西日暮里周辺の再開発情報をレポートします!

東京メトロ千代田線、JR山手線、JR京浜東北線、日暮里・舎人ライナーの4路線が通る「西日暮里」駅。毎日10万人近い人数が利用する交通の要と呼べる地域でありながら、駅前には飲食店などが入った古いビルが立ち並び、その周辺には古くからの住宅地が軒を連ねており、現在も下町風情が色濃く残っている地域です。昔ながらの雰囲気が魅力でもある「西日暮里」駅とその周辺エリアですが、10年ほど前についに再開発により生まれ変わる計画が発表され、2021(令和3)年に着工、2025(令和7)年に完成する予定となりました。

そんな「西日暮里」駅とその周辺エリアを実際に歩きながら現在の状況を見てみると共に、駅前緑化や公園づくりなどの住環境整備からバリアフリーによる利便性向上まで様々なプランが盛り込まれた再開発事業計画の概要をまとめてみました。

JR「西日暮里」駅周辺の様子
JR「西日暮里」駅周辺の様子

荒川区の計画

日暮里・舎人ライナー「西日暮里」駅
日暮里・舎人ライナー「西日暮里」駅

JR「日暮里」駅、「西日暮里」駅、「三河島」駅周辺を中心とするエリアは、4駅8路線が通り毎日多くの人が行き来する荒川区内最大の交通結節点です。この利便性の高さを生かしながら、商業・業務機能をはじめとする多様な都市機能を集積させ、国内外から人々が訪れる広域拠点となるような街づくりを目指す再開発計画「荒川区都市計画マスタープラン」が10年ほど前に発表されました。

「荒川区花と緑の基本計画」(2009(平成21)年策定)においては、緑地の保全や緑化の推進に関わる将来像・目標・施策等についても定められており、生活に便利な施設の増加だけでなく、西日暮里周辺でも緑の多い住みよい環境づくりが計画されています。

具体的には、上記3駅周辺の駅前緑化の推進、「西日暮里公園」の整備による区の顔となる公園づくり、「歴史と文化コース」として接道部や民間施設の緑化推進、緑化イベントの開催、市街地整備事業に伴うみどりの確保などの計画が掲げられています。 また、「荒川区バリアフリー基本構想」(2010(平成22)年策定)において、駅周辺を重点的に心と身体のバリアフリー化することも目指しており、誰もが暮らしやすい環境の整備が進められています。


「西日暮里」駅周辺地域まちづくり構想①

2015(平成27)年「西日暮里」駅周辺地域において、安全安心でにぎわいのあるまちづくりを推進するための「まちづくり構想」が策定されました。「歴史・居住ゾーン」「住居商業混在ゾーン」「都市機能集積ゾーン」の3つのゾーンに分けて、それぞれの特性を活かしていく計画です。

画像出典:荒川区役所ホームページ
画像出典:荒川区役所ホームページ

画像出典:荒川区役所ホームページ
画像出典:荒川区役所ホームページ


「西日暮里」駅周辺地域まちづくり構想②

「歴史・居住ゾーン」は、日暮里台地に位置し、主にゆとりある低中層の住宅が集積するゾーンです。歴史的・文化的な地域資源を多く有し、都内有数の名所である「谷中銀座」周辺の古き良き街並みもこのゾーンに位置しています。

観光客も多数訪れる「夕やけだんだん」

「歴史・居住ゾーン」
「歴史・居住ゾーン」

高層ビル群と駅を挟んで反対側は閑静な街並みが広がる
高層ビル群と駅を挟んで反対側は閑静な街並みが広がる


「西日暮里」駅周辺地域まちづくり構想③

「住居商業混在ゾーン」は「西日暮里」駅前、「日暮里」駅前及び両駅を結ぶルートにっぽりを中心とした、商業・業務系機能など多様な都市機能が集積するゾーンです。

「西日暮里」駅前からルートにっぽりを通り、「日暮里」駅へ向かう
「西日暮里」駅前からルートにっぽりを通り、「日暮里」駅へ向かう

西日暮里・日暮里2駅間の抜け道「ルートにっぽり」
西日暮里・日暮里2駅間の抜け道「ルートにっぽり」


「西日暮里」駅周辺地域まちづくり構想④

「都市機能集積ゾーン」には、エリア北側に住居棟と公益サービスなどの機能が入った高層ビル、エリア南側には文化ホール、イベントホール、ギャラリーなどの文化スペースとして中層建物の建設が計画されています。

また、防災スペースとして活用できる広場や、JR、日暮里・舎人ライナーのアクセスをよくするためのペデストリアンデッキ整備などの計画もあります。
※「西日暮里」駅前再開発につきましては、現在実施するかどうかの計画案を作成中の段階でまだ実施が決定しておりません。詳しくは、荒川区役所ホームページをご覧下さい。

居酒屋などの飲食店が
並んでいるガード下

「都市機能集積ゾーン」 文化交流拠点となる「西日暮里」駅前
「都市機能集積ゾーン」 文化交流拠点となる「西日暮里」駅前

再開発でバリアフリー化
予定の「西日暮里」駅

JR「西日暮里」駅
JR「西日暮里」駅


「日暮里」駅の完了した再開発

山手線で隣駅の「日暮里」駅前は2007(平成19)年から2009年(平成21)にかけて再開発が行われ、駅直結の高層ビル「サンマークシティ(日暮里ひぐらしの里)」が建設されました。40階建てのガーデンタワー、25階建てのポートタワー、36階建てのステーションプラザタワーの3棟からなるこれらの高層ビルには、上層階に集合住宅、下層階に飲食店などの商業施設が入っています。「西日暮里」駅の再開発において建設が計画されている商業ビルは、「日暮里」駅前で最高層のガーデンタワーより更に高い高層ビルとなる予定です。

クリニックや飲食店
などの商業施設が
入居する低層階

サンマークシティ(日暮里ひぐらしの里)
サンマークシティ(日暮里ひぐらしの里)

ステーションプラザタワーの案内板
ステーションプラザタワーの案内板


発見ポイント!

駅前周辺の様子
駅前周辺の様子

  • (1)多様な都市機能の集積を目指す荒川区の再開発計画!
  • (2)谷中銀座周辺の古き良き街並みを生かす魅力的なまちづくり!
  • (3)文化ホール、イベントホールなどの建設が計画されている!