種類豊富な路地裏のパン屋さん

Le depart(ル・デパル)

オレンジ色の看板とゆとりあるアプローチが目印
オレンジ色の看板とゆとりあるアプローチが目印

「平井」駅南口の「平井親和会商店街」を歩くこと数分。四丁目交差点近くの裏道にある「Le depart(ル・デパル)」は、この地で20年以上愛されるパン店だ。実家のパン店で経験を積み、20代で同店を開いた店主の児玉さん。パン店を営む親族が多かったため、自然と同じ道に進んだという。

パンだけでなく、焼き菓子も多い
パンだけでなく、焼き菓子も多い

店内は清潔で、奥にある厨房がガラス越しに見られる。販売スタッフはいるが、約80種類ものパンを基本的に児玉さん一人で作っている。パン作りで大事にしていることは「手を抜かないこと」。この信念を守り続けてきたからこそ、人通りの少ない路地裏でも常連客に恵まれ、20年以上も続けてこられたのだろう。

一番人気は、一日18本限定の「あまぐりブレッド」
一番人気は、一日18本限定の「あまぐりブレッド」

ハード系の生地にイチジクとクルミを練り込んだ天然酵母パン、フォカッチャの生地でさつまいもを包んだパンなど、種類豊富。「焼きそばドック」や「コロッケパン」など昔ながらの惣菜パンに加え、キッシュなどもある。決まった曜日にのみ並ぶパンもあり、通う楽しみがある。看板商品の「あまぐりブレッド」は甘栗がゴロゴロ入っていて、手にするとずっしり感じる。当初は秋限定の商品だったが、要望を受けて通年販売するようになったという。

「平井は総武線沿線で一番いい場所だと思う」と話す店主の児玉さん
「平井は総武線沿線で一番いい場所だと思う」と話す店主の児玉さん

「あんパン」や「野沢菜パン」なども人気。コッペパンは、頼めばいちごジャムやピーナッツクリームなどを挟んでもらうことができる。また、マフィン、バウムクーヘン、スコーンといった焼き菓子も豊富。バターが少し焦げてカラメル状になったラスク「トスタール」や、懐かしい甘食もある。

天気のいい日などは昼間のうちにほとんど売れてしまい、午後5時くらいに閉店してしまうこともある。早めに行けば、多くの商品が並んでいるはずだ。

Le depart(ル・デパル)
所在地:東京都江戸川区平井4-7-8 デイジイ2平井
電話番号:03-5627-3900
営業時間:7:30~19:00
定休日:日曜日、祝日 ※祝日のない週は水曜日もお休み

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