スペシャルインタビュー

緑豊かな自然環境はそのままに、社会状況や住民ニーズに合わせた街へと変化し続ける練馬区光が丘

緑豊かな自然環境と生活利便性にすぐれた街として幅広い世代に人気の練馬区光が丘エリア。都営地下鉄大江戸線「光が丘」駅を中心に、駅直結の商業施設をはじめ区民センターや図書館、体育館といった公共施設も揃い、利便性の高い生活環境が整っている。また「光が丘公園」をはじめ大小の公園が点在しているのもこのエリアならではの特徴で、季節のうつろいを身近に感じながら生活ができる理想のライフスタイルを享受できるだろう。
今回は光が丘地区のまちづくりを担当する練馬区都市整備部 東部地域まちづくり課を訪ね、光が丘地区の魅力についてお話を伺った。

練馬区都市整備部 東部地域まちづくり課 納谷さん(左)、竹永さん(右)
練馬区都市整備部 東部地域まちづくり課 納谷さん(左)、竹永さん(右)

緑豊かな自然環境と生活利便施設が揃う練馬区光が丘

――まず練馬区および光が丘エリアの概要について教えてください。

納谷さん:練馬区は23区の北西部に位置していて、大田区、世田谷区、足立区、江戸川区に次いで5番目の面積を有しています。特徴としては公園や農地など緑地の占める割合を示す指標として緑被率(りょくひりつ)といったものがありますが、23区でもっとも数値が高く緑豊かな自然が多く残っています。

緑豊かな自然が多く残る街
緑豊かな自然が多く残る街

また日本初の長編カラーアニメ「白蛇伝」や日本初の連続テレビアニメ「鉄腕アトム」が製作されるなど、練馬区は日本のアニメ産業発祥の地としても知られ、現在も区内にはアニメ関連の制作会社が数多くあり日本最大のアニメ産業の集積地となっています。

光が丘については練馬区の中央部に位置していて、区民センターをはじめ図書館や体育館といった公共施設もありますし、警察署、消防署、郵便局、総合病院といった施設が集約されています。

東京都練馬区 練馬区役所 外観
東京都練馬区 練馬区役所 外観

また都営地下鉄大江戸線「光が丘」駅の周辺には駅直結の商業施設や大規模な店舗もあり、充実した生活環境が整っています。さらに「光が丘公園」をはじめ大小の公園が点在しているので、緑豊かな環境にも恵まれた生活しやすい街として注目されています。

地区計画によって公園や緑豊かな住環境を維持・保全できるような仕組みを整備

――緑豊かな環境を守っていくために取り組んでいることがあればお聞かせください。

納谷さん:まちづくりの観点から言えば光が丘地区には地区計画というものがありまして、それを策定したことによって将来にわたって公園や緑豊かな住環境を維持・保全できるような仕組みを整えています。※地区計画とは、地区の目指すべき将来像を設定し、その実現に向け都市計画に位置付けてまちづくりを進めていく手法です。

また練馬区には地域住民の方と協定を結んで公園の清掃や除草など日常的な維持・管理をしていただける「公園等の住民自主管理」という制度もあります。

1997(平成9)年頃から始まった取り組みで、現在30ヵ所で協定が結ばれています。光が丘地区だけでも「秋の陽公園」や「夏の雲公園」など7ヵ所で地域の方による自主的な活動が行われ、地域の庭としての公園に愛着をもっていただけるような取り組みになっていると思います。

竹永さん:この取り組みは行政からお願いしてやってもらっているのではなく、あくまで地域の方の自主的な活動を後押しするような制度で、自分の生活する地域の身近な緑を大切にしたいという思いをうまく活用することができている事例なんじゃないかと思います。練馬区では、緑に対しての意識が高い方が多いかなと感じています。

暮らしのすぐそばで緑が感じられるからこそ、地域住人の意識も自然と高まる
暮らしのすぐそばで緑が感じられるからこそ、地域住人の意識も自然と高まる

区民生活の豊かさを実現する地域として中心的な役割を担う“地域拠点”に位置付け

――光が丘地区の今後のまちづくりにおいて注目すべき点について教えてください。

納谷さん:まず練馬区には今後の区政運営の方向性を明らかにした「みどりの風吹くまちビジョン」と名付けられた計画がありまして、まちづくり分野の計画として定められたのが「練馬区都市計画マスタープラン」と呼ばれるものです。

「練馬区都市計画マスタープラン」によると光が丘駅周辺は “地域拠点”のひとつに位置付けられておりまして、区民生活の豊かさを実現する地域として中心的な役割を果たすことが求められています。

冒頭でも触れましたが、光が丘地区には公共施設をはじめ、警察署、消防署、郵便局、総合病院といった施設が集約されています。また駅周辺には商業施設や大規模な店舗もありますので、ある意味、駅周辺で生活を完結できるような利便性の高い街になっているかと思います。都営地下鉄大江戸線の始発駅で都心へのアクセスも良いですし、練馬区の顔としてふさわしい魅力ある都市空間が形成されていると思います。

