都心から近く緑が豊富な清瀬市で、インフラ整備による発展が期待される清瀬駅前エリア
「池袋」駅から30分圏内の緑豊かな街、清瀬市
清瀬市は東京都多摩地域の北部、都心から約20kmに位置し、北側は埼玉県新座市や所沢市と隣接している。地形は大部分が武蔵野台地にあたり、台地の間を流れる川沿いには湧水が見られるなど自然も豊かだ。近年は10万本のひまわりが咲き誇る「清瀬ひまわりフェスティバル」など自然を活かしたイベントも開かれるようになった。
清らかな空気に恵まれた清瀬市は、昭和初期には結核療養にふさわしい土地と考えられていた。多くの病院が建てられ、「病院街」とも呼ばれた。現在、これらの病院は結核療養所としての役割は終えたものの、地域医療の要となっている。
「清瀬」駅から「池袋」駅には西武池袋線で約30分と近く、昭和30年代以降はベッドタウンとして発展した。今も都心にアクセスしやすく、環境もよい街として注目されている。
ショッピング施設や文化施設に恵まれ、緑も身近な清瀬駅前エリア
清瀬駅前エリアは清瀬市の玄関口となる「清瀬」駅周辺に広がる。「清瀬」駅南口には「オーケー 清瀬店」、北口には「西友清瀬店」とスーパーマーケットもそろう。「清瀬」駅南口からは「清瀬南口商店街(ふれあいど~り)」も延びている。「清瀬市中央図書館」や「清瀬けやきホール」といった文化施設が近いことも魅力だろう。
「清瀬」駅の南西はかつての「病院街」で、今も「国立病院機構 東京病院」や「複十字病院」など多くの病院が集まる。救急に対応している病院もあり、病気やけがの際も安心だ。恵まれた生活利便施設に加え、「清瀬中央公園」や「清瀬」駅北口のけやき通りなど緑も多い。
「清瀬」駅には西武池袋線の各駅停車のほか、快速や通勤準急、準急も停車する。一部の電車は東京メトロ有楽町線や東京メトロ副都心線に直通し、「池袋」駅だけでなく「永田町」駅や「有楽町」駅、「新宿三丁目」駅や「渋谷」駅にもダイレクトアクセスできる。「清瀬」駅が始発となる電車もあり、座って移動できることもうれしい。
交通広場の整備などが計画される「清瀬」駅南口
2020(令和2)年に改定された「清瀬市都市計画マスタープラン」では清瀬駅前エリア周辺を賑わいの中心と捉え、拠点性の強化や交通結節機能の充実を図るとしている。
具体的には「清瀬」駅南口の商店街でにぎわいの維持・向上、「清瀬」駅南口交通広場や都市計画道路の整備、「清瀬」駅舎の改築を進める方針だ。「清瀬」駅北口のけやき通りなど既存の緑を保全し、「清瀬」駅南口側でも緑を増やす取り組みも行うとしており、今後も利便性と住環境の両立が期待される。
「清瀬中央公園」で「清瀬市中央図書館」と児童館の複合施設整備も
清瀬市では子育て支援も強化している。子ども医療費助成は18歳の年度末まで対象とされ、乳幼児は全額、小学生以上は自己負担額200円を除いた額が助成される。2024(令和6)年10月からは所得制限がなくなり、さらに使いやすくなった。
「児童センター(ころぽっくる)」は「清瀬市中央児童館」と「ころぽっくるセンター」の複合施設で、乳幼児専用のプレイルームでは保育の専門家が常駐する「つどいの広場」も開催されている。音楽会や「一日どうぶつ村」、「なんでも発表会」などイベントも多い。
現在、「清瀬中央公園」では「清瀬市中央図書館」と児童館の複合施設の整備が計画されている。新しい「清瀬市中央図書館」には児童書や中⾼⽣向けの図書コーナーを設置するほか、「清瀬中央公園」に子どもが裸足で走り回れる安全なスペースを整備、児童館では中⾼⽣の居場所づくりも進められるという。完成すれば清瀬駅前エリアの子育て環境はさらに充実しそうだ。
生活利便と豊かな自然が魅力の清瀬市は人口も増加傾向
清瀬市の人口は1990(平成2)年に約66,000人であったが、2010(平成22)年には約72,000人、2020(令和2)年には約75,000人と人口増加が続いている。
2023(令和5)年に行われた「第17回清瀬市政世論調査」では「今後、清瀬市に住み続けたい」と回答した人の理由として、「自分の家や土地がある」に次いで、「自然環境がよい」や「生活に便利」といった回答が多かった。また、「清瀬市がどのような都市になることを期待するか」という質問に対しては「誰もが安心できる医療・福祉が充実した都市」という回答が最も多かった。これらのデータから清瀬市の生活利便や自然環境、恵まれた医療が評価され、人口が増えていると考えられる。
多くの魅力を持つ清瀬市内でも、清瀬駅前エリアはその魅力を余すところなく享受できる街といえるだろう。
都心から近く緑が豊富な清瀬市で、インフラ整備による発展が期待される清瀬駅前エリア
所在地:東京都清瀬市