小金井市子ども家庭部インタビュー

子どもがのびやかに成長できる街を目指す「小金井市役所」の取り組み

子ども家庭部の皆さま
子ども家庭部の皆さま

再開発によって整備された「武蔵小金井」駅周辺には複数の商業施設が建ち並ぶ利便性の高い街として知られる一方で、生活の中で自然とふれあう機会にも恵まれた住みやすい街として人気が高い。住みやすさの理由はそうした環境面だけでなく、市の積極的な取り組みによっても生み出されており、特に子育て事業に関する取り組みには定評がある。今回は、市の子育て事業を推進する小金井市役所子ども家庭部の皆さんに実際の取り組みについてお話をうかがった。

 

子どもの成長にあわせた長期的な子育て支援

子育て支援課子育て支援係 福井係長
子育て支援課子育て支援係 福井係長

――小金井市では、どのような子育て支援の取り組みをおこなっているのでしょうか。

福井係長:子どもと子育て家庭に関する総合的な計画である「のびゆくこどもプラン 小金井」に基づき、子どもの幸福と権利保障を第一に小金井市の子育ち、子育て支援を推進していくことを基本理念として、100以上の事業を実施しています。具体的な取り組み内容としては、妊娠期には妊婦健診事業。出産直後では新生児訪問事業や育児支援ヘルパー派遣事業。乳幼児期には子ども家庭支援センターや児童館・学童などでのひろば事業、ファミリー・サポート・センター事業の他、保育所や幼稚園などでの教育保育の施設関係があります。その後、就学期に入ると小中学校での学校教育、学童保育所なども関係してきます。このように妊娠期、出産期、子育て期と切れ目なく子育て支援をおこなっています。

 

環境を活かし、人をつなぐさまざまな取り組み

プレーパークで遊ぶ子どもたち
プレーパークで遊ぶ子どもたち

――「プレ―パーク事業」について教えてください。

田中係長:プレーパーク事業については、2015(平成27)年の6月から市内2か所で実施しています。学芸大学のプレーパークの敷地内で週4日間、10時から17時に開設している「いけとおがわプレーパーク」。同じく金曜日の10時から17時に「都立武蔵野公園」で「くじらやまプレーパーク」というのをやっております。基本的には0歳から18歳までの子どもたちの健全育成事業となっておりまして、子どもの自由な発想で自由に遊べる冒険遊び場で感性や生きる力を磨くこと、安心して遊べる魅力ある環境を作ることが目的となっています。

もともとプレーパークの取り組みは公民館講座の冒険遊び場づくりに参加した市民を中心とした「NPO法人こがねい子ども遊パーク」が、学芸大学の先生と一緒に週1~3回ほど行っていたものだったのですが、2012(平成24)年に市民から市議会へ小金井市内で常設のプレーパークを作ってほしいという陳情が出まして、それに対して市が応えるという形で作るという話になりました。しかし、市内に適地が他になかったことから、市が大学と協定を結び敷地を使用させていただいて行うということで、現在のかたちになっています。

――実際、プレーパークではどのようなことをおこなっているのでしょうか。

田中係長:池などの自然がある場所で自由に遊んでいただく野外遊びと、定例的な季節のイベントなどをおこなっています。昔遊びのベーゴマや遊びの中で防災を学ぶ飯ごう炊飯体験、また地域の健全育成地区委員の方にも協力していただいて市の新春たこあげ大会に参加する凧を手作りで作るというイベントなどを開催しています。

学童保育所のひろば事業の取り組み
学童保育所のひろば事業の取り組み

――続いて、学童に関する取り組みについて教えてください。

越係長:市内には小学校が9校あり、それぞれの学区ごとに学童保育所が9施設あります。基本的には学童保育所は、放課後に小学生のお子さんを保育する場所ですが、小学生が来る前の午前中は、地域の乳幼児及び保護者の相互交流のための居場所として活用しています。週3回「子育てひろば」を行っておりますので、お友だちを作ったり、また保護者の方が顔見知りになり「また来週来ようね」といったつながりを持っていただけたらと思います。

