江東区芭蕉記念館

都営新宿線「森下」駅、A1出口から徒歩7分ほどの場所にある「江東区芭蕉記念館」。日本の文学史に多大な功績を残した俳人、松尾芭蕉に関する資料の収集および展示をし、俳句等文学活動の振興を図ることと、区民の文化の向上に資するために設置された施設である。松尾芭蕉をはじめとする俳句文学関係の各種資料の観覧のほか、会議室や研修室を備えており、文学活動の拠点施設としての機能も担っている。
常設展示コーナーでは、松尾芭蕉の紹介、芭蕉と深川の関係、「おくのほそ道」についてなど、芭蕉という人を身近に感じることができる。2階には1917(大正6)年9月、常盤一丁目から出土した「芭蕉遺愛の石の蛙(伝)」が展示されている。愛らしい石像は眺めていると、どこか癒される気分にさせてくれる。さまざまな角度から松尾芭蕉の人生や残した俳句の世界観を深掘りできる企画展示も催される。最新情報はHPなどで発信されるので、こまめにチェックしたい。
3階には「図書室」が整備されている。普通の図書館とは異なり、俳文学関係の図書や俳誌などが充実している。利用には展示室観覧券(大人200円、小・中・高等50円)が必要となる。芭蕉の句に詠まれた草木が植えられている「本館庭園」も見所の多いスポットだ。四季の変化に合わせてさまざまな表情を見せてくれる。築山には芭蕉庵を模した祠と芭蕉像があるほか、句碑が3基ある。
本館から徒歩3分の場所にある「芭蕉庵史跡展望庭園」からは隅田川と小名木川を望むことができる。園内には、芭蕉翁像と芭蕉庵を描いた絵のレリーフがあり、16時30分の閉園後は芭蕉像が隅田川テラスの方へ回転し、ライトアップされ幻想的な雰囲気を醸し出す。

同施設では、小学生向けの俳句教室も実施している。毎月第2土曜日に開講しており、プロとして活躍する俳人の先生と共に、楽しみながら俳句を学ぶことができる。子育て世代は一度門を叩いてみてはいかがだろうか。
江東区芭蕉記念館
所在地:東京都江東区常盤1-6-3
電話番号:03-3631-1448
開館時間:9:30~17:00(研修室・会議室9:00~22:00)
休館日:第2・4月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替え期間
https://www.kcf.or.jp/basho/

