文京区は都内有数の文教エリアとしても知られる。江戸時代、現在の文京区内には「湯島聖堂」や「昌平坂学問所」が設けられ、文教エリアとしての歴史が始まった。明治維新後に 「昌平坂学問所」は閉鎖されたが、跡地には現在の「お茶の水女子大学」や「筑波大学」、「東京学芸大学」、「東京大学」といった大学の前身となる教育機関が進出し、文教エリアという地位を確立する。
写真 : 東京大学
写真 : 「東京大学」銀杏並木
白山エリアでも「東洋大学」の前身である「哲学館」が移転してきたことをきっかけに、学生の街として発展してきた。今も白山エリア周辺には「東京大学」や「文京学院大学」など大学のキャンパスが多く、文教エリアならではの落ち着きが漂う。「東洋大学京北高等学校」、「京華中学・高等学校」、「郁文館中学校・高等学校」などの私立校も多く、教育の選択肢に恵まれていることも魅力だ。
写真 : 「東京大学」周辺の街並み
写真 : 東洋大学
写真 : 文京学院大学
こうした背景から文京区では教育熱心な家庭が多いといわれる。東京都教育委員会『令和4年度公立学校統計調査報告書』によると「私立中学進学率ランキング」は文京区が1位で、約50%が私立中学へ進学していた。
白山エリア周辺も幼児教室や学習塾が充実し、教育に対する熱いニーズに応えてくれる。「幼児教室 チャイルド・アイズ 白山校」で一生ものの思考力を身につける知育を行い、受験対策にも定評がある。「ポプラキッズ」は幼児教育のほか体操教室、絵画教室、造形教室など多彩な教室が特徴だ。
ほかにも0歳からバイリンガルを育てる「NESイングリッシュスクール白山本校」や、 英語で預かる民間学童保育「Kids Duo 白山」など多くの幼児教育施設が揃う。「白山東児童館」でも体操教室やベビーマッサージ、リトミックなどの乳幼児プログラムが開かれている。
写真 : image photo
また、「栄光ゼミナール 白山校」や「個別指導塾TOMAS 白山校」など学習塾に加え、「東京進学会」や「赤門セミナー東京校」といったハイレベルな予備校が揃うことも特徴だろう。
「東洋大学」の創立者である井上円了は「大学の教育を広く民衆に届ける」という志を掲げていた。今も「東洋大学 白山キャンパス」では一般向けの講座などを行い、この志を受け継いでいる。事前に申請すれば「東京大学附属図書館」や「お茶の水女子大学附属図書館」などの大学図書館も利用できる。
写真 : 東京大学総合研究博物館
写真 : 農学資料館
子どもの教育環境に恵まれているだけでなく、大人も専門性の高い学びを実現できることが文教エリアの魅力だ。
文教エリアの魅力を享受する街 所在地:東京都文京区