素材を活かした和菓子を作り続ける職人のこだわり

御菓子所ちもと

懐かしい雰囲気の門構え
懐かしい雰囲気の門構え

東急東横線「都立大学」駅から徒歩3分ほど、「御菓子所ちもと」は1965(昭和40)年に創業した和菓子屋だ。懐かしい雰囲気の門構えを抜けて中に入ると、和モダンでシックな雰囲気に思わず息をのむ。落ち着いた灯かりに照らされた店内には、左手に和菓子のショーケース、右手に喫茶スペースが配置されている。「新潟から上京した父親は、和菓子屋で修行を積み、暖簾分けでこの店を出しました」と、二代目店主の石原さんが教えてくれた。全国にある「ちもと」の名を掲げる和菓子屋の多くは、同じルーツをもつのだとか。

看板商品の「八雲もち」
看板商品の「八雲もち」

先代が生み出した「八雲もち」は看板商品で、当時はまだ珍しかったナッツを加えているのが特徴だそうだ。早い時には昼過ぎに売り切れになってしまうそうで、訪れた日も売り切れと知って残念そうにしているお客さんを見かけた。

その美味しさは一口食べれば明らか、とても柔らかい食感と上品な甘さが絶妙だ。「特別なことはしていません。いい食材を仕入れ、今まで通りに作るだけです。味にこだわるからこそ絶対に大量生産もしません。」と店主が品質にこだわる思いを聞かせてくれた。

上生菓子が並ぶショーケース
上生菓子が並ぶショーケース

店頭にはお抹茶菓子といわれる、上生菓子が季節を彩るように並ぶ。お茶の世界との繋がりは古いそうで、お茶の先生にお届けもしているとのこと。しかし、お抹茶菓子だけを扱う敷居の高い店にはしたくないという思いから、「八雲もち」や団子といった朝生といわれる菓子も作り始めたそうだ。

素材を活かした和菓子
素材を活かした和菓子

たっぷりの餡をまとったお団子も、食材のありのままを伝える「ちもと」の流儀で、甘すぎずに素材本来の味が楽しめる。また、店主がおすすめする人気商品「わらび餅」は奈良県の農園から買い付けた本物のわらびを使用、味はもちろん食感も別格だ。

夏には店内でかき氷が楽しめる
夏には店内でかき氷が楽しめる

「最近は夏になるとかき氷が人気です」と店主。インスタ映えするとSNSの評判が高いかき氷は、例年7月の中旬ころから販売を始めるそうだ。

御菓子所ちもと
所在地:東京都目黒区八雲1-4-6 
電話番号:03-3718-4643
営業時間:10:00~18:00(L.O.17:30)
定休日:木曜日(8月29日~9月1日は連休)
http://chimoto-yagumomochi.com/

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