周辺散策レポート

芸術と音楽の街・仙川をのんびり散策してきました!

仙川は芸術と音楽の街。安藤忠雄ストリートなど街の景観の中に、「せんがわ劇場」や「東京アートミュージアム」といった芸術に触れあえる市民の施設が並んでいます。そこで実際に現地へ行って、仙川の街をレポートしてきました!

「音楽が身近な街の風景」
「音楽が身近な街の風景」

まずは「音楽の街」仙川について。「仙川」駅の南側、都道118号線を西へ歩くと、そこには「桐朋学園芸術短期大学」と「桐朋学園音楽部門」の建物があります。世界最高水準の音楽教育を提供しているという名門「桐朋学園」は、1952(昭和27)年、当時の桐朋学園女子部門の桐朋女子高等学校に音楽科を併設したときから、音楽教育の歴史を刻むようになりました。伝統的なピアノや弦楽器、指揮専攻などが有名で、優秀な演奏家を多数輩出しています。少数精鋭の密度の高い教育を実践していて、子供のための音楽教室から大学・大学院まで一貫した体系を持っているこの名門校へは、生徒たちが他県から何時間もかけて通われる例もまれではありません。

アーティスティックな
外観

音楽校の超名門「桐朋学園」
音楽校の超名門「桐朋学園」

陽光が美しい
テラススペース

「桐朋学園」の校内
「桐朋学園」の校内


小澤征爾氏が第1期生になる「桐朋学園音楽部門附属子供のための音楽教室」は桐朋学園大学に併設された早期教育機関。60年以上積み上げてきた教育手法は、桐朋だけが提供できる世界のスタンダードにまで上りつめています。また、桐朋の学生は音楽を通して耳が鍛えられるので、外国へ留学しても語学が障壁になるケースが少ないということもあるそうです。

オーケストラ♪

「桐朋学園音楽部門附属子供のための音楽教室」
「桐朋学園音楽部門附属子供のための音楽教室」

世界のスタンダードへ!

「桐朋教育」ポスター
「桐朋教育」ポスター


続いて、「桐朋学園前」の交差点を再び駅に向かって北上すると、そこには仙川商店街(通称、「ハーモニータウンせんがわ」)が。全長412m、様々な店舗が立ち並ぶこの商店街は、それぞれトランペットタウン、バイオリンタウン、ピアノタウン、ハープタウンに分かれています。惣菜店、書店、ファストフード店、ドラッグストアなど、昔ながらの個人商店やチェーン店が混在していて、大型店に押されて廃れていく商店街が多いなか、新旧の商業施設が上手に共存しているこの通りはとても魅力的でした。

買い物スポットが
とにかく充実!

かなでるハーモニー「仙川商店街」
かなでるハーモニー「仙川商店街」

ハーモニータウンの
かわいいロゴマーク

音楽を感じる商店街の風景
音楽を感じる商店街の風景


続いて、「芸術の街」仙川についてご紹介します。「仙川」駅東側には「安藤忠雄ストリート」とも呼ばれる全長400mの「松原通り」があります。安藤忠雄は建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞など、数多くの賞を受賞しているあの日本を代表する建築家の1人。この土地を所有していた個人オーナーが1990(平成2)年の都市計画を機に、新たな街並みを作ろうとその設計を安藤氏に依頼。この通りは通称「安藤ストリート」と呼ばれ、打ちっぱなしのコンクリートとスモーキーガラスで構成された、モダンな集合住宅、保育園、美術館などが並び、整った風景を生んでいます。日本でも安藤建築を一挙に見ることのできる数少ない場所です。

スタイリッシュ!

