JR横浜線「成瀬」駅の周辺は1970年代以降に開発が進んだ地域で、都心からほどよい距離にあり、ファミリー層に向けた住宅地として発展しました。それから数十年、世代交代が進みつつある昨今は、戸建て、集合住宅ともに多くのファミリー向け賃貸が生まれており、需要以上に供給量が多い状態。借り手側から見れば「選び放題」に近い状態となっています。
家族みんなの利便性を踏まえて、物件選びには慎重にならざるを得ない現代のパパ・ママ達にとって、こういう選択肢の多い場所は有り難いもの。「広くてキレイで、できるだけ安く」というワガママも、成瀬エリアでは叶えやすくなっています。
そこで今回は、低家賃で住める3DK、少しだけリッチな3LDKの2件の「ひろびろ物件」を内見してみました。後半は町田市内のオススメ公園をご紹介するコーナー。今回は出来立てホヤホヤの「忠生スポーツ公園」をピックアップします!
最初に訪れたのは、成瀬駅が最寄り、とはいえ徒歩約25分かかるという微妙な距離感の、「センチュリーハイツ16号棟」の2階のお部屋です。しかし、この物件には秘策が。建物のすぐ目の前がバス停で、徒歩わずか20秒でバスに乗れてしまうのです。成瀬駅行きのバスは1時間に2本程度と少なめですが、タイミングが合えばかなり便利だと思います。
間取りは3DKで56平米。3つの個室があるので家族のプライバシーが保てます。玄関を入ったすぐ先にダイニングキッチン、その両側に個室があるという珍しい間取りですが、必然的にダイニングを通るので、家族のコミュニケーションも増えそうです。床も壁も新品に張り替えられていてピカピカ。これだけキレイで家賃8万円台の3DKは、かなり希少です。
気になる水回りも、しっかりとお手入れされていてクリーンな状態でした。収納もそれぞれのお部屋に備わっており、特に南側の洋室のクローゼットは深くて容積たっぷり。モノに埋もれない、すっきりとした暮らしが送れると思います。建物のすぐ目の前に駐車場が借りられるのも嬉しいポイント。町田で暮らすなら、自家用車は欠かせませんよね。
玄関入ったところ
続いて訪れたのは、成瀬駅から徒歩12分の好立地にある「グランリーオ南成瀬」のお部屋。こちらはさらに広い3LDKで、2フロア、専有面積82平米、家賃約13万円と、成瀬エリアではリッチな部類の物件ですが、玄関前の駐車場込みでこの家賃なので、よく考えるとお得な物件かもしれません。玄関を開けた瞬間、階段が現れるのはワクワクしますよね!
リビングルームは14帖もあってかなり広々。カウンターキッチンも綺麗な状態で、床はツヤツヤ、壁のクロスも新品交換済みでした。ここまで広いと賃貸というよりも戸建て新築の感覚ですね。窓を開けると、外には自分だけの専用庭が広がっていました。住宅街の真ん中なので、窓を開けてもクルマの騒音はほぼ皆無。この静かさは大きなメリットです。
気になる水回りは、新品交換とはいかないまでも、前の住民の方がかなり丁寧に使っており清潔感がありました。高め家賃の物件には通常、それなりの収入のある人や、丁寧な暮らしをする人が入居するもの。前の住人や左右の隣人に「ハズレ」が少ないのも、あまり大きな声では言えませんが、高価格帯賃貸ならではの利点だと思います。
階段を上がった先には3つの洋室。それぞれ同じような広さで、収納も備わっており、どれをどのように使うかは住む人次第。子どもが多ければ個室にできますし、少なければ書斎や仕事部屋に充てることもできるでしょう。リビングの広さを保ちつつ、個室もしっかり3部屋ある広々とした3LDKで、とても暮らしやすそうな物件でした。
続いては、「町田市内のおすすめ公園」を紹介する連続企画。今回は町田市西部にある「忠生スポーツ公園」をご紹介します。この公園があるのは、桜美林大学のちょっと北側の辺り。「町田市バイオエネルギーセンター」の煙突が見える高台にあります。公園が開園したのは2023年の秋。ふかふかの芝生でのびのびと遊べる、広くてきれいな公園です。
町田市民でも「ここ、前は何だっけ?」と首をかしげると思いますが、実はここは、町田市の最終埋立地だった場所。谷を埋め立てて、土を被せて芝生を植えて、ジョギングロードを描いて遊具を置いき、美しい芝生公園へと生まれ変わらせました。町田市版「夢の島」ですね。駐車場もあるので、クルマをお持ちの方はぜひ一度訪れてみてください。
まとめ
今回はファミリー向けの物件を成瀬エリアから2件、内見に訪れてみました。一方は家賃8万円台で56平米の「コスパ重視3DK」、一方は家賃約13万で2フロア82平米という「準戸建て3LDK」でした。単純に面積で割ると、前者が1万円で7平米、後者が1万円で6.3平米となり、「やっぱ安い物件のほうがコスパもいいなあ」と感じるかと思います。
しかし掘り下げてみれば、後者は駐車場付きなので、実質家賃は12万円。そうなると1万円あたり6.8平米となります。しかも庭付き、築浅、駅チカとなると…実は後者のほうが高コスパなのかもしれません。尺度は人それぞれですが、「家賃が高い物件は贅沢」と偏見を持って内見しないのは、もったいないのかもしれませんね。
単身で暮らす場合、適当に物件を決めてもなんとか暮らせてしまいますが、ファミリーの場合、そう簡単にはいきません。家族ぞれぞれの都合や事情を踏まえて慎重に探さないと、将来「こんなはずじゃなかった」と引っ越しを繰り返し、無駄なコストと労力がかかってしまいます
とはいえ、共働き世帯が多い昨今、「物件探しにそんなに手間をかけられない」という方も多いと思います。そんな方に頼ってほしいのは、やはり「賃貸のプロ」。JA町田市のスタッフに相談すれば、数々の物件から、最短で最適な物件をマッチングしてくれるはずです。コスパを重視するなら、物件探しのタイパもぜひ大切に。JA町田市の賃貸窓口にぜひお出かけください!