ソムリエによる自然派ワインと無添加料理のマリアージュを楽しむ

喰呑をかし

虎ノ門と新橋をつなぐ「新虎通り」が開通した翌年の2015(平成27)年2月、新虎通り沿いの飲食店のパイオニアとして、「喰呑をかし」は暖簾を掲げた。当初は銀座での出店を考えていたそうだが、周辺一帯が“フランス・パリのシャンゼリゼ通りを目指す”これから発展する街という期待感から、現在の場所を選んだとのこと。

食材の品質・鮮度については言うまでもなく、安全・安心なものを提供することにこだわる同店。女性最年少(当時)でソムリエの資格を取得した看板女将が厳選する自然派ワインと、天然素材・オーガニック栽培にこだわった食材を使った、身体想いの無添加料理とのマリアージュが楽しめる。

濃灰色の壁、京都から取り寄せたという格子戸に和紙を丁寧に貼った吊灯籠。京町家を彷彿とさせる外観は、“シャンゼリゼ通り”に加えられる面白いアクセントになっている。

店内に入ると吹き抜け、アメリカ製のシーリングファンがまわる。杉板を丁寧に張り詰めた二階部分と天井、左官職人が腕によりをかけて塗り上げたモルタルの壁、北海道産椛桜で作った一枚板のカウンターが織りなすシックな空間が印象的だ。

2階は個室になっており、網代に編まれた戸を開けると、イギリスのアンティークで揃えられた家具により、洋館のような趣がある。特に6脚ある椅子は、1860年代製と、年代物だ。京都から取り寄せた蓮の花の描かれた戸や、イタリアで買い付けた照明器具、大正ロマンを彷彿とさせるオイルランプ…細かなところまでオーナーのこだわりが光る。また丸窓から外の景色が見られるのもポイントだ。

料理については3品、紹介しよう。まずは「コレナイのスペアリブとアイコトマトのグリル オーガニックレモン&フランス産粒マスタード」だ。20分間じっくりと焼き上げた柔らかジューシーなスペアリブの味わいだけでなく、フランス製の「シャトー・ル・ティエール」のナイフの切れ味にも注目したいものだ。

次の「天然鯛クリームコロッケ」は、生で味わえるほどの新鮮な天然鯛を使っている。天然鯛の芳醇な香りとたっぷりの身をベシャメルソースに詰めて、コレステロールゼロのグレープシードオイルでサクッと揚げている。パセリ、パルミジャーノレッジャーノ、トマトのイタリアントリコローレソースでいただく目にも楽しい一品だ。

最後の「アボカドとパルミジャーノレッジャーノのカルボーネリゾット」は、組み合わせの妙を楽しむ一品でもある。森のバターといわれるアボカドと、チーズの代名詞・パルミジャーノレッジャーノ、仕上げのオーガニックブラックペッパーの組み合わせは、相性抜群。他店ではなかなか体験できないだろう。

またランチでも様々な料理を提供している。一番人気は「旨辛!中落ちカルビカレー」。とろけるほどホロホロに煮込まれた中落ちカルビが絶品だ。こちらは夜のメニューにも名を連ねているため、是非一度味わっていただきたい。ジャンルを越え、美味しさを追求するという同店の姿勢を体現した一品でもある。

同店は、“呑む”についても妥協しない。自然派ワインだけでなく、日本酒やウイスキーなど様々なラインナップが並ぶ。どれもソムリエの女将がチョイスしたものだ。さらには埼玉・川越のクラフトビール「COEDO毬花-Marihana-」を生で提供している。シトラスフルーツのような香り爽やかなこのビールを生で楽しめるお店はほとんどないという。また、秋冬は白葡萄やスパイシーな柑橘を感じさせる「COEDO伽羅-Kyara-」にビールを変更するという。これも季節に合ったお酒を楽しんでもらいたいという同店のこだわりである。

一人でふらりと、カウンターで女将チョイスのワインとチーズを楽しむのはもちろん、二階のプライベートな個室の空間で、接待や女子会、特別な日にコース料理を堪能するのもよいだろう。

特別な空間でこだわりのワインと身体想いの料理を味わいたいとき、「喰ウ呑ム イトをかし」の暖簾をくぐりたいものだ。

喰呑をかし
所在地:東京都港区西新橋2-21-6
電話番号:03-5473-3800
営業時間:11:30~13:30、17:30~23:00(L.O.22:00)
定休日:日曜日、祝日(土曜日はディナーのみ営業)
https://www.facebook.com/fa.wokashi/

詳細地図

あわせて読みたい。関連ページ