安藤ストリートと呼ばれる「松原通り」
安藤ストリートと呼ばれる「松原通り」


その「松原通り」を歩いてみるとまずは、「せんがわ劇場」が。こちらは「舞台芸術を楽しむ市民」を応援するために、様々な活動が行われている市民シアターです。こちらでは演劇や演奏会など多彩な演目が開催されたり、「桐朋学園大学」の学生たちによる、若さあふれる公演が見られることも!そのほか親子で参加できる音楽のワークショップも開かれ、市民が芸術に親しめる憩いの場所となっています。
近くには「調布市仙川ふれあいの家および調布市立仙川保育園」や「仙川デルタ・スタジオ」も。こちらも安藤氏のデザインによる建築なので、やはりほかでは決して見られないようなスタイリッシュでユニークな建物。一見の価値ありです。

目を惹くユニークな
建築物です

芸術に親しめる「せんがわ劇場」
芸術に親しめる「せんがわ劇場」

スタイリッシュな
安藤デザイン♪

「仙川デルタ・スタジオ」
「仙川デルタ・スタジオ」


「せんがわ劇場」の隣りには、「東京アートミュージアム」が。国内外のアーティストによる展示会では、外部の光を採り入れ、外部空間を感じながらアート作品を鑑賞できる美術館です。長大なガラスの壁面の両側にコンクリートの固まりを置き、モニュメントとする安藤忠雄建築の特徴がよく表れていました。続いて、道路を渡った向かい側には「仙川フィックスホール」が。このコンサートホールは、美しいアーチ状の天井で響きも豊か。1階にはゆったりとしたカフェやギャラリー、洋菓子店なども入っています。実はこちらの建築は安藤忠雄の設計ではなく、別の建築家のデザインなんです!安藤建築だけなく、多様な芸術を楽しめるのがこの仙川の魅力です。このように様々な建築を見比べてみるのもこの「安藤ストリート」の楽しみ方の1つかもしれませんね。

内部に広がる
意外と大きな空間

「東京アートミュージアム」
「東京アートミュージアム」

室内楽を楽しめる
コンサートホール
 

「仙川フィックスホール」
「仙川フィックスホール」


また、仙川は小説家兼画家の武者小路実篤氏が住んでいた街として有名です。彼は晩年の約20年、この仙川に住んでいました。邸宅だった場所(「桐朋学園前」の少し南)は現在「実篤公園」となっていて、約5000平方メートルの園内には四季折々の樹々や花々、鯉や野鳥などとっても自然が豊かで魅力的なスポットです。隣には、実篤氏の生涯や業績を紹介する「武者小路実篤記念館」が。5週間ごとにテーマを変えて展覧会も開催し、さまざまな角度から紹介しています。また、「ハーモニータウンせんがわ」に並ぶお店にも武者小路実篤氏の絵が飾られているようです。実際に「神代書店」や「青香園」を訪れて、チェックしてみてください。

紅葉の季節も美しい

水と緑に恵まれた「実篤公園」
水と緑に恵まれた「実篤公園」

ファンじゃなくても
楽しめる!

「武者小路実篤記念館」
「武者小路実篤記念館」


最後に、地域のイベントもご紹介!「JAZZ ART せんがわ」は2017(平成29)年で10回目の開催です。「せんがわ劇場」を中心に、国内外で活躍する日本人ミュージシャンはもちろん、海外からも多数ミュージシャンが参加してイベントを盛り上げます。そして仙川を代表するお祭りといえば「おらほせんがわ夏まつり」。たくさんのパフォーマンスステージで盛り上がる、仙川で一番のお祭りです。「おらほ」とは、江戸時代に男性が自分のことを「おら」と呼んでおり、「ほ」とは「穂」と書き、秀でていることを表します。「人目につくようになる」の意味で「おらほ」、すなわち誰にも負けず、強い信念を持つ存在になるという意味で、「おらほせんがわ」と名づけられたそう。仙川周辺は桐朋学園のほかにも白百合大学もあり、著名な文化人を多く輩出している歴史があります。仙川はまさに芸術文化活動にふさわしい街だと言えるでしょう。晴れた日には、一度のんびりと訪れてみてはいかがでしょうか。

生バンド演奏あり!

生バンド演奏あり!
生バンド演奏あり!

そそる紙看板

「おらほせんがわ夏まつり」を目前に浮足立つ商店街
「おらほせんがわ夏まつり」を目前に浮足立つ商店街


「発見ポイント!」

「実篤公園」の池でおよぐ錦鯉
「実篤公園」の池でおよぐ錦鯉

  • (1)音楽家を育てる最高の環境がある!
  • (2)安藤忠雄氏の建築物をはじめ、芸術と文化を感じる光景がそこかしこに!
  • (3)商店街を筆頭に、街のバランスがGOOD!