続いて訪れたのは、この連載企画でもおなじみの団地群、「町田コープタウン」です。約半世紀前の建物群なので、一部の棟については建て替えが進められていますが、残った棟はもうしばらく現役だそう。とはいえ建物自体は堅牢性が高く、耐震面は問題なし。ドアを開ければ鉄筋建築らしい静かな空間が広がっています。築年だけでは判断できませんね。

驚くべきはリビングルームの広さ。なんと広さは17帖！！もともと2部屋だったものから壁を取り払い、ひとつの部屋に仕立て直しています。カウンター式のキッチンも今時で、気分が盛り上がりそうです。こんなに立派なリビングの物件が、なんとお家賃8万円台。お手頃な家賃が多い町田エリアでも、この内容でこの家賃は、コスパ高すぎです！

そのほかには6帖洋室がひとつ。先ほどと同じ1LDKですが、こちらは専有面積が約53平米なので10平米ほど広くなっています。水回りも気合いの入ったリフォームが行われており、ピカピカの新品仕立て。サーモスタット式の水栓も使いやすそうです。「団地」にネガティブなイメージを持っている方にこそ内見に行ってほしい、「ギャップ萌え」物件です。

「町田コープタウン14号棟 207号室」の物件情報はこちら

続いては、町田市内の公園を紹介する連続企画。今回は町田市の中でも北西端にある「相原中央公園」を訪れました。公園があるのは、橋本駅の少し北側の丘陵地帯。一般的には相模原市か八王子市と思われているエリアですが、実はここも町田市の市域なんです。町田市って本当に広いんですね！駐車場脇の芝生広場は、子連れの方に人気の場所です。

公共交通では訪れるのが大変な場所なので、基本的にはクルマで訪れるタイプの公園ですが、広い駐車場が無料で利用でき安心です。全体的にスポーツ目的の来園者が多い公園のようで、平日はシニア層のテニス利用者が中心。壁打ち用のブースもありました。公園の両端にはグラウンドが2面あり、週末になるとサッカーや野球チームの利用があるようです。

初めて訪れる人が利用しやすいのは、芝生広場と森林エリアです。森林エリアには高尾山のように幾つかのコースがあり、多摩丘陵本来の森を縫って歩けるので、1周20分ほどのちょっとしたトレッキングを楽しめます。ドングリ系の木が多いので、秋冬に訪れるのもおすすめ。一角には桜が植えられた丘の広場があり、花見スポットにもなっているようです。

まとめ

今回は成瀬エリアと南町田エリアから、厳選したリフォーム済み物件を2件回ってみましたが、このエリアのリフォーム熱の高さは東京最上位のレベルにあると思います。長く続いている供給過多の構図から、「何とか入居してほしい」という大家さんによるリフォーム合戦が繰り広げられ、ユニークで高コスパな、魅力あふれる物件が増え続けています。そんな数多くの選択肢の中から、理想のひと部屋を見つけてみてください。