魅力ある、選ばれるまちを目指す「新座市役所シティプロモーション課」
埼玉県の最南端に位置し、ほぼ全域が武蔵野台地にある新座市。隣接する東京都のベッドタウンとして子育て世代を中心に人気が高い。
今回はそんな新座市のまちづくりや子育て施策、まちの魅力などについて、新座市シティプロモーション課の髙橋さんに、お話を伺った。

「共創」を理念に、新座市民とともにまちづくりを推進
――新座市の人口動向と最近のまちづくりに関するトピックを教えてください。
髙橋さん:新座市の人口は近年16万人以上で推移しており、2024(令和6)年から2025(令和7)年にかけては増加傾向にあります。シティプロモーションがメインターゲットに設定している30代の子育て世代が増えているので、私たちの活動が少しずつ実を結んでいるのではないかと考えています。
最近のトピックは、2025(令和7)年11月1日に市制施行55周年を迎えたことです。例年のイベントも記念事業として盛り上げてきました。大きなところでは、大相撲の冬巡業として「新座市民総合体育館」で「大相撲新座場所」が開催されました。大相撲は各地で地方巡業を行っていますが、新座市に来るのは今回が初めてです。

髙橋さん:市庁舎の外壁にも55周年を記念して、新座市特別住民である鉄腕アトムと市のイメージキャラクター「ゾウキリン」のイラストを掲示しています。鉄腕アトムが特別住民となったのは、作者の手塚治虫先生が武蔵野の自然を気に入って新座市に制作スタジオを置いたご縁からで、以降さまざまなイベントでご協力いただいています。「新座」駅の発車メロディも鉄腕アトムの主題歌なんですよ。ゾウキリンは、市制施行40周年を記念して2010(平成22)年に誕生しました。市民にはかなり浸透し、その愛らしさから子どもたちを中心に人気があります。

――『にいざの魅ドコロ!』を立ち上げた経緯と目的を、運用体制と合わせて教えてください。
髙橋さん:開設のきっかけは、新座市議会で議員の一人から出た意見です。周辺の三芳町や川越市のように、新座市もシティプロモーション特設サイトを開設してはどうかというものでした。目的は、新座の魅力を広めて住みたいと思ってもらうこと。55周年に合わせて準備を進め、2025(令和7)年11月1日に立ち上げました。
新座市は「共創」の理念のもとにまちづくりを進めており、シティプロモーションも市民とともに進めたいと考えています。行政発信の情報はどうしても硬い感じになってしまうこともあり、地域住民の生きた声が大きな魅力になるのではと考え、投稿ページを設けています。運営業務は民間企業に委託しています。開設したばかりなので成果はこれからですが、すでに求人情報などいくつかの投稿が上がっています。市民の声を参考に、多くの新座市の魅力を知っていただけたらと思います。

「すべてのこどもが まんなか」な地域社会の実現をめざして
――新座市の子育て支援の方針と、直近の主要施策を教えてください。
髙橋さん:誰もが「住んでみたい」「ずっと住み続けたい」と思えるよう、そして安心して子どもを産み育てることができるよう、「こどもが 親が 地域が育つ 子育て応援都市にいざ」を理念に、子育て支援政策の充実・推進に努めています。具体的には、出産育児一時金の支給、こども医療費の助成、保育所等での一時預かり、ファミリー・サポート・センターによる育児の助け合いなどですね。
また、すべての子どもたちが幸福な生活を送れるよう、子どもたち自身が何を望んでいるか、子どもたちにとって何が望ましいかという視点を持ち、「すべてのこどもが まんなか」な地域社会の実現をめざしています。2025(令和7)年度からは、ライフスタイルや働き方、就労要件を問わず、時間単位で保育所等を利用できる乳児等通園支援事業(子ども誰でも通園制度)を実施するとともに、虐待への予防的な対応から子育てに困難を抱える家庭まで切れ目のない支援を行うため、「こども家庭センター」を設置しました。
――子育て世代に人気の施設、イベント、地域活動の具体例を教えてください。
髙橋さん:乳幼児連れの保護者に人気の施設は、市内に11か所ある「地域子育て支援センター」です。気軽に利用でき、親子で楽しめるイベントが多く開催されています。子育て仲間を作ったり、子育ての悩みを相談したりすることもできるので、そうした点が人気の理由でしょう。また、市内に2か所ある児童センターも連日多くの方が利用しています。0歳から高校生まで利用できる施設で、たくさんの遊具があり、親子で楽しめるイベントが開催されています。
特に「新座市児童センター」にはプラネタリウム室があり、幅広い年代の方が楽しめるようたくさんの番組を取りそろえているので、老若男女問わず大変人気があります。

