一期一会の日本酒とワイン、そして旬の味覚がそこにある

粋酔

「二代目おまかせ・刺身盛合わせ」
「二代目おまかせ・刺身盛合わせ」

西武池袋線「石神井公園」駅西口より徒歩約2分、鉄道高架と富士街道が交差する「りそな銀行」向かいの市井ビル2階にある和食店「粋酔」。店主・滝川氏の奥様はソムリエ資格と唎酒師(ききざけし)の資格取得者なので、日本酒とワインのセレクトには定評がある。常連客を対象に、毎月、蔵元を招いての「酒蔵の会」も開催していることから、1階の入り口には酒蔵で多く見かける杉玉が飾られている。

竹の間から漏れる柔らかな明かりが素敵
竹の間から漏れる柔らかな明かりが素敵

和の設えが成されている階段を上がり、店内に入ると、大きく左右2つのフロアに分かれており、右手は半個室風で全席禁煙、4人掛けテーブル2つ、2人掛けテーブル1つの全10席、メインフロアとも言える左手には掘りごたつ式席のカウンター席8つ、3人掛けテーブル2つ、2人掛けテーブル席1つの全16席となっている。カウンター席も各テーブルも広いピッチがとられているので、周囲を気にせずゆったりと食事を楽しめる空間だ。

掘りごたつ式席のカウンター
掘りごたつ式席のカウンター

日本酒は常時約90種、ワインは約60種が用意されており、人気銘柄から希少銘柄まで幅広く取り揃えられている。また、当たり前のようでいて意外と当たり前ではない心配りも。同店のリストに書かれているお酒は、その日のオープンには確実にある銘柄のみをリストに記載している。そのためにはこまめにリストを書き換える手間は厭わない。それは滝川氏自身が“リストに書かれているお酒を注文して、品切れだった時の落胆”した経験によるもの。また、たとえば1合のお酒を同店では誠意を持ってたっぷりめに1合お出しするのもモットー。当たり前のことを当たり前にやる――そんなさりげない誠意が、滝川流のホスピタリティと言えるだろう。

旬の素材を楽しめるメニューとその日のおすすめ日本酒
旬の素材を楽しめるメニューとその日のおすすめ日本酒

もちろん、料理についても同様だ。テーブルに置かれているグランドメニューも週1で、オススメメニューに至っては毎日書き換えている。旬の素材を楽しめるラインナップがズラリと並んでいる。その日のお通しは、ズワイガニの餡をかけたツルムラサキとマグロ。続いて、甘えび、かんぱち、まだこ、イサキなどの「二代目おまかせ・刺身盛合わせ」。「その日のおすすめ日本酒(半合90ml)」から、茨城県・来福酒造の純米吟醸生「夏の酒」をチョイス。季節限定のお酒で、希少な酒米・渡舟で造られた、爽やかでフルーティーな風味が楽しめるという。

日本酒の種類も季節ごとに旬のものが揃えられる
日本酒の種類も季節ごとに旬のものが揃えられる

食材は生産者が見える国産のものを使用し、信頼できる流通業者より仕入れ、“安心・安全・美味しい”料理を提供。いずれも業者加工品や冷凍食品、化学調味料も一切使用しない姿勢を貫いている。また、新鮮な地場野菜を使用したメニューも。こちらも「その日おすすめ料理」から練馬区で生産されたパクチーのキムチ「練馬区・キムパク」と、「おすすめ日本酒」から青森県・八戸酒造の純米活性にごり生・華吹雪「夏どぶろっく」を。シャンパンと同じ瓶内二次発酵の自然な微発泡感と、爽やかな甘酸っぱさを味わえる夏限定のどぶろくである。キムチの辛味のどぶろくの甘みが絶妙。

「練馬区・キムパク」と純米活性にごり生・華吹雪「夏どぶろっく」
「練馬区・キムパク」と純米活性にごり生・華吹雪「夏どぶろっく」

それぞれの好みや価格を滝川氏に伝えれば、お酒と料理の相性についてもアドバイスしてくれる。その言葉一つひとつに、各銘柄への思い入れや、酒造りしている方々への敬意が感じられた。

※2017(平成29)年6月取材。料理・お酒の内容は仕入れによって異なります。

粋酔
所在地:東京都練馬区石神井町7-1-2 市井ビル2F
電話番号:03-3997-7703
営業時間:17:30~22:00(日曜日は17:00~)
定休日:月曜日、第3火曜日
http://suisui2013.blog.fc2.com/
http://www/facebook.com/suisui

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