地下鉄に見て触れて学べる参加型博物館

地下鉄博物館

地下鉄東西線「葛西」駅の高架下にある「地下鉄博物館」。設立の目的は、「小中学生などの若い世代の人に地下鉄をより深く理解してもらいたい」というもの。地下鉄の歴史から新しい技術まで幅広く展示されている。「見て・触れて・動かして」と、3拍子そろった参加型のミュージアムだ。

外観
外観

地下鉄の歴史は古い。世界に目を向けると、イギリスロンドンは1986年に地下鉄を開通させた。日本は、1927(昭和2)年12月30日に上野~浅草間で全長2.2kmの地下鉄を開通させている。ミュージアムでは、そんな地下鉄の建設技術を見ることができる。トンネルを掘るドリルや工事の様子が展示されていて、その迫力には驚かされる。「当時の人たちはこれだけの大工事を実現させたんです。凄いですよね」と、館内を案内してくれた河村氏も感慨深げに語ってくれた。

掘削ドリル
掘削ドリル

「こちらが、当時の銀座線の車両です」と案内されたのは、山吹色を基調とした明るい車両。地下鉄の中は暗いので、車両の色だけでも明るくしたのだろう。この車両は重要文化財にも指定されているそうだ。ちなみに、このデザインを参考にした車両が2両だけ、今の銀座線を走っているそうだ。車両が置かれている横には、レトロなプラットフォームがある。「当時の上野駅を再現しました。このレンガは本物ですよ」というように、広告やベンチなどから昭和の匂いがする。

重要文化財にもなっている銀座線の車両
重要文化財にもなっている銀座線の車両

鉄道の最新技術に触れることのできる体験コーナーは子どもたちに大人気。中でも人気なのは、操縦に合わせて車両が動く「千代田線シミュレーター」だ。本物と同じ電車の運転台に立つ子どもは、急ブレーキやスピードの出し過ぎがないように真剣な表情だ。

運転シミュレーター
運転シミュレーター

地下鉄東西線のリアル運行情報も展示されていた。三鷹駅から西船橋駅までの路線を30台以上が動いている。「この電車は車庫に向かってますね」と、路線のことを少し勉強してから見ると、楽しさも倍増する。

東西線のリアルな運行情報を確認できる
東西線のリアルな運行情報を確認できる

館内には鉄道の模型が展示されている。「季節ごとにいろいろなイベントを開催しています」というように、ゴールデンウイークや夏休みなど、子どもたちの大型連休に合わせたイベントには定評がある。

地下鉄博物館
所在地:東京都江戸川区東葛西6-3-1 
電話番号:03-3878-5011
開館時間:10:00~17:00(入館は~16:30)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日、ただし8月第2・3週目の月曜日は開館)、年末年始(12月30日~1月3日)
入館料:大人 210円、子ども(満4歳~中学生)100円
http://www.chikahaku.jp/

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