2件目はそのすぐ近くにある「クレスト町田I 1号棟」の2階のお部屋。こちらはちょっと広めの物件で、15+6+7帖の2LDK。専有面積も約1.5倍の64平米です。子ども2人くらいまでは快適に暮らせそうですね。家賃は約1.4倍の9.5万円。駐車場と合わせても10.4万円です。外観も玄関まわりもちゃんとデザインされていて、家賃を超えた高級感がありますね。

この物件のアピールポイントは15帖のリビング。キッチンが壁向きなのでスペック以上の広さを感じます。収納無しというのが難点ですが、せっかく広いので、余計なものを置かずに使ってみたいですね。ほか2部屋はリビングとドアで直結した個室。大人部屋と子ども部屋、または寝室と仕事部屋などなど、いろいろな使い分けができそうです。

水回りも先ほどの物件と同じくらいきれいで、ビルトイン式のキッチン一式をはじめ、給湯システム、バスタブ、洗面台、シャワー、鏡などすべて新品。新品便座にTOTO製ウォシュレット、便利なサーモスタット式水栓など、先ほどよりも全体的にワングレードアップした装備になっていて、家賃9万円台はアンビリーバブル。これは大穴物件です！！

さて、後半は町田市内にある魅力的な神社を訪れる連続企画。今回は淵野辺駅が最寄りの町田市矢部地区から、「箭幹（やがら）八幡宮」をご紹介します。「箭幹」は古い言葉で矢を意味する言葉で、創建は今から約1400年前の7世紀。神社庁の資料では「616年勅命により京都石清水八幡宮より勧請された」のだそう。矢部地区の地名の由来にもなっています。

境内はとても広く、今はバス通り側から人もクルマも入ってきますが、本当の正面は森の中にひとすじに伸びる道の先。この参道で、昔は流鏑馬（やぶさめ）の神事も行われていたそうです。振り返って本殿側を見れば、荘厳な「随神門」と、神仏習合の名残といえる鐘楼が見えます。八幡宮の文字には、鎌倉の鶴岡八幡宮と同じ「鳩文字」が使われていました。

随神門をくぐった先が拝殿。この拝殿と本殿は2023年に改装されたばかりで、清らかな気持ちでお参りができます。拝殿前と参道沿いには新旧いろいろな表情の狛犬が佇んでいますが、この八幡様は獅子舞が有名で、町田市指定の無形民俗文化財に指定されています。毎年秋に行われる例祭では、獅子舞とお囃子を連れた神輿が地域を練り歩くそうです。

まとめ

今回は町田駅と成瀬駅をダブルで使える（ただし遠い）金森地区から、キレイでお得な2物件を内見してみました。家賃は駅から離れるほど、築年数が経過するほど下がるので、金森地区の家賃は総じて低めです。しかし、この2物件はその家賃帯でありながら、本気のリフォームが施工されていて、気持ちよく新生活をスタートできそうな感じでした。

お金を貯めたいけれど、快適さには妥協できない。そういった場合には駅までの距離を妥協すれば、けっこうこういう良質物件も見つかります。

今回ピックアップした金森地区に関しては、駅まで遠くても、道のりが平坦で快適。バスの数も多いので、遠さもそれほど気にならない地区だと思います。うまくこういうエリアを見つけて物件探しをするのも、賢い方法だと思います。

後半で紹介した「箭幹（やがら）八幡宮」も、長い歴史を感じさせるとても素敵な神社でした。町田の中心部からはちょっと遠いですが、ぜひ出かけてみてください。

JA町田市ではインターネット上に公開されていない物件もたくさん抱えています。お部屋選びは内見がとても大事。ネットの情報だけで決めてしまわずに、ぜひ、現地に行って内見してみてください。JA町田市の窓口に相談すれば、頼れる職員が力になってくれますよ！