会津屋
「春日」駅と「後楽園」駅に近い場所に店を構える「会津屋」。三百余年の歴史を誇る“うつわ”の名店が、現在の場所に店を構えるに至った経緯を紐解いていくうえでは、どうしても小石川の街の歴史に触れないわけにはいかない。
創業は享保2(1717)年、会津漆器の江戸の問屋として歴史が始まった。当時は日本橋に店を構え、台東区への移転を経て文京区小石川に移る。太平洋戦争末期に店舗は烏有に帰したが、すぐに営業を再開。昭和49(1974)年には、当時の小石川周辺にはまだ少なかった7階建ての「会津屋ビル」が完成。その後、令和3(2021)年6月、春日・後楽園駅前地区の再開発事業に伴い店舗を移転し、現在にいたる。
シックな佇まいの店構えで、漆器・陶磁器・ガラス器・金属器を取り扱う“うつわ屋”として営業している。日々の生活に彩りを与え、心が豊かにさせてくれる普段使いの商品を取り揃えている。定期的に個展や企画展も開催しているため、世界に一つだけの日常の芸術を手にしてみてはいかがだろう。
会津屋
所在地:東京都文京区小石川1-5-1 パークコート文京小石川ザ・タワーPC-105
電話番号:03-3816-1222
営業時間:11:00~19:00
定休日:不定休
https://www.aizuya.co.jp/