小松川境川親水公園(本一色周辺) (徒歩4分/約300m)
1982(昭和57)年4月1日に開園した「小松川境川親水公園」は、古川親水公園に続く区内で2番目にできた親水公園である。江戸川区は三方を水辺に囲まれる水の豊かな土地である。かつて農村だったエリアも都市化の進展に伴い環境が悪化した。その課題を打開すべく、失われた緑を回復し、自然性豊な生活環境を創り出して行くことを目的に、区民と行政とが一体となった緑化運動が展開された。その中で生まれた親水公園の一つが「小松川境川親水公園」だ。
1981(昭和56)年から4年の歳月をかけて3.2キロメートルの変化に富んだせせらぎが生まれた。その後、1993(平成5)年には、湧水のゾーン0.7キロメートルも完成した。公園を流れる清流は新中川の水を浄化したもので、多くに人が集う場となっている。小松川境川親水公園を「愛する会」が結成されており、清掃活動やイベントの実施なども積極的に行われている。1986(昭和61)年には建設省(現国土交通省)の「手づくり郷土賞」や「国際交通安全学会賞」を受賞した。
菅原橋から中川までの全長3,930メートルで、5つのゾーンに分かれている。湧水のゾーン・せせらぎのゾーン・水の庭園のゾーン・水しぶきのゾーン・たゆたいのゾーンとバラエティに富んでいる。園内には、夏季に水遊びができるじゃぶじゃぶ池も備えられている。同公園の水は濾過した自然水が使用されている。じゃぶじゃぶ池の開設期間中はプールなどでも使用されている塩素による消毒水を使用するなど安全面への配慮がなされている。東小松川公園にはシャワーや更衣室もあるので、気軽に遊びにいける環境が整っている。
アスレチック遊具などもたくさんあり、小さな子どもを持つ世代はお世話になることが多くなりそうだ。夏季以外にも春には桜、秋には紅葉とさまざまな表情を見せてくれる。ウォーキングやランニングコースとして利用するのにもちょうど良いだろう。
小松川境川親水公園(本一色周辺)
所在地:東京都江戸川区本一色1
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