今後のまちづくりにおいて注目すべき点としては、「光が丘地区地区計画」の目標にもありますが、「まちの活性化に資する文化振興、学校教育、福祉関連等の機能をもった施設の整備を誘導するなど、社会状況の変化や住民ニーズを踏まえた公共公益施設等の適切な機能更新を図るとともに、緑豊かで良好な住環境というものを将来にわたって維持・保全し、周辺地域と調和のとれた地域拠点としてふさわしい市街地を形成すること」を目指しています。

現在、光が丘地区は団地の入居開始から35年以上が経過していまして、今後、少子高齢化が進行していくと思われます。そういったことも踏まえて社会状況の変化に対応したまちづくりというのが今後ますます求められるかと思います。

社会状況の変化や住民ニーズに合わせて変化する光が丘のまちづくり

――病院の移転・改築に伴い地区計画の変更が行われたそうですが?

納谷さん:光が丘地区には地域の中核的な病院としての役割を担う「公益社団法人地域医療振興協会練馬光が丘病院」があるのですが、光が丘第四中学校の跡地に移転・改築する方針が決定したのを契機として、平成31(2019)年4月にその方針を反映させた地区計画の変更が行われました。詳細は区のHP(https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/machi/kakuchiiki/hikari_henkou.html)からもご覧いただけるようになっていますが、光が丘地区を8つのブロックに区分して土地利用の方針といったものが定められています。

公益社団法人地域医療振興協会練馬光が丘病院
公益社団法人地域医療振興協会練馬光が丘病院

今回の病院の移転・改築により設備の拡充やベッド数の増加によって病院機能が強化される計画で、地域全体の医療提供体制の充実が期待されています。また病院の跡地も医療や福祉分野の機能が充実した施設としてリニューアルオープンする予定で、今後ますますご高齢の方にも安心して住めるような街になるのかなと思います。まさに社会状況の変化や住民ニーズに合わせた街へと変化しつつあるのかなと考えています。

竹永さん:練馬区はもともと病床数が少ないと言われていまして、今まさに病院の移転・改築により拡充を進めているところです。今回の事業によって光が丘地区の医療、福祉もますます充実するので、子育て世代はもちろんご年配の方や一人暮らしの方にとっても安心して過ごせる魅力ある街になるのかなと思います。

多彩な施設と緑豊かな環境に恵まれた住みやすい街

――最後に、これから新しく光が丘地区に住まわれる方に向けて光が丘地区の魅力について教えてください。

納谷さん:光が丘地区には公共施設や商業施設、教育施設や文化施設など様々な施設が存在していますし、「光が丘公園」をはじめ緑豊かな環境があるところも魅力です。今の季節は目を閉じればセミの鳴き声が聞こえて、都内にいるとは思えないような感覚も味わえます。街を歩けば季節の移り変わりが感じられ気分もリフレッシュできるので、そういった点でも住みやすい良いところかなと思います。

光が丘公園の様子
光が丘公園の様子

竹永さん:昨年、フィールドワークで光が丘の街を歩いたんですけど、あらためて緑が豊かで良いところだなと実感しました。並木道が綺麗だったり四季それぞれの花が見られる公園があったりと、街に緑が根付いているのを感じました。

光が丘地区には「春の風公園」や「夏の雲公園」、「秋の陽公園」といった四季を意識した特徴のある公園もあり、季節の変化を楽しめるのも魅力かなと思います。

納谷さん:また平成28(2016)年にオープンした「四季の香ローズガーデン」という公園もありまして、従来のバラ園と合わせておよそ220品種のバラの香りが楽しめるようになっています。令和3(2021)年5月にはローズガーデンエリアを約2.2倍拡張するとともに隣接する施設のリニューアルを行いまして、緑の普及・啓発の拠点として運営が行われています。近隣住民の方をはじめ多くの方に利用されており、光が丘地区の魅力を感じられる新たなスポットのひとつとして注目されています。

四季の香ローズガーデン
四季の香ローズガーデン

丁寧に整えられ、新たな人気スポットとなっている
丁寧に整えられ、新たな人気スポットとなっている

私たちまちづくり課としては、社会状況が刻々と変わっていく中で、変化に柔軟に対応しながらより住みやすい街となるよう地域の方とも連携してまちづくりに取り組んでいきたいと考えています。

練馬区都市整備部 東部地域まちづくり課 納谷さん、竹永さん
練馬区都市整備部 東部地域まちづくり課 納谷さん、竹永さん
練馬区都市整備部 東部地域まちづくり課 納谷さん(左)、竹永さん(右)住所:練馬区豊玉北6-12-1
電話番号:03-3993-1111
※この情報は2021(令和3)年8月時点のものです。