まちの縁がわ テラッツァ
京王線「中河原」駅から鎌倉街道沿いの道を多摩川方面に進むこと約3分。色とりどりの可愛い草花の鉢と味わいのあるコーヒーの看板が温かく出迎えてくれるガラス張りの店に辿り着く。「まちの縁がわ テラッツァ」だ。
店は、「アビリティクラブたすけあい」(NPO法人ACT)と生活クラブ生協・東京が推進する「まちのほっとスペース」づくりの活動「まちの縁がわ」の一つとして、2021(令和3)年5月にオープン。運営しているのは、「誰でも立ち寄れる地域の居場所を作りたい」という想いで集まったACT会員のメンバー達だ。
人と人が出会い、つながる「ほっとスペース」として店がまず行っているのが、カフェ事業。提供しているのはランチとスイーツ、ドリンクで、使っているのは生活クラブが厳選した安心安全な食材。メニューの中でも人気が高いのは、栄養バランスの良いおにぎりランチや野菜をしっかり摂れる豆スープ。スイーツは、米粉のロールケーキや白玉ぜんざい、季節限定のスイーツなど種類も豊富。そしてドリンクにもこだわりがあり、中でもブラジル・サンパウロ産の無農薬・化学肥料不使用の「森のコーヒー」は店一押しのメニューだ。
また、店で提供しているのは、カフェのサービスだけにとどまらない。夏休み期間には「いっちゃん家こども食堂」の活動の一環としてお弁当の配布や、地域の人が手作りした品物を販売するボックスの貸し出し(有料)、サークルやグループ活動などで利用するスペース貸し(有料)、洋服の販売などを行う。さらには、パソコンやスマホの使い方を教えたり、ズボンの裾上げサービス、和菓子作りや折り紙教室といったサロン活動を行ったりなど、店の運営メンバーやサポートメンバー、各人の特技や趣味を活かして、地域の人のさまざまな困りごとを解決し、楽しんでもらうためのサービスを提供している。
「地域の皆さんにとって、テラッツァに行けばランチやコーヒーを楽しめたり、人と話ができたり、気兼ねなくのんびりできる。そんなほっと一息できる居場所でありたいと願っています」と、店立ち上げの時からの想いを語るオーナーの一人である泉千鶴子さん。その想いを軸に、今後は学習支援や福祉関係のサロンなどさまざまな居場所作りの展開を検討しているという。
まちの縁がわ テラッツァ
所在地:東京都府中市住吉町5-17-7 和幸ビル101
電話番号:042-306-5151
営業時間:11:00~16:00
定休日:日・月曜日、祝日、年末年始
https://engawaterrazza.jimdofree.com/