作りたての小平名産「小平糧うどん」を文化財の古民家で味わう贅沢な時間

小平糧うどん

小平糧うどん
小平糧うどん

遊歩道沿いにある「小平ふるさと村」では、「武蔵野手打ちうどん保存・普及会」の会員が作る美味しい「小平糧うどん」が味わえる。「昔の小平には農家が多かったので、どの家でもうどんを作っていました。かつては、『うどんが作れなければお嫁にいけないよ』という冗談があったくらいです」と、会員の1人が教えてくれた。同会は、小平糧うどんを後世に残したいと考えた国学院大学名誉教授の故加藤会長が中心になって作られたそうだ。

小平糧うどん
小平糧うどん

「小平ふるさと村」にある文化財の「旧神山家住宅主屋」が食堂に使われる。暖簾をくぐると、目の前に台所が広がり、その横に小上がりの座敷がある。座布団とテーブルのシンプルな佇まいで、どこか懐かしい雰囲気がする。

小平糧うどん
小平糧うどん

うどん工房は古民家の隣にある。「当初は古民家の中でうどんを作ろうと考えましたが、文化財なので断念。そこで、隣にうどん工房を建てることにしました」という経緯が。ここで会員の方々は、11時開店に向け、朝9時から支度をはじめる。塩水とうどん粉を混ぜるため、ビニールの上で一生懸命に足を動かす。1回に200回ほど踏みつけ、3回~4回目になるとグルテン化され、もちもちの状態になる。続いて、空気を抜く「練りなおし」と呼ばれる工程を経て、最後に棒を使って生地を伸ばす。会員の皆さんの表情は真剣そのものだ。

小平糧うどん
小平糧うどん

3mmから4mmの厚さに伸ばした生地を、包丁で食べやすい大きさに切る。1食分に小分けにして、1日50食分を準備。うどんは大きな釜で10分ほど茹でる。1度に15人前も作ることができるというほど釜は大きい。茹で上がるまでの間に、温かいつゆと、糧と呼ばれる野菜の盛り合わせが用意される。そして茹で上がったうどんをケースに入れ、目の前の古民家で待つお客さんの元に運ぶ。

小平糧うどん
小平糧うどん

うどんはコシが強く、つるつるして柔らかい。つゆに糧(野菜)を入れ、うどんと一緒に食べる。古民家の落ち着いた雰囲気と、外を流れる小川のせせらぎが、とっても贅沢な時間を演出してくれる。 「武蔵野手打ちうどん保存・普及会」は1988(昭和63)年に作られた。現在でも会員を募集しているそうだ。「小平ふるさと村」で「小平糧うどん」の文化を伝える活動以外にも、小平市の小学校でうどんの作り方を教えることもあるそうだ。

小平糧うどん
所在地:東京都小平市天神町3-9-1 
電話番号:042-345-8155(小平ふるさと村)
http://kodaira-furusatomura.jp/kateudon

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