調布市子ども家庭支援センター すこやか インタビュー

駅前のワンストップ型子育て総合施設「調布市子ども家庭支援センター すこやか」

「国領」駅前の商業施設、「ココスクエア」の2階という好立地にある「調布市子ども家庭支援センターすこやか」。子育て支援の総合拠点として、天候を気にせず遊べる広場や相談コーナーなどさまざまなサービスをワンストップ型で提供し、国領エリア周辺の子育て家庭を支えている。施設長さんから、実際にどのように利用ができるのかお話を伺った。

約250平方メートルものスペースが広がる「屋根のある公園」

広々とした「かるがも・らっこルーム」
広々とした「かるがも・らっこルーム」

――「子ども家庭支援センターすこやか」の概要をお聞かせください。

施設長さん:子ども家庭支援センターは東京都の子育て支援事業のひとつで、都内の各自治体に設置されています。「子ども家庭支援センターすこやか」は2001(平成13)年にオープンし、昨年で来館者150万人を達成しました。特徴は、「国領駅前にある」「延べ面積1500平方メートルで広い」「ワンストップ型のサービスを提供している総合拠点なので、いろいろなサービスが利用できる」の3つ。事業としては、ショートステイやトワイライトステイなどの預かり事業、親子交流事業、解放事業、相談事業、サークルや講座などの情報提供、産前産後のヘルパー派遣事業、講座事業などを展開しています。

飲食ができる「ひよこルーム」
飲食ができる「ひよこルーム」

――館内にはどのようなスペースがありますか?

施設長さん:一般の方が自由に出入りできる開放スペース「屋根のある公園」には、おもちゃで遊べる「かるがも・らっこルーム」、畳敷きで赤ちゃんが安心してゆったり過ごせる「めだかルーム」、飲食ができる「ひよこルーム」、小学生以上のお子さんのための「こあらルーム」があります。「らっこルーム」が一番広くて、隣の「かるがもルーム」と合わせると約250平方メートルという広さ。パーテーションで仕切って使うこともできます。公園にはプラレールや乗り物、ボールプール、ブロック、おままごと道具など、常時6~7種類の遊具を用意しています。
開放部分のほか、預かり事業のための保育用食堂や宿泊室、体重や身長を計測できる保健室、相談室などがあり、廊下やロビーには、イベントやサークルなどの情報をたくさん掲示しています。

月齢に応じて親子の交流事業を開催

おままごと道具で遊ぶ親子
おままごと道具で遊ぶ親子

――「屋根のある公園」の利用方法を教えてください。

施設長さん:広場の利用時間は9時~17時まで。入館時に受付で入館カードを提示していただければ、市外の方も含めて自由に利用できます。カードはお子様につき1枚、所定の用紙にご住所やお名前などを書いていただければ、その場ですぐに発行します。

利用にあたっては、小学校就学前のお子さんは保護者の同伴が必要です。主に3歳未満の子が遊びにくる空間なので、保護者の方にはお子さんから目を離さないようにしてもらい、滑って転倒しないように子どもたちには裸足で過ごしてもらっています。それから、広場の遊具は入れ替えをして衛生管理しながら提供しているので、毎日必ず同じおもちゃで遊べるわけではありません。

お母さん同士のつながりをつくる場にもなっている交流事業「コロコロパンダ」
お母さん同士のつながりをつくる場にもなっている交流事業「コロコロパンダ」

――「屋根のある公園」で実施していらっしゃる交流事業、「コロコロパンダ」、「にこにこ・すくすくパンダ」はどのような内容ですか?

施設長さん:「コロコロパンダ」は3ヶ月~1歳未満の赤ちゃんと保護者の方が対象です。当館を含めて市内6カ所で開催していて、すこやかでは第1月曜が3ヶ月~4か月、第2月曜が5ヶ月~6ヶ月と月齢を分けています。内容は、赤ちゃん体操、歌・手遊びなどの親子遊びをしてから、お母さんたちがテーマに沿って話し合うグループワークという流れ。お母さんたちの孤独を防ぎ、つながりを作ることも「コロコロパンダ」の目的のひとつですが、出産してから初めての外出という方もいます。グループワークを通して共感し合ったり、情報交換をしたり、お友達ができたりと、お母さんたちにとって楽しい場所になっているようです。この親子遊びとグループワークを基本としながら、20分ほどのミニ講座を交えることもあります。

「にこにこパンダ」は1歳~1歳半まで、「すくすくパンダ」は1歳半~3歳までのお子さんと保護者の方が対象です。さらに月齢に応じて「にこにこパンダ」は2クラス、「すくすくパンダ」は5クラスに分け、3ヶ月をワンクールとしてそれぞれ月1~2回開催しています。「コロコロパンダ」は申し込み不要でどの会場でも自由に参加できますが、こちらは定員があるため予約制です。親子遊びとグループワークという流れは同じです。ただ、月齢によってできることが違うので、クラスによって遊びの内容が違います。工作でも、3歳ならハサミを使えますが、1歳は新聞をちぎって制作をします。

「エンゼル大学」や「ほんわか市」などのイベントも多数開催

ロビー
ロビー

――相談コーナーではどのような相談を受け付けていますか?

