空港」に直結、東海道新幹線も乗り入れるという地理的ポテンシャルを持つ。この好立地を活かすため、「品川」駅周辺を中心にした「広域品川圏」では、国内だけでなく海外からの玄関口にふさわしい街づくりが行われている。JR京浜東北線の「大井町」駅周辺では「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」として、ショッピング施設やホテル、オフィスなどを整備する再開発が進められている。

さらに「品川」駅と「高輪ゲートウェイ」駅、都営浅草線の「泉岳寺」駅の間でも「TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)」の再開発が進行中で、大規模MICE施設「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」、ショッピング施設「NEWoMan(ニュウマン)高輪」、ハイグレードホテル「JWマリオット・ホテル東京」などが間もなくオープンする。「品川」駅でも新たな駅ビル整備や西口の再開発が計画中だ。中央エリアからはこれらの再開発エリアにもスムーズにアクセスできる。

大田区民の定住意向は8割超

大田区の暮らしやすさは各種調査でも裏付けられている。例えば、2023(令和5)年に行われた『大田区政に関する世論調査』によると、「これからも大田区に住みたいと思いますか」という質問に「ずっと住み続けたい」または「当分は住み続けたい」と答えた区民は84.7%にのぼった。その理由は「土地、建物を持っているから」を除くと、「住環境がよいから」「自分又は配偶者の出身地だから」「仕事、通勤に都合がよいから」の順に多く、この結果からも住環境と利便性の高さがうかがい知れる。

大田区民の定住意向(『大田区政に関する世論調査』より引用)
大田区民の定住意向(『大田区政に関する世論調査』より引用)

さらに、2024(令和6)年4月時点で大田区内には559か所の公園がある。これは東京23区では練馬区・世田谷区に次いで3番目に多い数だ。

この結果から、大田区民は交通アクセスや公園の多さなど住環境に満足し、定住意向が高くなっていると考えられる。

大田区は子育て支援も充実

大田区には子育てファミリーも暮らしやすい環境がある。保育施設の整備も進み、保育所等待機児童数は2021(令和3)年からゼロを維持している。また、大田区の「児童医療費助成制度」では18歳になる年度末までが対象で、窓口のほか電子申請や郵送申請にも対応するなど使いやすい。

「大森」駅東口の「キッズな大森」では3歳までの子どもとその保護者が利用できる「子育て広場」、乳幼児の一時預かりに対応する「キッズなルーム大森」などさまざまな子育て支援を提供している。「大田文化の森」でも子どもが楽しめるイベントやワークショップが開催されている。

「大田文化の森」
「大田文化の森」

東京の玄関口として発展を続ける「広域品川圏」に近接しながら、歴史や緑も身近で閑静な佇まいを併せ持つ大田区中央エリア。ここではファミリーものびのびと暮らしを楽しめるだろう。

京浜東北線「大森」駅が生活圏の利便性と「池上本門寺」の静謐を併せ持つ中央エリア
所在地:東京都大田区 

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