飛行機用エンジン工場跡地の防災公園

桃井原っぱ公園

「桃井原っぱ公園」
「桃井原っぱ公園」

杉並区内で最大規模の広さを誇る「杉並区立桃井原っぱ公園」は、2011(平成23)年4月1日に開園した。全体の面積は4ヘクタールで、4.6ヘクタールの「東京ドーム」よりもわずかに狭い。かつてこの地では、国産第1号の飛行機用エンジンが開発され、ロケットについても国産第1号を誕生させている。

「桃井原っぱ公園」
「桃井原っぱ公園」

園内の「ロケット発祥之地」と刻まれた碑は、そのことを記念して建てられたもの。このような歴史に加え、同園の特色としてあげられるのは名称通り“原っぱ”が広がっていることだ。それを“何もない”と捉えるのではなく、気持ちのよい開放感とともに、走り回ったり、寝転んだり、つまり“何でもできる”と考えるべきかもしれない。

「桃井原っぱ公園」
「桃井原っぱ公園」

また同園は、防災公園として整備されており、災害救助用ヘリコプターの離発着場も設けられている。平時は公園として活用されるが、災害時には避難拠点となる。ウォーキング、ジョギングにも最適な同園が、将来にわたり穏やかでありつづけることを願うばかりだが、いざというときの場所と機能が用意されているというのは、近隣住民にとっては心強いかぎりだ。

桃井原っぱ公園
所在地:東京都杉並区桃井3-8-1 
https://www.city.suginami.tokyo.jp/shise..

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