芝浦水再生センター上部にある水と緑があふれる空間

港区立芝浦中央公園

JR「品川」駅港南口から徒歩10分、「港区立芝浦中央公園」は「東京都下水道局芝浦水再生センター」内の曝気槽の上部に造られた人工地盤の公園である。A・B・C・D、4つのエリアに分かれており、1980（昭和55）年にA面とB面が開園した。園路沿いに建てられた四阿（あずまや）からは、芝生と松の美しい日本庭園を望むことができる。また、滑り台のついた複合遊具など小さな子どもが安心して遊べる環境が整っており、休日には親子でのんびりと過ごす様子が見られる。

B面は人工芝とゴムチップ舗装のボール遊びができる広場や木製アスレチック遊具のある芝生広場があり、のびのびと体を動かせる。バラ園には区の花であるバラが約110品種植えられており、その美しさと上質な香りに癒される。また、小型犬と一般ゾーンに分かれたドッグランが併設されているのもポイント。犬のしつけ教室などのイベントも定期的に開催されている。

1988（昭和63）年に開園したC面は、人工芝のテニスコート、テニス練習ボード、フットサル場などが備えられている。A・B・D面とは少し離れた場所に位置している。D面は2015（平成27）年に開園した最も新しいエリアである。「芝浦水再生センター」の上部に建設された商業施設の緑地と一体で整備されている。水と緑があふれる空間で広大な芝生や風の森、展望台、噴水など見どころが多い。草花や生き物が移り変わる湿生花園では、トンボやカルガモを観測することもできる。