施設長さん:身長や体重の伸び悩みや離乳食が進まないなど、小さなものから大きなものまで、さまざまなご相談を受け付けています。すこやかには心理士や看護師などの専門職が常駐していますので、まず相談担当員がお話を伺ってから、内容によってはこれらの専門職につなぐことができます。あるいは保健室の看護師から心理士につなぐ場合もあります。基本的にはいつでも気軽に相談できますが、面談室が使用中の場合も多いので、お電話で予約してもらうのが確実です。

壁の飾りもにぎやか
壁の飾りもにぎやか

――子育てに関しての講座、「エンゼル大学」についても教えてください。

施設長さん:およそ月1回、トイレットトレーニングや離乳食、おむつ外しなど、お母さんたちにとって関心が高いテーマで開催しています。こうした毎年定番のテーマのほか、ヨガのようなリフレッシュのための講座、救命講座、怒鳴らない子育て、初産が35歳以上のお母さんたちが集うアラフォーママのカフェなど、いろいろな企画があります。特にトイレットトレーニングは人気が高く、抽選するほどの人気です。

育児書を見たりして、「この年齢にはこれができなければいけない」と追いつめられてしまうお母さんもいて、「焦らなくても大丈夫」「無理のない範囲でやればいいんですよ」とお話しすると、「これでいいんだ」と安心できる。トイレットトレーニングの講座でも、「早くやらなきゃと思っていたけれど、話を聞いたらまだ大丈夫だと安心した」という声を聞きます。その子なりの成長の段階があると背中を押され、ホッとできるようです。

廊下にはイベントやサークルなどの情報が掲示されている
廊下にはイベントやサークルなどの情報が掲示されている

――「ほんわか市」とはどういったイベントですか?

施設長さん:「ほんわか市」は、おもちゃや洋服、絵本など子ども用品のフリーマーケットです。エントランスのあたりにブースを設けます。出店料をいただかないのですごく人気で、出店者を毎回抽選で決めるほど。年4回の開催ですが、もっと増やしてほしいという要望もたくさんいただいています。だいぶ定着して、日曜の10時から12時半までという開催時間には、開始と同時にたくさんの方が集まってきて、昼前は品物がなくなってしまいます。上級者の方は見せ方が年々レベルアップして、まるでプロのお店のよう。欲しいものが安く手に入る、お母さん同士のやりとりが楽しい、天候に左右されないといったところも人気の理由のようです。売れ残ったものはロビーの「ゆずってゆずりますコーナー」でお知らせできるので、そこを上手に利用されている方もいます。

乗り物やボールプールなど遊具が充実
乗り物やボールプールなど遊具が充実

――そのほかのイベントも多彩ですね。

施設長さん:平日は絵本の読み聞かせ、歌や踊りなどの「おたのしみタイム」があり、自由に参加できます。お父さんとお祖父ちゃん、お子さんだけが参加できる「パパひろば」という外出企画もほぼ月1回開催していて、遊園地やブルーベリー摘みなどいろいろなところへ出掛けています。

大きなイベントとしては、夏祭り、秋の運動会、クリスマス会という3大イベントがあります。夏祭りでは、広場を模擬店の並んだ夏祭り会場に見立てて遊び、神輿や盆踊りもあります。来場者は多い時で700~800人ほど。運動会では、1~3歳の年齢別に競技をして遊びます。クリスマス会では、歌や劇の披露があったり、すこやかのマスコットキャラクター「すこちゃん」の着ぐるみやサンタが登場したり、職員と市民が協力して盛り上げます。

子育てしやすく親子で楽しめるスポットも

「国領」駅南口前
「国領」駅南口前

――国領エリアの子育て環境やお気に入りスポットについて教えてください。

施設長さん:「国領」駅周辺はここ数年の再開発でがらりと変わりました。スーパーマーケットやドラッグストア、保育施設が充実し、小学校、中学校も近いなど、いろいろな面から便利だと思います。施設周辺には小さな公園が複数あり、ちょっと足を延ばせば大きな公園もあります。

すこやかを受託している調布市社会福祉事業団の事業所が今年、駅の東側に移転し、その中に「ほっとれ~る」というベーカリー&カフェがオープンしましたが、京王線が地下にもぐるトンネルの上にあるので、目の前で電車が地下に入って出てくる様子が見られます。電車好きのお子さんにはたまらないお店で、子育て世帯のお母さんにすごく人気がありますよ。

――国領エリアに住むことを検討していらっしゃる方へメッセージをお願いいたします。

施設長さん:駅周辺にいろいろな施設が集まっているエリアなので、たいていの用事は国領エリアで済ませられます。すこやかを利用されていてよそに引っ越された方からお礼のお手紙をいただいたことがありますが、この施設をフル活用して子育てを楽しまれている方も大勢いらっしゃいます。とても生活しやすい街だと思いますよ。

調布市子ども家庭支援センターすこやか
調布市子ども家庭支援センターすこやか

調布市子ども家庭支援センター すこやか

施設長 施設長さん
所在地 :東京都調布市国領町3-1-38 ココスクエア 2F
電話番号:042-481-7733(代)
URL:http://www.jigyodan-chofu.com/sukoyaka/
※この情報は2017(平成29)年6月時点のものです。