浅草を代表する洋食店

洋食ヨシカミ

いちばん人気のビーフシチュー
いちばん人気のビーフシチュー

浅草六区の路地裏に佇む「洋食 ヨシカミ」。今や浅草を代表する有名店は、1951(昭和26)年のオープン当時は、カウンター10席からスタートしたという。「ヨシカミ」といえば、午前中で売り切れてしまうハヤシライスが有名だが、この店のすごいところは、何を食べても美味しいところ。国産牛のステーキ、オムライスにハンバーグ、オムライスにカツサンド、どれをとっても絶品で間違いのない旨さなのだ。

オープンキッチンで腕を振る吾妻さん
オープンキッチンで腕を振る吾妻さん

ヨシカミのキャッチコピーは、店のロゴにもなっている「うますぎて申し訳ないス!」という言葉。代表取締役の吾妻さんに、この意味を聞いてみると、「ひとつは下町ならではの洒落。そしてもうひとつは、ここまで口に出したからには、店では美味しい料理をお出しするという、スタッフ一同の戒めの言葉として掲げています。」と話す。

かわいいテーブルクロスとカウンター
かわいいテーブルクロスとカウンター

店内に入ると昔ながらの洋食屋さんの雰囲気で、初めて訪れた人でも、なぜか懐かしさを感じるはず。オープンキッチンでは、目の前で料理を作る姿が見られる。ギンガムチェックのクロス、バーだった頃の面影を残すレトロ感もとってもいい感じなのだ。

ふんだんにカニがのる人気メニューのカニサラダ
ふんだんにカニがのる人気メニューのカニサラダ

「ヨシカミ」に来たらまずはオーダーしたいのが、カニサラダだ。ここで使用するのはタラバガニの缶詰め。冷凍のタラバを使わないのは、「うちはわざわざ、缶詰めを使っています。多分冷凍の方が安いけど、冷凍では絶対に出せない旨みが缶詰めにはある。」と吾妻さん。缶詰めのアスパラガス、これも懐かしい味。自家製のマヨネーズでいただく、懐かしの贅沢サラダだ。

箸で切れるほどやわらかな肉
箸で切れるほどやわらかな肉

メイン料理はどれも名物と呼べるほど美味しいが、ヨシカミと言えば、デミグラスソースが有名。このデミグラを思う存分楽しめるのが、ビーフシチューだ。制作期間はなんと1週間かかるというヨシカミ自慢のデミグラに、3時間以上コトコト煮込んだやわらか牛肉。付け合わせの野菜まですべて美味しい。何を食べるか迷ったら、まずはビーフシチューをオーダーすることを、ぜひオススメしたい。

ランチタイムや休日の行列はもはや浅草の名物
ランチタイムや休日の行列はもはや浅草の名物

素材を厳選し、基礎からすべてを手作りしている美味しい洋食。目の前で調理するオープンキッチンだから、カウンターに座れば待っている間も楽しい。ヨシカミでカニサラダとステーキを食べて、お土産にカツサンドを持ち帰るというのが、常連さんのスタイル。お店のスタッフも感じが良くて、それも魅力のひとつ。コツコツと通って常連さんになりたい、とっておきのレストランだ。

洋食ヨシカミ
所在地:東京都台東区浅草1-41-4 
電話番号:03-3841-1802
営業時間:11:30~21:30(L.O.21:00)
定休日:木曜日
https://www.yoshikami.co.jp

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