隅田川

隅田川
隅田川

江戸城の外堀に位置する日本橋は、江戸幕府にとっては重要な位置にあり、1603(慶長8)年、徳川家康が江戸に幕府を開いてから江戸の町づくりを日本橋から始めたのも当然のことといえる。

家康は日本橋を江戸城の玄関口とし、隅田川へ流れ込む日本橋川の水運をいかして水路の整備を進め、諸国の物産が集まるようにした。江戸時代の隅田川は物資を運ぶ大動脈として使われる一方、春の花見や夏の船遊びなど、人々の生活に取り入れられ、親しまれてきた川だった。

毎年100万人の見物客で賑わう隅田川花火大会は1733(享保18)年、両国川開きの際に花火を打ち上げたのが始まりといわれる。都道463号上野月島線(八重洲中央通り)を通す中央大橋は夕方から午後11時までライトアップされ、都市景観にも気を使った美しいデザインで中央区のシンボルにもなっている。

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