東京都市区で唯一鉄道のない「武蔵村山市」。モノレール延伸による飛躍的な利便性向上に注目!
多摩都市モノレール延伸でさらなる発展が期待される武蔵村山市
武蔵村山市は東京都多摩地区の中央北側に位置し、狭山丘陵の緑に恵まれた街だ。市内に駅がないことで知られており、現在は隣接する東大和市内の多摩都市モノレール「上北台」駅や「桜街道」駅が最寄り駅となっているが、「上北台」駅から武蔵村山市内の新青梅街道を通過し「箱根ケ崎」駅への延伸事業が始まった。完成すれば武蔵村山市内に5つの駅(全部で7ヵ所の駅)が設けられ、交通アクセスの利便性が飛躍的に向上する。
道路は東西に新青梅街道や青梅街道、南北に都道55号線や多摩大橋通りが延び、交通の要衝となっている。近年は「イオンモールむさし村山」など大規模ショッピングモールも誕生し、生活利便も高くなった。
「武蔵村山市役所」や「イオンモールむさし村山」も身近な中央エリア
「武蔵村山市役所」が隣接する行政の中心地でもある、武蔵村山市の中央エリア。「中央」とは地名でもあるが、その名の通り武蔵村山市のほぼ中央にあたる。「武蔵村山市民会館(さくらホール)」や「武蔵村山市民総合センター」も身近で公共サービスも使いやすいエリアだ。スーパーマーケット「シモダディスカウントセンター 中央店」や、イオンの「超大型店」である「イオンモールむさし村山」が立地し、買い物にも困らない。
エリアの西には狭山丘陵がそのまま公園になった「野山北・六道山公園」が広がる。緑の中に延びるハイキングコースを歩けば富士山が見える展望台もある。「あそびの森」や「冒険の森」には様々な遊具がそろい、子どもに人気が高い。
多摩湖や狭山湖も近く、気軽に自然と触れ合えるのも魅力だ。「野山北・六道山公園」に隣接している「村山温泉かたくりの湯」は現在休館中だが、2025(令和7)年度中に再開する予定。
多摩都市モノレール延伸と土地区画整理事業でさらに暮らしやすい街へ
2023(令和5)年に策定された『武蔵村山市第二次まちづくり基本方針(都市計画マスタープラン)』によると、中央エリア周辺で多摩都市の導入空間を確保するため新青梅街道の拡幅を行うほか、自然環境と調和した街並みの形成を進めるとしている。
この一環として、「武蔵村山市役所」と「イオンモールむさし村山」の間では土地区画整理事業が行われており、道路や公園なども整備される予定だ。すでに一部は完成し、エリア周辺の生活環境はより向上しつつある。
緑豊かな環境で市民も住みやすさを実感
武蔵村山市の暮らしやすさは数字にも表れている。2019(平成31)年度に行われた『武蔵村山市民意識調査 報告書』では56.7%が「住みやすい」または「どちらかといえば住みやすい」と回答しており、前回調査に比べ6.0ポイント増加していた。
また、武蔵村山市の観光資源を尋ねたところ、「村山温泉かたくりの湯」「村山デエダラまつり」「野山北公園・あそびの森・冒険の森」という回答が多かった。この結果から、武蔵村山市民は「野山北・六道山公園」や「村山温泉かたくりの湯」をはじめとした緑豊かでリラックスできる環境によって、住みやすさを実感していることが考えられる。
「ハグはぐ・むらやま」など、子育て支援が充実し、子育てファミリーも安心
武蔵村山市は子育てサポートにも力を入れている。「武蔵村山市民総合センター」には「子育て世代包括支援センター『ハグはぐ・むらやま』」や「武蔵村山市子ども家庭支援センター」といった子育て施設が集まる。
「子育て世代包括支援センター『ハグはぐ・むらやま』」では妊娠や育児に関する悩み・不安事の相談に対応してくれるほか、母子健康手帳の交付時に保健師と面談すると子育て応援グッズがもらえる。「武蔵村山市子ども家庭支援センター」では病児保育や子どもショートステイ、家事育児サポーターといった子育て支援事業の相談、受付を行い、未就学児とその保護者が利用できる「ひろば」も設置されている。
武蔵村山市の「子どもの医療費助成制度」は18歳の年度末までが対象とされ、2024(令和6)年10月から自己負担額や所得制限がすべての年齢でなくなり、さらに使いやすくなった。子育て情報を集め、予防接種のスケジュール管理もできるアプリ「子ども・子育て応援ナビ」も提供されている。

多摩都市モノレールの延伸で注目される武蔵村山市。その中央に位置し、「イオンモールむさし村山」など買い物環境も充実の中央エリアは、ファミリーが快適な暮らしを実現できる街といえるだろう。
東京都市区で唯一鉄道のない「武蔵村山市」。モノレール延伸による飛躍的な利便性向上に注目!
所在地:東京都武蔵村山市
