街のオアシスのような、自家製酵母のおいしいパン屋さん

松風

定番のクロワッサン2種
定番のクロワッサン2種

祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩約10分。商店街から少し離れた住宅地のパン屋さん「松風」を訪ねるには、風に泳ぐ白いのれんが目印だ。店主・田所さんが自宅の一角で営むお店は、週に3日、水・土・日曜のみの開店。ご近所の人、お出かけの途中に立ち寄った人、たまたまお店を見つけた人……と、いろいろなお客さんが来ては、パンを選びつつ店主さんと他愛もないおしゃべりをして、「また来ますね~」と帰っていく。そんな日常が緩やかに流れている場所だ。

「松風」は白いのれんが目印
「松風」は白いのれんが目印

田所さんが「松風」を開いたのは16~17年前。食や暮らしについて改めて見つめなおすことがあり、考えていくと、個人で店を出すことに辿りついたのだという。「今売られている食べ物は単純じゃなく、添加物などの食品ではないものを加えた上で、無理に食べ物にしているでしょう。それが嫌で、シンプルに作れたらいいかなと思ったんです。ものを売る・買うということも、作り手・買い手がわからない売り方がたくさんあるけれど、お客さんが自分でお店に来て、選び、買って行く。そういう普通のことがしたかったんです。それらを自分の身の丈に合わせて、個人のお店でやってみようと思ったんですね」。パン作りの経験はなく、一から独学で身につけたもの。「お客さんが来てくれたから作り続けられた」と笑う。

自家製粒あんの詰まったアンパン
自家製粒あんの詰まったアンパン

自家製酵母を使った焼き立てパンは、自家製粒あんの詰まった白くてまるい「アンパン」に定番のクロワッサン、オリーブオイルたっぷりの「岩塩とオリーブoilフランス」から、ハード系の「フランスパン」や「食パン」まで、約20種類ほど。添加物は一切未使用、国産小麦100%で、そのほかの素材も薬に頼らず作っている生産者さんから仕入れたものが使われている。それぞれ「このパンが好き!」というお客さんがいるため、ラインナップの入れ替えはあまりないそうだ。パンがすべて売れた時点でその日の営業は終了。自分の作れる量を作ってすべて売る、その原則を大切にしている。

パンがすべて売れた時点でその日の営業は終了する
パンがすべて売れた時点でその日の営業は終了する

お店の前には小さなテーブルと椅子もあり、ちょこっと休憩することも可能。街のオアシスのようなパン屋さんだ。

松風
所在地:東京都世田谷区砧3-33-6 
電話番号:03-3416-8888
営業時間:9:30~売り切れまで(目安として15:00~16:00)
定休日:月・火・木・金曜日、第3水曜日
http://pannyamatsukaze.blog.fc2.com/

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