都内名門大の付属中高一貫校法政大学中学高等学校

1936（昭和11）年に創立した前身校「法政大学第一中学高等学校」から80年以上の歴史を持つ「法政大学中学高等学校」。2007（平成19）年の校地移転と共学化を経て、日本国憲法と1947年制定の教育基本法、子どもの権利条約の理念と精神に則り、「安全・安心」「信頼と共同」「対話と討論」を重視した教育づくりに取り組んでいる。

「基本的人権の尊重」、「平和で安全に生きる権利の保障」、「他者への寛容と共生、連帯の追求」を達成するため、自立的で豊かな人間性に満ちた個人の育成、主体的な判断力・行動力を備えた有為な市民の養成が必要であると考え、「法政大学中学高等学校」では、法政大学の「自由と進歩」、法政大学第一中学高等学校からつづく「自主・自律」の精神を追求し、世界と日本の未来を創造する人間を育てることをめざし教育目標を定めている。その目標は「日本国憲法が定める基本的人権を尊重し、平和で民主的な社会の形成に資する主権者を育てる」、「法政大学の校風として育まれた『自由と進歩』を体現する主体的で創造的な人間を育てる」、「豊かな知性と教養、健康な心と身体、思考力と判断力を有する人間を育てる」の3つ。

在籍生の多くが法政大学へ進学するのだが、付属校のメリットをいかした、進路指導が充実している点も魅力の一つ。大学見学や説明会、卒業生による講演をはじめ、法政大学推薦入学の内定後、高3の3学期には、論文やレポート作成など、大学進学に向けてさまざまな取り組みを行っている。高校1年生では市ヶ谷・多摩・小金井の3キャンパスを見学し、各学部の教授から直に話を聞く機会が設けられる。その経験は生徒一人ひとりが自分の進むべき道、将来を考えるきっかけにつながる。また、高校2年時にはＯＢ・ＯＧ講演会を開いている。法政大学に進学した先輩たちがどんな夢や目標を持ち、大学でどんなことを学んでいるのか、高校時代にどんなことが大切なのかをテーマに講演する。自分の人生とじっくり向き合える、やりたいことに集中出来る時間があるのは、附属校のメリット。そんな高校が生活圏内にあるのは子育て世代にはポイントが高いのではないだろうか。

法政大学中学高等学校
所在地：東京都三鷹市牟礼4-3-1
電話番号：0422-79-6230
http://www.hosei.ed.jp/