優れた交通利便性、雑木林とせせらぎが魅力の新座市
――「清瀬」駅を起点にした生活圏は、市境を越えて新座市側にも広がっています。このエリアの特徴を教えてください。
髙橋さん:関越道の跨道橋に「東京都に半分食い込むまち新座市」という横断幕があるように、新座市は特徴的な形をしています。「清瀬」駅付近は特に食い込んでいる場所ですね。また、新座市は「雑木林とせせらぎのあるまち」でもあり、「清瀬」駅付近はこの豊かな自然環境に加え、都心への通勤・通学の利便性を享受できる点が一番の特徴でしょう。
髙橋さん:また、この辺りには「野火止用水」が流れており、用水沿いの遊歩道は住民の憩いの場となっています。「野火止用水」は小平市の玉川上水から分水し、都内6市を経て新座市へ流れる歴史的な用水で、この歴史的文化資産を守り伝えていくため、6市が連携して毎年12月上旬に清掃を行っています。
新座市では12月第一週目の土曜日を「野火止用水クリーンデー」とし、通常の月1回の清掃ボランティアに加え、公募市民も参加する清掃活動を実施しています。今年も市民の方に参加いただきました。
――今後の重点プロジェクトと具体的なスケジュールなど教えてください。
髙橋さん:これまで進めてきた新座駅北口土地区画整理事業や都市高速鉄道12号線(大江戸線)延伸の検討など、市の発展に大きく影響する事業については今後もしっかりと進めていきたいです。2026(令和8)年11月には、60歳以上の高齢者を中心とするスポーツ、文化、健康と福祉の総合的な祭典で、健康増進や世代間交流を促進する「ねんりんピック彩の国さいたま2026」が埼玉県で開催予定です。新座市はマレットゴルフの会場になっているので、様々な啓発活動で機運醸成に努めています。今後も、皆様から選ばれるまちを目指して、シティプロモーションを推進してまいります。

――最後に、新座で暮らすことを検討しているファミリーへ一言メッセージをお願いします。また、見学に来る際のおすすめの市内の回り方や相談窓口、体験イベント情報があれば教えてください。
髙橋さん:新座市は、西武池袋線や東武東上線を使えば20分で池袋に出られる便利なまちです。川越街道(国道254号線)や防衛道路が通り、関越道・圏央道へのアクセスも良いので、自動車通勤を考えている方や車移動の多い方にとっても良い立地と言えるでしょう。ぜひ前向きに移住をご検討ください。
移住検討者を対象とした特定の相談窓口はありませんが、新座市の特色は雑木林や野火止用水といった今も残る武蔵野の風景なので、まずはそこを見ていただくのが良いと思います。無料の市内ガイドがあるので、それに参加するのもひとつの手でしょう。事前に観光ボランティアガイド協会に申し込みいただければ、歴史や自然などテーマにした5コースから選べます。一番人気は野火止用水コース。ガイドさんは地元にお住まいのシニアの方が多いので、住環境について聞くこともできるのではないでしょうか。

髙橋さん:『にいざの魅ドコロ!』をはじめ、SNSなど個人の感想も参考材料になると思います。ゾウキリンの公式Instagramでは、商工祭や収穫祭などのイベント告知をしています。市役所4階のシティプロモーション課、ホールや公民館が入る複合施設「ふるさと新座館」などには、まちあるきマップが置いてありますのでご活用ください。

髙橋さん:語呂合わせで「にいざ(213)」となる2月13日は「新座の日」で、ゾウキリンの誕生日でもあります。毎年市内の商業施設でイベントをやっているので、お近くまで来られた際にはぜひ立ち寄っていただければと思います。ゾウキリンの着ぐるみとの撮影会や親子で楽しめるイベントなどを行っています。今年は2月8日に市内の企業にご協力いただいて、ソーラーパネルとペットボトルを使ったLED照明装置作りや、ゾウキリンがプリントされた巾着に好きな色を塗ってオリジナル巾着を作るといったワークショップを行います。大きなところでは、毎年4月17日に平林寺の行事「平林寺半僧坊大祭」、9月には阿波踊りがメインの「大江戸新座祭り」もありますよ。

新座市 総合政策部 シティプロモーション課
魅力創造係 髙橋勇太さん
所在地:埼玉県新座市野火止1-1-1 本庁舎4階
電話番号:048-424-4686
FAX:048-479-2226
URL:https://www.city.niiza.lg.jp/soshiki/6/
※この情報は2025(令和7)年12月時点のものです。