 「子育てに関する情報が知りたい」ということであれば、職員も情報を提供しておりますので、例えば、乳幼児の検診や予防接種について知りたいというときは、保健センターをご案内したり、子育てに関して何か相談事があるときは、子ども家庭支援センターや児童館で行っている相談事業をご案内するなど、橋渡し的な役割も担っております。ぜひ一度遊びにお越しいただいて、自由に遊んだり、おしゃべりをしたり、お気軽に利用していただけばと思います。

 

積極的な市民参加が魅力的な子育て環境をつくる

子育て・子育ち支援サイト「のびのびーの!」
子育て・子育ち支援サイト「のびのびーの!」

――小金井市ならではの魅力や取り組みはどのようなものでしょうか。

福井係長:小金井市の特徴としまして、子どもに関する市民活動が盛んだと感じています。子どもや子育て関係のイベントが数多くおこなわれており、特に30歳から40歳代の子育て世代の方々が活動に参加し、市民主導のイベントが数多く行われています。主体的に地域に参加し、地域を作り上げていく子育て世代の方が多くいらっしゃいますね。親子が参加することで楽しく暮らせる街、ともに参加する楽しみがある街だと言えるのではないかと考えています。

 また、市内の子育て活動団体と市が協働で「小金井子育て・子育ち支援ネットワーク協議会」を運営しています。現在約60団体が参加しており、子育て・子育ち支援サイト「のびのびーの!」の構築・運営をおこなったり、子育て関係の団体が集まって展示や実演体験をおこなう「子育てメッセ」というイベントを実施しています。それから小金井市で作成している子育て情報誌には、作成過程で市民の方が参加されており、内容面でも市民や地域に関する情報が盛り込まれていることは特徴的ですね。

 

地域のみんなで協力し、子育てを応援する小金井市

小金井市たこあげ大会
小金井市たこあげ大会

――小金井市は子育てをする環境としていかがですか。

中島係長:小金井市はコンパクトな市ですが、都立公園をはじめ休日に保護者が子どもを連れて遊びにいける場所がいくつもあり、車を使わなくてもそういった場所に行きやすいのはメリットだと思いますね。

千葉主査:市には、さまざまなご相談を承る保育コンシェルジュという職員がいますので、保育園の状況を知りたいといった方に対しても保護者目線でのご相談も承れる環境も整えていますので、ぜひご利用いただきたいです。

越係長:学童で言いますと、年に1回、市の事業として9学童対抗のドッジボール大会を行っていてすごく盛り上がりますし、また学童の父母会も9つあり、大運動会を開催するなど、かなり活発に活動されている印象があります。また、「小金井公園」や「野川公園」など緑も多く、1日いても過ごせるような場所があり、遊び場がたくさんあるのがいいなと思っています。

田中係長:市内に4か所児童館があり、夏休みには都立武蔵野公園で小学生を対象にしたわんぱく団・わんぱく夏まつり、そして月1回、「わんぱく号」という車を持っていき、公園に来ている親御さんとお餅つきやおだんご作りなどを行う移動児童館という事業を行っています。また都立小金井公園を会場に「小金井市新春たこあげ大会」や「なかよし市民まつり」など、乳幼児~小学生とその親御さんが気軽に参加できるイベントを毎年開催していることも特徴なのかなと思います。そういった場所に顔を出して、つながりを広げていただけるという点がアピールポイントなのかなとも思いますね。

福井係長:子どもをのびのびと育てることができる環境、そして先ほどから出ているようにイベントが多いことはアピールポイントだと思います。イベントも遊びを楽しむものだけでなく学びに関するイベントも結構あり、遊びながら学べるような環境もあります。

 

小金井市子ども支援課
小金井市子ども支援課

小金井市役所こども家庭部

子育て支援課子育て支援係 福井 英雄係長
保育課保育係 中島 良浩係長
保育課主査 千葉 祐生主査
児童青少年課児童青少年係 田中 克知係長
児童青少年課学童保育係 越 元宏係長

所在地 :〒184-8504 東京都小金井市本町6丁目6番3号
TEL :042-383-1111(代表)
※この情報は2017(平成29)年1月時点のものです。