Restaurant L’asse(レストラン ラッセ)
「目黒」駅西口から徒歩3分ほど、目黒通り沿いにあるビルのぐるりとカーブを描く階段を降りていくと、少しずつ周囲の喧騒とは様子が異なり、いつの間にか店内の緑の空気漂う落ち着いた空間へと誘われていく。そこは、イタリアの家庭の味をいただける「Restaurant L’asse(レストラン ラッセ)」だ。店内は、オーナーシェフの出身地である新潟県十日町の山奥にあるブナ林や白樺林を表現しているという。
オーナーシェフである村山太一氏は、2000(平成12)年にイタリアに渡り二つ星レストラン2店を経験した後、三つ星レストラン「ダル・ペスカトーレ」で厳しい修業を重ねた経歴の持ち主。そして2008(平成20)年に帰国して入念な準備を行い、2011(平成23)年、「レストラン ラッセ」をオープンさせた。「ラッセ」とは、「ASSE」に定冠詞を付けた「L’asse」。「ASSE」とは、手打ちパスタや焼き菓子など粉を捏ねる大きな一枚の木の板のことで、イタリアの厨房にとってはとても大切なものだ。
「ラッセ」で大切にするのは、レストラン「ダル・ペスカトーレ」で学んだ料理の技法や料理に対する考え方、アプローチ方法、食材の扱い方などがあるが、なかでも、特に食材に関しては気を遣っている。採れたての野菜、自然に育った鶏の産みたての卵、淡路島や焼津から直送した獲れたばかりの魚など、新鮮なものばかり。また、肉は職人技で絶妙な熟成を施したものを選び抜いて仕入れている。村山シェフが、「これが一番美味しい!」と思えるものばかりを手に入れているのだ。
新鮮なものを手に入れるということは、イタリア産素材にこだわらず日本各地から仕入れるということ。またさらには、日本で良いものが手に入るのであれば、他の素材も日本産を惜しまず使うという。そして仕入れた素材の魅力を存分に引き出すため、そのほかの材料や調味料の配合なども変えて村山流の料理を作り上げている。このためか、「ラッセ」はよく、日本料理や懐石料理みたいと言われるそうだ。
メニューはコースのみ。ランチでは前菜からパスタ、ラヴィオリ、魚料理、肉料理、デザート、小菓子とカフェ、といったように、フルコースランチを5,400円でいただくことができる。フルコースから一品少ない魚料理か肉料理のいずれかを選択するコースは4,400円。平日にもっと気軽に楽しみたいならパスタ+メインコース(3,600円)がお勧めだが、これも、前菜、パスタ、メイン料理、デザート、小菓子とカフェとそろっており、十分なボリュームだろう。
ディナーコースは7皿構成の7,700円と8皿構成の10,800円の2コース。ランチ、ディナーいずれも料理の内容は入荷状況によって変わり、予約の際に苦手なものやアレルギーなどについて伝えれば可能な限り対応してくれる。ワインはイタリアやフランスを中心に世界各国のものを取り揃えているほか、コース料理に合わせたペアリングコースが用意されているので、お任せしてゆっくりと楽しむのもいいだろう。
小学生以下のお子様用に、子どもに馴染みの深いパスタ料理やハンバーグといったものも単品で用意してくれている。高級感あふれるレストランでありながら、年齢制限を設けずに家族みんなで楽しめるのは、訪れる人みなを笑顔にしたいという「ラッセ」の想いそのものだろう。家族みんなで美味しいものを味わいながら、なおかつ大人空間も楽しみたい、そんな贅沢な要望に応えてくれる優しい店だ。
Restaurant L’asse(レストラン ラッセ)
所在地:東京都目黒区目黒1-4-15 ヴェローナ目黒B1F
電話番号:03-6417-9250
営業時間:12:00~14:00(L.O.13:00)、17:30~22:00(L.O.20:00)
定休日:日曜日、第1月曜日
http://lasse.jp/restaurant/
詳細地図
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